ベトナムの麺で有名なのがフォーですが、他にもブン、フーティウ、タピオカ麺、卵麺など色々な種類の麺があり、味や食べ方も様々です。
中でも、ブン、フーティウは、南部ではフォー以上によく食べられており、道端で見かけるお店も多いです。
特にブンは、フォーに比べてさまざまなバリエーションがあります。
(ブンも米粉を原料としていますが、切り麺のフォーに対して、ブンはツルツルした押し出し麺という特徴があります。フォーは一般的に平麺ですが、ブンはストレート麺や縮れ麺と調理によって使い分けることができるため、料理の幅が非常に広くなり調理に融通が利くので、様々な料理に使われている国民食となります。麺料理としてだけでなく、野菜や肉とライスペーパーに包んで春巻きとして食べたりもします。)
(ブン料理は大きく分けて「スープあり」と「スープなし」、そして「つけ麺」があります。全て合わせると10を軽く超える種類があり、更にその土地でしか食べるのが難しい郷土料理もあります。)
そしてフーティウは、中国人がカンボジアで広めた麺がベトナムに持ち込まれたとされる、ビーフンの様な形状の米麺です。麺は水に浸けた米をすりつぶし、薄くクレープ状に引き伸ばして蒸したものをカットして作ります。更に蒸したものを一度天日干しし乾燥させることで、フォーにはない「コシ」が出ますので、コシ、歯ごたえを好む日本人の間ではフーティウの人気が高かったりします。
そんなブン、フーティウですが、観光客の方ももちろん、在住者の方でもまだまだ食べたことがない料理がたくさんあるのではないでしょうか。
今回は、私が路上で見つけたブン、フーティウ料理をご紹介します。
その1・ブンタイ(タイ風スープのベトナム米麺)
初めにご紹介するのはbun thai(タイ風スープのベトナム米麺)です。
道を歩いていたところ、この屋台が若者でとても賑わっており、食べてみることにしました。
値段は35,000VND。
タイ風の甘酸っぱいスープに、えび、豚肉、空芯菜、いかなどが乗っています。
スープは少しだけ辛いです。辛さを聞かれたので、辛いのが好きな人はそう伝えれば調整できます。
スープも含めておいしかったので、ほとんど飲み干してしまいました。
ブンのくせのなさが、どんなスープにもマッチして素晴らしいと思います。
夜だけの営業なので注意です。bun thaiはあまりみかけませんがとてもおいしくておすすめなので、お店を見かけたらぜひトライしてみてください!
BUN THAI SIEU CAY
住所: 640 su vanh hanh,q10
その2・フーティウタイラン(タイ風フーティウ)
bun thaiがおいしかったなあと思っていたら、次はフーティウタイラン(タイ風フーティウ)のお店に通り掛かりました。
すごく賑わっており、ちょっとびっくりするぐらい行列ができています。お店に入るのは時間がかかりそうなので、後日デリバリーしてみました。
こちらがhu tieu pi thaiというお店の名前を冠したフーティウ75,000VNDです。
牛で出汁をとったスープに、豚のレバー、タン、フライドガーリック、ピーナッツ、香草、野菜などが載っています。
あっさりしてとても食べやすく、フーティウの甘いスープが苦手という方にもおすすめです。肉が結構たくさん載っているので食べ応えもあり。
ちなみに、別添の甘辛チリソースをかけるとかなりタイっぽい味わいになります。
こちらも新鮮な味わいだったので、普通のベトナム料理に飽きた際にぜひチャレンジしてみてください。
hu tieu thai lan pi thai
住所:112 cao thang, Q3
営業時間:6:30-21:00
まとめ
以上、変わり種フーティウ、ブンのお店のご紹介でした。道を歩いているだけでいろんなお店があり面白いですね。ベトナム料理といってもさまざまなものがあるので、知らない料理を見かけたらぜひトライしてみてください。