ホーチミン在住ライター渋澤怜が、「ホーチミンお宅探訪」と題し、ホーチミンの様々な賃貸物件をレポするこの連載。
第6回は、タンビン区に住んでいる友人のお部屋をご紹介します。
600万ドン台なのにジム、コワーキングスペース、ルーフトップもついている、とてもお得な物件です。
タンビン区エリア・外観
タンビン区は、ホーチミン1・3区から見て北側、huong sa通りと truong sa通りに挟まれた川の更に向こう側にあるエリアです。タンソンニャット空港も含まれています。
3区の北側から空港へ向けてつながる、Le van sy通りという大変大きくて長い通りがあり、友人の家はその通り沿いにあります。
(白い建物が3つあるうちの一番右です)
ベトナムのローカルエリアによくある、いわゆる普通のサービスアパートメントに見えますが、ここにジム、コワーキングスペース、ルーフトップもついているなんてちょっとびっくりです。
中の様子
中に入ると、広々とした受付と駐車場があります。バイクが停めやすいのは大事なポイントです。また、受付にはほぼ常に人がいるので、セキュリティ面でも安心です。
ひとつ上の階には、確かにジムがあります!
こぢんまりとしていますが、逆にこの規模だとコロナでジムが営業停止になった際も、使用不可にならないので、穴場だったりします。
廊下と仕切られていないし、外にも面しているので、暑そうではありますが、コロナで外に出られなくなった際は貴重な運動場所。
廊下にはこんな感じでコワーキングスペースがあります。
これまた、廊下と仕切られていないし冷房も無いので、暑そうではありますが、コロナの際は自室以外の居場所で気分転換できることが大事なので、ここは貴重です。
それではお部屋を見ていきます。
こんな感じで、部屋と一体になってベッド、机、テレビ台、クローゼット等がしつえられていて、コンパクトながら無駄がない感じです。
床はきれいなフローリングです。この価格だとベトナム式のタイル床が多いのですが、これはうれしいですね。
友人は「シャワーを浴びた時にトイレまで水浸しにならない」のをとても重視していたので、このシャワーと洗面エリアの段差が大事だそう。洗面所の床もフローリングなのはポイント高いですね。
ちなみに窓は、キッチン横と、洗面所についていますが、どちらも廊下に通じるもので、外が見えるわけではないです。私は日当たりと窓の大きさを重視するので、ここは妥協できないのですが、友人はそこまで気にならないそうです。
そして、こちらが屋上です!
広々していて日当たりも良いです。座るところもたくさんあるので、のんびりできますね。
この家は大通り沿いに位置してはいますが、建物がだいぶ奥まったところにあるので、バイクの騒音もあまりなく、くつろげそうです。
住んでいる人の感想
そんなお値打ちハウスに5ヶ月ほど住んでいる友人に、住んでみた感想を聞いてみました。
■いいところ
・家賃は、コロナ割や交渉の結果、640万ドンになり、とてもお得(通常時は高いようです)
・レセプションがとても丁寧。
・他のスタッフもいい人ばかり(警備員とベトナム将棋をするレベル)
・この価格なのにジム付き・コワーキングスペース・ルーフトップあり
・毎日洗濯依頼可能(友人は自分で洗濯するのが本当に嫌だそうで、ここは重要ポイントだそうです)
・何かあれば24時間?レセプションが対応。すぐ部屋に来てくれる
■イマイチなところ
・立地がやや不便(今はコロナなのでそうでもありませんが、Le van sy通りは通勤時にとても混むようです)
・部屋がコンパクト
・窓が小さい
とにかくレセプションの方が親切で、イマイチなポイントをカバーしてあまりあるようです。
大きいレジデンスだと、対応が遅かったり杓子定規だったりすることもありますが、ローカルの良さが感じられる良い物件ですね。
まとめ
以上、タンビン区のお得な物件をご紹介しました。
今後もこの連載では、ホーチミンの様々な賃貸物件を紹介していきます。
家賃が高い家、低い家、外国人向け、ローカル向け、立地……ホーチミン在住の日本人が住む家のバリエーションの広さを味わっていただければ嬉しいです。
