知らなきゃ損するベトナムの驚き物価事情
2023年5月16日更新
東南アジアに位置するベトナムは、日本からみると、物価はどれも非常に安く感じます。日本は近年アベノミクス効果、及びドル高によって円安傾向にあり、2015年8月現在で約1ドル=124円。当面は円安基調が続くと思われます。
しかし、ベトナムはまだまだサラリーマンの平均月収は300~700ドルの時代。現在の円を現地に持ち込んでも、十分安く感じることができるでしょう。
すべてが安い……というわけではない
とはいっても、すべてが日本よりも割安というわけではありません。また、近年著しい発展を遂げているベトナムでは、いわゆる成金や事業に成功した富裕層も増加傾向。中間所得者層から富裕層向けのカフェやレストランは、やはり私たちからみても高いと感じます。
そこで、今回は、ベトナム旅行前に覚えておきたいベトナムのとある物価事情をご紹介したいと思います。
ピックアップ
コーヒーの一杯の値段
ベトナムでは路上で飲めるコーヒーは、一杯約60円。これが学生が多く集うお洒落カフェになると、一杯150円程度に上がります。そして、冷房が効いている高級カフェチェーン店となると、一杯の値段はおよそ350円程度。冷房が効いているというだけで、約6倍も値段が跳ね上がります。もちろん、お店側もコーヒー豆を厳選したり、焙煎にこだわりをいれたりしているのでしょうが、いかんせん値段のギャップが気になります。おそらく旅行者も、この手の高級カフェに入ってしまったら、「えっ、日本よりも高くない?」と戸惑うこともあるでしょう。
フォー一杯の値段
フォーはベトナムの国民食。日本でもヘルシー料理という肩書きで上陸し、女性の間で人気となりましたね。そのフォーの値段は、ホーチミンの1区中心であれば、約300円。牛丼の並盛程度といった印象で、「そこまで安くないじゃん」と考える方も多くいるでしょう。
しかし、これが道端の屋台、もしくはホーチミン市中心から少し外れたところであれば、値段はぐっと下がって、一杯約150円程度となります。およそ半額ですね。味が変わるわけではなく、300円に吊り上げているのは、主に立地と空調代となります。
食堂&屋台とレストランの比較
ベトナム旅行者の中には、ローカル食堂で現地のベトナム人と混じって食事をしたいと考える方もいらっしゃいます。食堂ではフォーやブンといった麺類をはじめ、肉や惣菜をご飯の上にのせてかっ込む皿飯や、ベトナム人女性が愛してやまないスイーツ・チェーなどを楽しむことができます。
これらを食べたときにかかる予算は、およそ100円から250円程度。皿飯で250円分食べようものならば、間違いなく男性でもお腹一杯となります。
しかし、これがレストランとなると、値段は打って変わります。
例えば、ベトナムの伝統料理である「生春巻き」は、路上では5本一皿で約100円ちょっとに対して、レストランでは500円します。皿飯に登場する「魚の煮付け」は、食堂では白米がついて120円に対し、レストランでは単品で500円から600円するでしょう。続いて、最近ホーチミン市内の旅行客向けレストランでメニューにのりはじめた「バン・チャン・ヌン」。南部高原地帯ダラット発祥のストリートフードです。ベトナム人の子供や若者が大好きな屋台グルメですが、屋台での値段は40円から60円程度。しかし、これがレストランとなると、10倍程度跳ね上がります。
まとめ
せっかく物価の安いホーチミン旅行に来ても、旅行者向けのレストランばかり行っては、ちっとも安く感じられることはないでしょう。中級レベルのレストランで食事をするのであれば、思い切って予算の節約がてら、食堂や屋台料理を楽しんでみてはいかがですか。そして、滞在中一度か二度、高級レストランで食事をしてみてください。高級レストランであれば、値段は確かに高くなりますが、それでも日本では日ごろ味わえない、高級感漂う雰囲気と異国情緒を感じることができます。
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