ホーチミンの女性一人暮らしはどんな感じ?
2023年5月16日更新
最近続々と日本人が増えているベトナム、ホーチミン。旅行者のみならず、駐在やロングステイ、ノマドワークなどで居住、滞在する方も多くなっています。
はじめて海外で一人暮らしをする方は、なにかと不安なことが多いと思います。それが、女性一人ならなおさらです。
私も、2018年8月からホーチミンで一人暮らしをしていますが、「初海外居住」「日本人の同僚はゼロ」という環境の中、思ったよりずっと快適に暮らせています。ホーチミンで一人暮らしを始める女性の参考になればと思い、これまでの体験談や感じたことを記事にしたいと思います!
ホーチミンの女性一人暮らし~家賃相場
ホーチミンは、物価に比べて家賃が高めと言われています。
私の感覚では、「物価は日本の3分の1だけど、家賃は東京の半分ぐらいかな」という感じです(あくまで感覚ですし、どんな家に住むかによっても違いますが……)。
「大学生や、新卒会社員が住むような、東京で6~7万円ぐらいの部屋」が、3~3.5万円というところです。具体的には、ワンルームで、バストイレ一緒の、専有面積が20㎡弱ぐらいのところです。
なお、日本とホーチミンの家のちがいとして、この価格帯だと
・キッチンは無い部屋も多い(調理台だけあって、コンロは自前で用意しないといけないなど)
・バスタブはほぼ無い
という点が挙げられます。外食文化が盛んなベトナムでは、キッチンはついていない部屋も結構多いです。また、暑い国なのでバスタブは無くシャワーだけの部屋がほとんどです。外国人向けや富裕層向けマンションだとついていますが、この価格帯だとそれはなかなか望めないでしょう……。
もう少し予算がある方は、家賃5万円ぐらいまで出すと、選択肢が広がってきます。
・エントランスがあり、セキュリティがいる
・キッチンやバスタブがつく場合もある
・メイドさんが入って掃除、洗濯を週に何度かやってくれる
など、条件が良くなってきます。
ちなみに、私は中心地からバイクで15分ほどの、ローカルエリアのマンションに住んでおり、家賃は7,000,000VND(約35,000円)です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ホーチミンの女性一人暮らし~洗濯について
まず、洗濯について。ベトナムには洗濯屋さんというのがいて、ビニール袋に入れた洗濯物を預けると半日ぐらいで洗濯→乾燥機までやってくれて、40,000VND(約200円)程度です。「人任せにできるコインランドリー」という感じでしょうか。私はホーチミンに来てから洗濯の手間が格段に楽になって、とても快適になりました。
また、住居によってはメイドさんが洗濯してくれる場合もあります。これが家賃に含まれるか、都度40,000VND(約200円)を払うのかは、その家によります。
ただし、どちらの方法にせよ、人に頼むことになるので、とても気に入っていたり、高級な服などは預けないで、手洗いした方がいいです。ベトナムの洗濯機は日本よりパワフルなので、傷んだりすることもあるし、最悪、他の人の洗濯物とまぎれて紛失されてしまうこともあるためです。私も、気に入っていたブラジャーの飾りが一回の洗濯で取れてしまったので、それ以降は下着は手洗いすることにしました……。
ホーチミンの女性一人暮らし~治安について
ホーチミンは基本的に治安は悪くないので、女性一人暮らしといえでも特に心配することはないです! ただし、軽犯罪だけは多いです。どれぐらい多いかと言うと、私が住み始めた初めの1年のうちに、私の知人だけでも6人(日本語教師の同僚、住んでいるマンションの隣人、オーナー、ベトナム語学校の同級生3人)がスリ、ひったくり、泥棒に遭いました。ベトナム人、外国人ともに狙われますが、女性が狙われやすいのは確実です。手口としては、バイクで後ろから走ってきた二人組が、女性のバッグをひったくるというものが多いです。
肩にかけるだけのトートバッグ、ハンドバッグなどに貴重品を入れるのは、おすすめしません。外国人女性は非常に弱い立場で、狙われやすいので、ダサくてもリュックやウエストポーチなどの利用をおすすめします……。
なお、私はホーチミンで一回痴漢に遭ったことがあります……。道を歩いていたら、後ろから来たバイクに一瞬お尻をつかまれて、去っていきました……。
ちなみにベトナムに下着泥棒はいない(というか、そういう概念がない?)ようで、みんな安心して道端に洗濯物を干しています。「日本には下着泥棒がいてね……」という話をベトナム人にしたら、とても驚かれました。
ホーチミンの女性一人暮らし~必要な品物について
こちらでは、女性に必要なアイテムについて、どのぐらい手に入りやすいか、日本から持ってきた方がいいかなどを解説します。
まず、いきなりですが生理用品。
なんとベトナムでは日本のナプキンがかなり普及しており、コンビニでも必ず売られています(写真はユニ・チャームのもの)。値段も100円台です。
タンポンに関しては、ベトナムではあまり普及しておらず、外国人向けスーパーなど一部の場所での販売に限られていて、値段も高めです。
こちらは、ホーチミン高島屋の地下二階にある高級スーパー「アンナム・グルメマーケット」で買ったものですが、10個入りで116,000VND(約600円)でした。
次に、化粧品。基礎化粧品に関しては、「肌研(ハダラボ)」「ハトムギ化粧水」などのメジャーな日本の日本の化粧品はベトナムでも流通しています。値段も日本とほとんど変わりません。また、高島屋ホーチミンなどのデパートに行けば、資生堂やKOSEのものは手に入ります。ただし、やはり選択肢は限られてしまうので、なるべく日本の気に入ったものをまとめ買いしておいた方がいいと思います。私も一時帰国のたびに化粧品は買いだめします。
服に関しては、H&M、ユニクロ、ZARAなどがホーチミンに進出しています。ベトナム人と日本人は服のサイズも近いので、さほど買い物には困らないと思います。それから、ベトナムは暑い国でいつでも夏の服装ですし、服装に関してもルールがゆるめなので、服選びに関するわずらわしさからは解消されます! 四季のある日本に帰るのがおっくうになりそうなほどです。
まとめ
以上、「ホーチミンの女性一人暮らし」に関するちょっとしたコツをご紹介しました。ホーチミンはとても住みやすい街で、海外在住が初めての人にとってもハードルが低い街だと思います(日本人が多いから日本系サービスが多いし、街も結構発展しているからです)。この記事を読んで、ホーチミン居住に前向きになってくれる方がいたら嬉しいです!
関連情報はこちら
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