新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況

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2023年5月16日更新

この記事では、2021年7月末における新型コロナウイルスの状況についてご紹介していきます。

なお、こちらは2021年7月30日時点での情報となります。状況は変わっていくことが予想されますので、随時最新のニュースをチェックするようお願いします。

新型コロナウイルス・7月までのベトナムの感染者数

2021年7月30日午前の発表時点で、ベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は13万3405人、死者数は630人となっています。

6月30日午前の発表時点で感染者数は1万6506人、死者数は80人であり、この一ヶ月で感染が拡大してしまいました。

4月27日以降の「第四波」と呼ばれる動きに関しては、ホーチミンで最も被害が大きく、現在も厳しい社会隔離措置にも関わらず、感染が拡大し続けています。

新型コロナウイルス・ベトナムの第1・2・3波の動向

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況

まずは、第1・2・3波の動向を簡単にまとめます。

ベトナムでは、早い段階からかなり厳しいコロナ対策がとられ、世界でも有数のコロナ封じ込めに成功している国として称賛されました。

2020年の2月のテト(旧正月)明けあたり始まった第一波では、各種イベントの中止、感染が疑われている人の隔離、学校の休校、外国人への厳しい入国制限などが行われました。世界各国で感染が広がる中で感染を抑え込み、4月から市中感染がない状態が99日続きました。

しかし2020年7月、ベトナム中部の都市ダナンから「第2波」と呼ばれた動きが発生、市中感染が再発しました。しかしこの動きも比較的すぐ落ち着き、市中感染が無い状態が89日続きました。

さらに、11月末、ホーチミンでの久々の市中感染が出ましたがこれも封じ込めに成功し、再び市中感染が無い状態が56日間続きました。

市中感染がしばらくなかったベトナムですが、今年1月末にハイズオン省とクアンニン省での集団感染が確認され、社会的隔離措置がはじまりました。この動きは、ホーチミンを含む他の省にも広がり、新規感染者が2月1日時点で計238人となりました(第3波)。

2月には、発生源となったハイズオン省で16日午前0時から最も厳しい社会的隔離措置が適用され、ハノイでは同じく16日午前0時より、市内の路上の飲食店やカフェの一時営業停止という措置がとられました。

こうした対策の結果、市中感染はおさまり、ホーチミンでは3月1日から教育機関が再開されるようになりました。そして、3月2日の発表では、1月27日以来1か月ぶりとなる市中感染者ゼロを達成しました。

4月26日午前の時点でベトナム国内累計感染者数は2846人、死者数は35人で、市中感染は3月25日以降発表されていない状況でした。

新型コロナウイルス・ベトナムの2021年4月末からの「第4波」の動向

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況

4月27日ごろから、「第4波」と呼ばれる市中感染が起こり、複数ルートでの感染が広がっていきました。

これに伴い、ハノイ市は30日午前0時から、ホーチミン市は4月30日午後6時から、カラオケやバー、ディスコ等の営業を一時停止しました。

ハノイ市では3日から、遺跡、宗教施設、路上営業の飲食店やカフェの営業停止、4日から学校のオンライン授業化などの措置がとられ、ホーチミン市では3日から、マッサージ、サウナ、劇場、映画館、ゲームセンターなどが営業停止となりました。

更に、5月4日にはダナンで感染経路不明の陽性患者が1人出ました。それを受けてダナンでは4日午前0時から不要不急のサービスを休業、学校の登校禁止などの措置が取られました。

ハノイでは第2中央熱帯病病院集団感染が起きたことを受け、5日から不要不急の外出自粛要請が出ました。

ホーチミン市は5月7日午後から、ジム、ビリヤードなどのスポーツ施設、結婚式場、ビュッフェスタイルの飲食店、カラオケの営業停止、公共の場に30人以上が集合することを禁止となりました。更に10日から学校がオンライン授業に切り替え、11日以降は、検問の設置、検問や駅などでの健康申告の義務化、レストランの席数の制限などの対策がとられました。

16日の時点で、第四波の市中感染は2計1140人となり、5日からの11日間で1000任人以上増加と、急激な伸びを見せました。

ホーチミンでは21日夕方から小規模・中規模の飲食店の飲食禁止(テイクアウト、デリバリーのみ)となりました。

また、ゴーバップ区を拠点とする宗教団体での集団感染が見つかり、宗教施設、メンバーの自宅付近などが封鎖されました。

 ハノイは25日正午から、ホーチミンも28日から、全ての飲食店で飲食禁止(テイクアウト、デリバリーのみ)となりました。またホーチミンではスパ、美容関連施設(床屋、美容室、ネイルサロンなど)、美容クリニック、公園なども更に閉まることになりました。

5月31日午前0時から、ホーチミン市内全域に社会的隔離措置が適用されました。

この措置には、

・ゴーバップ区とタインロック街区が15日間封鎖措置

・職場、病院、学校以外の公共の場に10人以上で集合しない

・生活必需品以外の店の営業停止

などの対策が含まれています。

また、6月3日からは、健康申告・感染者追跡アプリのインストールが義務付けられました。

更に6月20日からは追加の措置が決まりました。

・公共交通機関の運行の一時停止(市内のタクシー、配車アプリによるチャーター車(自動車)、路線バス、省・市をまたぐ長距離バス)

・職場や学校、病院以外の公共の場に4人以上の集合禁止

・路上市場の営業の一時停止(伝統的な市場は対象外)

ホーチミン市では、29日午前0時より、人民委員会指示第10号/CT-UBNDを適用することとなりました。

こちらの内容は

・職場、病院、学校以外の公共の場に3人以上で集合しない

・人と人との距離を1.5m以上あける

などです。

新型コロナウイルス・ホーチミンの2021年7月の動向

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況

7月9日から、ホーチミンでは、首相指示第16号に基づく社会隔離措置を実施することとなりました。

これは、

・外出の最大限の制限(真に必要な場合(食料、食品、薬品の購入等)のみ外出できる)

・2名より多くの人で集まらない(職場、学校、病院を除く)

・最低2mのソーシャルディスタンスを保つ

・必要不可欠な商品販売・サービス提供に該当する場合のみ営業可能

・交通機関の停止(バイクタクシーも営業停止)

・レストランの営業停止(デリバリー、テイクアウトも停止)

となりました。

外出制限を徹底するために、市内に多数の検問が置かれたり、警官が見回りし、不必要な外出をしている人に罰金をとるなどの措置が始まりました。

路上でバドミントンをしていた夫婦が罰金になったり、ランニングをしている人が取り締まられたりした例が報道されています。

また、エッセンシャルワーカー等、出勤が認められた業種の人は、外出許可証が発行されるようになり、検問での提出が必要となりました。

後に検問での密が問題となり、検問の数は減らされましたが、取締は続いています。

7月26日以降はさらなる強化策が取られはじめました。

まず、毎日18時から翌朝6時までの外出自粛要請がでました。緊急時や救急以外は実質外出禁止となりました。

それに伴い、スーパーの営業は原則7時~17時となりました。

さらに、宅配員について、一つの区・郡またはトゥードゥック市内(ホーチミン市直轄)のみでの活動が認められ、区・郡をまたいでのサービスが原則禁止となりました。そのため、デリバリーで必需品を届ける際も、原則区内での配達のみとなりました。

更に、買い物券の発行が市内全域で始まっています(地区により差があり、まだ発行されずに自由に買い物できるエリアもあります)。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2021年7月のベトナムの状況

買い物券は、スーパーなどで買い物する際に必要となる整理券で、買い物できる時間が決まっています(おおむね週2~3回)。これによりスーパーなどの密を避ける狙いです。

まとめ

以上、新型コロナウイルスに関するベトナムの2021年7月の動向をお伝えしました。今後も状況は変わっていくことが予想されますので、常に最新のニュースをチェックするようお願いします。

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