新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

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2023年5月16日更新

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)が、世界中で起こっており、ベトナムでも様々な対策がなされています。

ベトナムでは、2月のテト(旧正月)明けあたりからかなり早い対策がとられ、各種イベントの中止、感染が疑われている人の隔離、学校の休校、外国人への厳しい入国制限などが行われてきました。

その結果、5月29日午前6時で、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は計327人と、世界と比べてもかなり少ない感染者数に抑えられています。更に死者はゼロで、ベトナムの対策は世界各国から賞賛されるようになりました。

この記事では、2020年4・5月における新型コロナウイルスに関するトピックやニュースをまとめてご紹介していきます。

なお、こちらは2020年5月29日時点での情報となります。状況は変わっていくことが予想されますので、随時最新のニュースをチェックするようお願いします。

新型コロナウイルス・5月までのベトナムの感染者数

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

上記でお伝えした通り、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は、5月29日午前6時で計327人(うち278人は退院済み)、死者はゼロ人となっています。

2月には、13日までに16人の感染者が見つかり、2月末までに全員が完治・退院。

その後、約3週間は新規感染が無い時期が続きましたが、3月6日から3月28日までに153人の新規感染があり、3月28日時点での感染者数は169人(ベトナム人が128人、外国人が41人。そのうち20人が完治)となりました。

4月は、2~3週間にわたり社会的隔離措置が適用されたため新規感染者数が減少し、4月30日時点での感染者数は270人でした。

その後5月は、海外からの入国者の新規感染はありましたが、市中感染はゼロとなっています。

ベトナムでは、新型コロナウイルスによる死者はゼロですが、患者のうち最も重症化しているのが、国内91人目の感染者のベトナム航空のイギリス人パイロット男性で、依然として重篤な状態ですが、国を挙げての治療が行われています。

ちなみに、新型コロナの検査数は、28万人余りとなっています。

新型コロナウイルス・5月のベトナム入国、出国に関するニュース

ベトナムはかなり厳しい入国制限をとっており、3月中旬から現在に至るまで「全てのビザの発給停止」「ビザ免除者も、新型コロナウイルス陰性証明書がないと入国できない」「日本に対するビザ免除措置の一時停止」「全ての国からベトナム入国者に対して14日間の集団隔離措置」という対策が継続しています。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

飛行機に関しては、ベトナム航空は、ベトナム~日本路線を6月30日まで全便運休することを決定しました。ANA、JALなども日本~ベトナム路線を一部運休・減便しています。

ただ、ビザに関しては、7月1日から電子ビザの発行が再開されるという明るいニュースもあります。電子ビザ発給対象国は80か国で、この中には日本も含まれています。

また、国際線の運航再開計画案が6月10日までに策定される予定となっています。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

ベトナム政府の方針としては、「ベトナム国内旅行は推奨するが、外国人観光客の受け入れはすぐには行わない。ただし、新型コロナウイルス感染をおさえた国から徐々に外国人観光客を受け入れる」とのことです。

ベトナムは、新型コロナウイルス感染拡大防止については、急な措置をとることがかなり多いため、ベトナムの出入国を考えている方は、在ホーチミン日本総領事館などの知らせをよく確認してください。

新型コロナウイルス・4~5月のホーチミン市内に関するニュース

ホーチミンでは、不要不急の店舗については、営業停止やデリバリー・テイクアウトのみの営業などの措置が取られていましたが、9日から「カラオケとディスコを除き営業再開」となりました。

営業再開が許可されたのは、コンベンションセンター、ビューティーケア施設、美容整形クリニック、スパ、マッサージ店、サウナ、娯楽施設、映画館、劇場、バー、ビアクラブ、インターネットカフェなどで、街にはほぼ以前と変わらない活気が戻ってきました。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

また、集会、宗教儀式なども再開できるようになりました。

またテト休み明けからずっと休校が続いていた教育施設ですが、4月4日から全国63省・市で再開されることとなりました。

新型コロナウイルス・4~5月のその他のトピック

英国の市場調査会社ユーガブ(YouGov)が実施した新型コロナウイルス感染症に関する国民意識調査によると、ベトナム国民の政府に対する信頼度は5月12日時点で97%

で、調査対象国・地域の中で最も高い結果だったそうです(日本は42%)。

また、ベトナムの対策が成功したことで、日本や世界各国で賞賛されるに至りました。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

そして、開幕延期中だったサッカーの試合(Bamboo Airways‐Vietnam Cup 2020)の初戦が5月23日~25日の日程で全国各地で開催されました。サッカー好きのベトナム人にとって待ちかねた試合再開だったと思います。1万人規模の観客がスタジアムに集まったそうです。

更に、5月28日に開かれた政府会合で、外国人観光客の受け入れに関する話し合いがなされました。外国人観光客を、「まだ受け入れるべきではない」という意見と「感染拡大を防いだ国から受け入れるべき」という意見が出たそうですが、後者の意見に関しては「まずフーコック島が受け入れ」という案が出されたそうです。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する2020年5月のベトナムの状況

ベトナム国内の安全を確保することが最優先ですが、日本の方が早くベトナムに観光に来られる日が来るといいと思います。

まとめ

以上、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)に関する、2020年4~5月のベトナムのニュースやトピックをお伝えしました。

今後、状況は変わっていくことが予想されますので、常に最新のニュースをチェックするようお願いします。

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