ベトナム最大の観光名所、「統一会堂」を歩く
2024年6月18日更新
今回ご紹介するのは、ベトナム旅行に来たら、必ず訪れてほしい観光名所、「統一会堂」です。統一会堂を紹介していない旅行ガイドブックは絶対ありません。どこの雑誌もトップで大々的に紹介しているほど。
しかし、統一会堂には知っておいてほしい歴史があります。ツアーで行けば現地係員による説明で理解することができますが、個人旅行者は事前に知っておかなければ、「なんにもない会議室」にしか映りません。そこで、今回はこれだけは知っておいてほしい最低限の情報をご紹介したいと思います。
場所はホーチミン市内中心
サイゴンとホーチミンの関係
そして、ベトナム戦争に突入し、激戦の末、サイゴンは没落。1975年4月30日のことでした。写真上の戦車がフェンスを破って、大統領官邸に突入し、これにより事実上のサイゴンの時代の終焉となります。
南北統一にちなんだ名前に改名
4月30日は現在ではベトナムの祝日に制定されています。名称は「南部解放記念日」であったり、「戦勝記念日」であったりと人によってさまざま。その後、ここ旧大統領官邸は、南北が統一した場所として、「統一会堂」と名称が変更され、現在に至ります。
現在でも重要な国際会議の際は統一会堂を使うので、不定期で休館します。
当時の大統領の贅沢な生活がみてとれる
ベトナム戦争の時代に戻る
隠し通路の存在も
また、統一会堂内のどこかには、大統領が退却するための隠し通路もあるといわれています。その通路を進んだ先は、タンソンニャット空港に通じているらしいです。ただし、これは都市伝説的な話。実際統一会堂から空港までは7km以上ありますし、避難通路のために作られたのであれば、空港であることも合理的ではありませんね(真っ先に空港が封鎖されるはずなので)。年配者の方にとっては、ベトナム戦争はそれほど古くはない記憶。サイゴンが没落した瞬間は全世界で放送されましたので、当時の記憶がある方もいらっしゃることでしょう。統一会堂はホーチミンおよびベトナムの歴史を語る上で、必要不可欠の施設。ベトナム戦争に興味がない方も、観光名所を楽しむための材料として、少しだけ勉強していってみてはいかがでしょうか。
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