ベトナムの基本情報

2023年2月3日更新

ベトナムの基本情報

ベトナムは日本から遥か3600km離れた東南アジア諸国の一翼。かつてフランスの植民地時代には「フランス領インドシナ」の一つとしてインドシナ半島を構成していました。その後皆さんも周知のベトナム戦争がはじまり、多くの枯葉剤被害を受けました。現在ベトナムは高度経済成長期の真っただ中と言われています。

中国、フランス、ベトナムの古き良き町並みが残る一方、発展を象徴する高層タワーや高級マンション群が入り乱れる時代の転換期であるベトナム。年間70万人以上の日本人が観光に訪れる人気の国の基本情報をご紹介します。

国名は「ベトナム社会主義共和国」

統一会堂 (トウイツカイドウ)

統一会堂Reunification Palace

ベトナム戦争終結の場。現在も国際会議で使われている

歴史

現在のベトナムの正式名称は「ベトナム社会主義共和国」。1976年に改名されたもので、これより以前は南北分断国家でした。つまり、北ベトナムは「ベトナム民主共和国」と名乗り、トップである国家主席はベトナムの英雄ホー・チ・ミン氏でした。南ベトナムは「南ベトナム共和国」と名乗っていて、当時はフランスの支配化だったため、「フランスの傀儡国家」とも揶揄されていました。

南北統一

そして、1960年、第2次インドシナ戦争が勃発。これが俗にいうベトナム戦争です。ベトナム戦争は1975まで続き、戦争に勝利した北ベトナムは南ベトナムを吸収。翌年1976年の総選挙によって、「ベトナム社会主義共和国」が誕生し現在に至ります。

人口と面積

ベトナムの人口は9158万人で世界13位。縦に長い国土を持ち、面積はおよそ33万1150キロ平方メートル。九州を除いた日本の面積とほぼ同じです。南北に連なる山脈と南シナ海に挟まれているいびつな地形を持った半島です。

気候

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ベトナムは上述したように、南北に長い国土を持っているため、地域によって気候が異なります。大きく北部、中部、南部と分けてみたとしても、北部は温帯夏雨気候、中部は熱帯モンスーン気候、南部はサバナ気候(※ケッペン気候区分)となります。明確な雨季と乾季に別れている常夏の気候を持つのは南部となります。

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宗教と民族

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ベトナム人の約8割は仏教徒と言われています。次いでキリスト教が多く、イスラム教やヒンドゥー教はごくわずか。カオダイ教は信仰宗教の中で最大規模を誇り、教徒の数は数十万人とも数百万人ともいわれています。ただし、数値だけを見れば、ベトナムは他の東南アジア諸国の例に漏れず仏教大国ですが、日本と同じく大乗仏教が浸透しているため、戒律は緩く、近年は宗教を特に持たない無神論者も増えてきました。

ベトナムは53の少数民族と、人口の8割という圧倒的なキン族(いわゆるベトナム人)で構成されている典型的な多民族国家と言えます。

少数民族は独自の文化、習慣、伝統、言語を持ち、その多くは山岳地帯、高原地帯、メコンデルタ地方にひっそりと暮らしていますが、民族によってはベトナム人と交流を盛んに行っているところもあります。

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公用語は「ベトナム語」

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ベトナムの公用語は「ベトナム語」。

6声もしくは7声から声調言語で、発音が苦手な日本人には習得が難しいと言われています。その一方、文法は複雑ではなく、時制による単語の変化がなかったり、漢語由来の言葉もあるため日本人は有利ともいわれています。

また、近年は英語の普及率も高く、都心の店ではたいてい一人か二人、英語を話すスタッフがいます。また、ハノイ、ホーチミンの町中では日本語を勉強する学生も多く、特に日本人が訪れるようなレストラン、エステ、雑貨店などでは、高い確率で日本語が通じます。

通貨は「ドン」

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ベトナムの通貨は「ベトナムドン(dong)」。数年前までは多くの店でアメリカドルも使えましたが、近年は政府がベトナムドンを推奨しているため、現在アメリカドルを使える店は一部に限られます。旅行者は基本はベトナムドン払いと考えた方がいいでしょう。

ベトナムドンは200ドン、500ドン、1000ドン、2000ドン、5000ドン、1万ドン、2万ドン、5万ドン、10万ドン、20万ドン、50万ドン11種の紙幣が流通していて、硬貨はほとんど使われません。ベトナムは現在進行形でインフレーションとなっていますので、通貨単位が大きいことに注意が必要です。特にクレジット決済する際は、ゼロの桁をよく確認しましょう。

伝統衣装は「アオザイ」

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ベトナムの伝統衣装は世界的にも人気のある「アオザイ(アオヤイ)」です。古くは中国のチャイナドレスに起源を持ちますが、ワンピースのチャイナドレスと異なり、アオザイは上衣と下衣に分かれるのが特徴。

中国支配時代はアオザイはシンプルなデザインで、白いアオザイが正装とされていましたが、フランス統治時代に移り変わると、フランスの気品と自由なデザインが交わり、カラフルで優美なデザインが増え、アオザイが一つのファッションとなりました。

アオザイでイメージする白い上衣と黒の下衣は、現在では学生の制服となっていて、こちらは古くは「処女」を意味するものでもありました。現在ベトナム政府がアオザイの文化と伝統の保護を掲げてアオザイの着用を広く推奨しています。ベトナム人は一般の私服としてアオザイを着ることはありませんが、役所の制服では現在もアオザイとなっています。

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日本女性を虜にした「ベトナム雑貨」

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ベトナムが一躍旅先として注目されたのは1990年代。日本人女性の間でベトナム雑貨ブームが巻き起こり、女性の旅先として人気を博しました。現在ではハノイのニャートー通り、ホーチミンのドンコイ通りに雑貨店が軒を連ねています。

雑貨ブームから20年以上経た現在でも雑貨は外国人旅行客に人気の土産アイテムとなり、近年は伝統に倣ったアイテムだけではなく、デザイナーが手掛ける流行廃りのオリジナルアイテムが支持されています。

ベトナム人の性格

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「ベトナム人の性格は?」と訊かれたとき、一言で説明するのは難しいです。日本でも関西と関東では性格や気質に大きな違いがあるように、ベトナムでも北部、中部、南部のベトナム人の間では性格が異なります。

例えばハノイは保守的で、中部は現実的、南部は商売上手と言われています。

中部の田舎はいまも貧しく、子供たちは中学校を卒業したらハノイやホーチミンといった都心に出稼ぎにいきます。早くに親元を離れるため、力強く現実的な思考が養われると考えられます。

結局のところ、地域差あれど性格は人それぞれ。

ただし、地域関係なく親日度は高く、80%以上のベトナム人は日本に好意的と言われていて、これはアジア圏ではマレーシアの84%に次ぐ2位となります。

日本人の舌に合う「ベトナム料理」

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ベトナム料理の中では「フォー」が日本人の間で最もメジャーです。日本でもエスニック料理の代表としてとりあげられ、ヘルシー料理として女性に人気があります。

ベトナム料理は野菜を使った料理が多く、低カロリーなのが特徴。また、他の東南アジア諸国にみられる香辛料もあまり多用しないため、日本人の舌に合いやすく、受け付けない料理はほとんどないと言えます。

一方近年は日本や韓国、西洋料理といった多国籍料理も浸透しはじめ、都心では世界各国の料理をに舌鼓を打つことができます。

おわりに

物価安のベトナムを旅先に選べば、現地で少ない予算で贅沢な滞在生活をおくることができます。グルメ旅にエステの梯子、雑貨の買い漁りといろいろと観光プランは考えられそうです。

往々にしてツアー参加よりも個人行動の時間が多くなるので、事前にどこのエリアのどこの店に行くのかなどスケジューリングを細かくしておくことをおすすめします。それが旅を120%楽しむコツとなります。


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