ホーチミン旅行で最も恐ろしい狂犬病
2023年5月16日更新
狂犬病とは、狂犬病のウィルスを持った野犬やコウモリに噛まれたり傷口をなめられたりした場合に発症する感染症です。日本では狂犬病予防法が設定されており、全ての犬に予防接種がなされており発症することがまずない感染症ですが、ベトナム含む海外では年間5万人以上が死亡している恐ろしい感染症です。まずは狂犬病をよく知り、未然に防ぎましょう。
感染源
狂犬病ウィルスを持っている犬やコウモリなどの動物に咬まれたり、傷口や口などをなめられたりすると粘膜を通して感染します。爪で引っ掻かれた場合でも感染の恐れがあります。
症状
すぐには症状は出ず、10日目ぐらいから発熱、頭痛、倦怠感、食欲不振、嘔吐、咽空咳等の症状がではじめます。その後 運動過多、興奮、錯乱、幻覚、攻撃性が強くなり、そして呼吸が麻痺し死にいたります。液体を飲もうとすると痙攣を起こすので、水を恐れるようになるのも特徴です。足を噛まれた場合は脳まで到達するのが遅れるので1年~2年後に発症するケースもあります。
治療
動物に咬まれたりした場合は、まず傷口を石鹸と水で良く洗い、消毒して下さい。くれぐれも傷口を舐めたりしないようにして下さい。傷口の消毒も有効です。そして、速やかに病院に行き暴露後接種(噛まれたあとのワクチンの接種)をして下さい。噛まれた部分が脳から近いほど発症するまでの時間が短くなり、噛まれた傷口が大きいほど進行も早いのです。症状が出てからでは手遅れになるので、出来れば24時間以内に暴露後接種して下さい。
予防
狂犬病には予防接種があるので事前に防ぐことができます。動物と触れ合ったり、野外でキャンプをする予定があらかじめ分かっている方は受けていた方がいいでしょう。洞窟を探検する場合はコウモリなどの野生動物に遭遇することが増えますので、そちらも注意が必要です。
そして大事なのは動物にはむやみやたらに触らないことです。飼い犬であっても海外では狂犬病の予防接種を受けさせていない事が多いので注意が必要です。狂犬病を発症している犬の特徴ではヨダレを大量に垂らしたる、物に噛み付いたりと独特な動きがあるので、具合の悪そうな動物には近づかない方がいいでしょう。
狂犬病はベトナムだけではなく広範囲に渡り流行している感染症です。発症するとほぼ100%で死に至る恐ろしい病気ですのでベトナムに限らず、よく海外に行かれる方は渡航先の情報をよく調べてから渡航して下さい。
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