物件探訪第12回 1区グエンチミンカイのローカルアパートメント
2023年5月27日更新
ホーチミン在住ライター渋澤怜が、「ホーチミンお宅探訪」と題し、ホーチミンの様々な賃貸物件をレポするこの連載。
第12回は、ホーチミン1区・グエンチミンカイ通りにある家賃640万ドンのワンルームのローカルアパートメントをご紹介します。
エリアの様子
こちらのお宅があるグエンチミンカイ通りの18A番付近。
1区の北側にあり、便利でありながらも閑静なエリア。
日本人街やドンコイ通りなどの繁華街まで歩いて行ける距離でありながら、地元の人の生活感も感じられる、居住にはぴったりの場所です。
また、日本人が多く住むエリアでもあり、日本人を中心として外国人向けのローカルアパートメントがたくさんあるエリアでもあります。英語が通じるお店もありますし、看板でも日本語をしばしば見かけます。
ホーチミン初心者の方がはじめての住居を探すのにもおすすめの場所です。
中の様子
グエンチミンカイ通りは、ヘム(細かい路地)がたくさんある場所でもあります。洗濯物を干している人がいたり、ご飯を食べている人がいたり。ベトナムらしい生活感を垣間見ることができます。
そんなヘムの中にたたずむのが今回のお部屋。
中に入るとわんちゃんがお出迎え。共用玄関で靴をぬぎます。
一階部分は大家さんの家になっていて、そこをまたいで階段をのぼっていきます。
セキュリティ的な意味では良いのですが、夜遅く帰ってくる時は気を遣うとのことでした。この日も夜10時ぐらいだったので少し気まずかったです……。
内階段をのぼってドアへ。
お部屋全体はこんな感じ。
シンプルなワンルームです。床がタイルなのが涼しげでベトナムらしいですね。
ベッドの下が収納になっているのがポイント。小さめのワンルームだと収納力がここで大きく変わります。
ちゃんとエアコンもついています。ローカルアパートメントだとごく稀についていなかったり、古かったりするので内見の際は要チェックポイントです。
こちらのお部屋はカーテンではなくブラインドになっているのがポイント。日の入り具合が調整できますしとても使い勝手がよさそう。
収納はほかに、大きいクローゼットがあります。ベトナムでは服が日焼けしやすいので、だいじなものはきちんとクローゼットにしまっておきましょう。
キッチンです。ほとんど自炊しない方だったので、こちらで過不足ないようです。
トイレとシャワールームはこんなかんじ。
シャワールームとトイレの間にしきりと段差があって、シャワーの水がトイレの方に流れてこないようになっているところも高ポイントです。ベトナムの家ではトイレとシャワーがしきりなく一緒になっているところも多いですが、日本人には不慣れで使いにくいと思います。
住んでいる人の感想
住んでいる友人に、住み心地について聞いてみました。
■良いところ
週2、3回洗濯と掃除をしてくれる。
ブラインドが使いやすい。
■いまいちなところ
洗濯が帰ってくるのに2、3日かかることがある。
夜おそく帰ってきたときに大家さんの家を通るのが気まずい。
まとめ
以上、今回はホーチミン1区のローカルアパートメントをご紹介しました。
今後もこの連載では、ホーチミンの様々な賃貸物件を紹介していきます。
家賃が高い家、低い家、外国人向け、ローカル向け、立地……ホーチミン在住の日本人が住む家のバリエーションの広さを味わっていただければ嬉しいです。
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