
海外旅行、空港を出てさあワクワクの旅へ、と思ったら…
まず出くわすのが、来るわ来るわ、タクシーの客引き。
道を歩いていると、「椰子の実いらんかね~」「靴磨きいかが~」「シクロー乗せてやるよ~」と、たくさん客引きの声がかかります。一度や二度「ノーセンキュー」と言っても諦めない彼ら。ここは一つベトナム語で「いりません!」「結構です!」と、お断りする方法を勉強しましょう。
シクロって何?
いりません『ホンカン』
あなたがまだ海外に慣れていないなら、何も答えずに無視をし通す方がむしろ効果的かもしれませんね。
でも、ずっと付いてきてうっとうしい…そんな時は、ベトナム語で「いりません!」と言ってみるのがいいかもしれません。
ベトナム語で「いりません」、もしくは「結構です」は…
『ホンカン』 と言います。
“ホン”は高めに「はい!」と返事するような感じに発音し、“カン”は「はぁ」と溜息をつくときみたいに音を落とし気味に発音します。
どんな場面で使える?
この「ホンカン」、色々なシチュエーションで使うことができます。もちろん、今日のテーマである客引きを断るときに「ホンカン」と使えます。
もしバインミーを注文した時、唐辛子は苦手だからいらないと言いたいなら、唐辛子を指さしながら「ホンカン」と言うこともできます。
散髪で髭剃りをしてほしくない時も、カミソリを指さして「ホンカン」と言うことができます。
上級編「いりません」 Không cần
ここからは、ベトナム生活者やベトナム語を勉強しているあなたのための上級コースです。今日ご紹介した「ホンカン」。
ベトナム語の表記で書くと…… Không cần と書きます。
「Không cần」を細かく見てみると
『không』ホン → ない
『cần』カン → 必要
という意味です。
まだまだ使える!「cần」カン 応用編
この「cần」、使用頻度が結構高い言葉なんです。
ベトナムでは店に入ると店の店員さんが、
『Ông cần gì ?』オンカンジー? 「なにか必要なことがありますか? 」
転じて「何をお探しですか?」と、挨拶されます。
『Tôi cần ~ 』トイカン~。 「私は~が必要です。」
と伝えると、欲しいものを見つけることができますよ!
「いらない!」とスマートに伝えてみましょう
いかがだったでしょうか?やっぱり、客引きやぼったくりタクシーが多いベトナム。まあ、消極的に見るんじゃなくて賑やかで結構だと、前向きに評価してあげてください(笑)。そんな大人な気持ちで、「いりません!」ホンカン!と言って、上手に対処してまいりましょう。