国も変わればマナーも当然違います。私達が当たり前に思っていることでもベトナムの人から見ればマナー違反に取れれることもあります。せっかくベトナムに行くのだから最低限のマナーを覚えて気持ちよく旅を楽しんで頂きたいです。
チップ
特に観光地やホーチミンなどの都市部ではチップの習慣が浸透しています。チップとは何かしてもらった際に感謝の気持ちとして渡すものです。高級レストランやバーで気持ちよく食事を終えたら会計後にサーバーにチップを渡しましょう。マッサージやスパを受けた際も同様にチップを渡しましょう。最近ではチップを置く習慣のない観光客向けのチップ込みのサービスも見かけるようになりました。チップをあげる際は、あまり細かい紙幣を使って渡すのも失礼になるので気をつけて下さい。バイクタクシーやタクシーはチップ不要なので要求されても渡すの必要はないですが、色々してもらった場合は感謝の気持ちとして少し多めに払うと喜ばれます。
年輩者を敬う
ベトナムは儒教が発達した社会です。目上の人を兎に角立てます。バスでお年寄りが立っていることはまずありません。ベトナムの若者が率先して席を譲るように皆さんも積極的に席を譲ってあげて下さい。ベトナムの人は自分より上であれば席を譲る傾向にあるので、もし４０代５０代であっても、席を譲って貰った場合は笑顔でお礼を言って席に座って下さい。
ホーチミン氏や政治を悪く言わない
ベトナムを統一に導いた革命家のホーチミン氏はほとんどのベトナムの人に愛されています。もし彼のことを悪く言うようなら大事になりますよ。それと同じく公の場で政治に関することを悪く言うのもマナー違反になります。また軍事関係者や警察官政府施設の写真を撮るのも禁止されているので、かっこいいからと写真を撮らないようにしましょう。
寺院や教会でフラッシュを焚かない
ベトナムに行くなら歴史のある寺院や教会も多いので、そちらも訪れたいところです。旅の記念に写真を残しておきたいと思う人も多いと思います。基本的にはカメラ撮影はオッケーなところがほとんどですが、フラッシュ撮影に関しては熱心な教徒の邪魔になるので禁止されています。また、ミサの時間や読経の最中は撮影を控えた方がいいでしょう。
食事
ベトナム旅行中に様々な出会いがあり、ベトナムの人と食事に行く可能性もあります。ベトナムでは食事に行く際は誘った方が支払うのがマナーです。またベトナム人は大勢で食事をするのが好きなので「友人を誘ってもいいか？」と聞かれて、大勢の会計を持つこともあるので注意して下さい。またレディファーストが浸透しているベトナムでは男性が女性の食事を出すのが基本ですので、女性から誘った場合でも相手が支払う素ぶりがなければベトナムの習慣に倣って会計をしてあげて下さい。また人懐っこいベトナム人は仲良くなりたいと思ったらお茶に誘います。その時は相手を建てて奢られてあげて下さい。
ベトナムには日本と違う習慣やマナーがあります。最低限の知識を持って異文化交流を楽しんで下さい。
