ホーチミン旅行で受けておきたい予防接種
2023年5月15日更新
ベトナムでは日本ではかからないような感染症にかかる恐れがあります。
数日程度の滞在なら問題はないでしょうが、蚊の多い山岳高原、自然スポットに行く場合や、長く滞在する場合はどうしてもリスクが上がります。全部、または可能性が高いものだけでも予防接種、ワクチンを打っておくことをオススメします。効果は2~4週間後に現れるので、少なくとも渡航の1ヶ月前には打ち終わっておきましょう。
ベトナムで危険な病気
A型肝炎
発症すると発熱、倦怠感、食欲不振、嘔吐がみられ、黄疸が現れます。食べ物からの経路が多く性交渉時に感染することもあります。
B型肝炎
発症すると発熱、倦怠感、黄疸などの症状が現れ、重症化した場合は肝硬変、肝臓がんになる恐れがあります。性行為による感染が主な経路です。現地でピアノ、タトゥーを入れる可能性がある人も注意が必要です。
日本脳炎
発症すると高熱、頭痛、めまい、痙攣が起こり、治ったとしても後遺症が残る恐れがあります。
経路はコガタアカイエカに刺されて起こるので、予防接種を受けて置くか、蚊の多いとこに行かないのが望ましいでしょう。
狂犬病
発症すると発熱、頭痛、食欲不振、嘔吐、倦怠感の症状が始めは出ます。その後運動過多、興奮、錯乱、幻覚、攻撃性が強くなり筋痙攣になり、死にいたる怖い病気です。
野良犬はベトナム全国どこでも生息して、都心部でも徘徊しています。 近寄らない、触らないを徹底してください。
以上の予防接種とは別に、蚊を媒介とした感染症にも注意して下さい。
デング熱
発症すると高熱、頭痛、関節痛、吐き気を催します。最悪死に至るケースもあるので注意が必要です。都市部に多く、今のところ効果的なワクチンがないので、虫除けの対策をしっかりしましょう。
マラリア
発症すると高熱、倦怠感といった症状がみられ、腎臓や脳の障害をきたす場合があります。マラリアは予防薬とワクチンにより防いだり軽症化することができます。それらを入手する際は、医師の処方箋が必要です。
都市部より農村地帯でかかりやすいので行先により注意が必要です。
虫除け対策
虫除けスプレーを持参し、服も長袖、長ズボンを着用し露出を少なくしましょう。蚊は暗い色を好むので白などの明るい色の服を着るといいでしょう。ホテルでも使えるように携帯用の蚊取り線香も持って行きましょう。
すぐに症状が現れず、日本に帰国してから発症するケースもありますので、体調が悪いと感じたらすぐに病院に行き、医者に渡航履歴を伝えて速やかな対処をしてもらって下さい。
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