海外旅行保険にまつわる基礎知識と使用方法
2023年5月15日更新
海外旅行保険というのは、保険会社が扱う旅行に対する保険商品であり、海外旅行中の不測の事態が発生したときのバックアップをしてくれるものをさします。
この支払った代金は保険会社に積み立てるわけではなく、銀行預金でもありませんから、海外旅行中に保険に入っている、ということで費消されつくして、無事に帰国してもお金はもどってきません。こういう保険の形態をよく「掛け捨て」などといいますね。
保険料の仕組みを知る
さて、海外旅行保険は旅行期間の日数によってその代金である保険料がかわります。
ここで、保険「料」というのは保険に加入する際に支払う代金であり、保険「金」というのは万一の時に保険会社から加入者に支払われるお金(補償)のことです。プチ情報として頭に入れておいてください。
一律に決まらない保険料
期間が長ければ、それだけ保険料は膨らみますが、長期滞在の場合は、そのぶん割引もありますので、必ず日数×保険料、という単純計算はできません。また、旅行の目的がビジネス、観光、研究や留学、スポーツや冒険、などでも保険料はかわります。
また、補償の内容が手厚くなるほどに保険料は高くなります。補償の内容が手厚い、というのはつまり、万一のとき支払われる保険金が大きい、という意味です。
たとえば保険加入者が死亡した場合に500万円の保険金が支払われる場合と、5千万円が支払われる場合では、保険料は必然的に高くなります。
保険会社によって、持ち味が異なる
普通の商品ならお店によって高い安いがありますが、保険料は保険料率というきまったもので計算されますから、保険会社によって違う、ということは国内ではほとんどありません。
海外旅行保険の基本的な補償内容としては、1死亡・障害後遺症、2治療・救援費用、3疾病死亡、4個人賠償責任、5携行品損害があります。これに6手荷物遅延損害、7航空機遅延も補償される保険もあります。各社、どの部分の補償を厚くしてどの部分を少なくして保険料を下げるか、など加入者のニーズに合わせて保険商品を販売しています。ただ、これらの補償内容は契約時に変えてもらうこともできます。
「私は子供がいないので死亡保険金はもっと少なくしていいけれど、現地で何かあったら困るから救援・治療費用を増やしたい」など、ある程度の融通がきくようになっており、それによって保険料が計算されます。
上掲の補償内容のうち、1と3に死亡があって、同じじゃないの?と思われるかもしれません。これは1の死亡・障害後遺症とは事故によるもので、3は病気によるもの、ということです。そこで気づくのは1の事故ならば後遺症の補償もあるが3の病気ではそれはない、ということです。しかし、それは海外旅行保険でない生命保険に加入しておけば済みますのでご心配なく。
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