【コラム】ニューヨークで見るベトナム。「リトルサイゴン」

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2023年5月16日更新

【コラム】ニューヨークで見るベトナム。「リトルサイゴン」

多様な人種が住むアメリカ。そこにももちろんベトナムの文化も存在しています。ベトナム系アメリカ人の多くはベトナム戦争中に南ベトナム(サイゴン)から難民としてアメリカに来ました。そして彼らはカリフォルニア州、フロリダ州、ペンシルベニア州、マサチューセッツ州やニューヨーク州などに移住しました。そして彼らが移住した街がリトルサイゴンと呼ばれるようになりました。

ニューヨークに住んでいるベトナム人口は15000人ほどと言われており、アメリカ最大のベトナム街があるカリフォルニア州と比べると規模が小さいです。主なニューヨーク州の”リトル サイゴン” はニューヨークの中心マンハッタンのチャイナタウンと、クイーンズのエルムーハースト、そしてブルックリンのサンセットパークにあります。特に中国問わずアジア系のお店が点在するチャイナタウンには多くのベトナムレストランを見かけます。

スーパーマーケット

【コラム】ニューヨークで見るベトナム。「リトルサイゴン」

"Ken Hing Food Market "はベトナムやアジアの調味料やスナックを置いているので、ベトナム人のみならず様々な国籍の人が訪れます。入り口に売っている野菜もチャイナタウン価格で他で買うより安く手に入ります。

中国系スーパーマーケットの "Newyork mart "と "Hong kong supermarket"でも、フォー、ライスペーパーや調味料などの簡単なベトナム食材が購入できます。

ベトナムレストランが並ぶ通り

【コラム】ニューヨークで見るベトナム。「リトルサイゴン」

チャイナタウンのメイン通りでもあるCanalストリート沿いから入ったBaxter St と mulberry Stのところに数多くのベトナムレストランが並んでいます。ただニューヨークの物価は高く、その上 チップも発生するので、どうしてもベトナムと比べると高くなってしまいます。ただ食通のニューヨーカ達が通うレストランの味はどれも美味しいです。ニューヨークアジア系スーパーマーケットも通りにあるので食事の後に寄ってみても楽しいでしょう。Mott St 沿いのGrand St と Broome Stの間には多くのベトナムサンドイッチレストランが並んでいるので、気軽にベトナム料理を楽しみたい方はそちらにも寄ってみて下さい。(TO GOのファーストフード店の場合はチップはなくても大丈夫です。)

様々な民族が住んでいて「人種のるつぼ」と言われるアメリカでもニューヨークは200以上の言語が飛びかっており地域によって全然違うカルチャーが生まれています。ニューヨークの多文化主義はサラダのように混ぜても溶けることはないことから「サラダボウル」と呼ばれています。ニューヨークの「リトルサイゴン」はニューヨークの一分として個性を失うことなくベトナムの文化をニューヨークで伝えています。

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