ホーチミンから各エリアへのアクセス方法
2023年5月15日更新
ベトナム南部ホーチミンは、年間40万人の観光旅行客が訪れる大都市。ホーチミンに訪れる旅行者は、雑貨ショップを渡り歩いたり、スパやマッサージを楽しんだり、ベトナムグルメの梯子をしたりと、個人で楽しむプランが定番です。メコンデルタ地方や近郊に足を延ばす個人旅行者も多く、ホーチミン市内のホテルやツアーデスクでは、決まって別エリアへ向かう観光バスのチケット手配サービスを行っています。今回はホーチミンを拠点に、ベトナムの各エリアへのアクセス方法をご紹介したいと思います。
ホーチミン~メコンデルタ地方
メコンデルタ地方はホーチミン旅行者が最も行きやすい郊外エリアで、水上マーケットや市場など、昔と変わらない自然と人々が暮らす様子を垣間見ることができます。メコンデルタ地方は基本的に「バス」での移動がメイン。カントー以降は空路もあるのですが、費用や空港から市街地までの距離を考えた場合、あまり利用価値はありません。
ホーチミン~メコンデルタ地方各都市をバスで
ホーチミン~ミトー 約90分
カントー約3時間半
ソクチャン約4時間
ロンスエン約6時間
チャウドック約7時間
ハーティエン約8時間
ホーチミン~ファンティエット・ムイネー
ヌクマムの生産地で知られるファンティエット。ファンティエット市街地からさらに30分程走ると、砂丘が広がるビーチエリア・ムイネーに到着します。ホーチミンシティからファンティエットまではバスで約5時間弱。ムイネーまでは6時間ちょっとかかります。道中ドンナイ省を通るのですが、ここの交通渋滞の状況によって、多少上下します。バス会社にも寄りますが、バスチケットの料金は500円~700円程度。
長距離移動は寝台バスがおすすめ
ホーチミン市1区のデタム通りには、長距離移動専門のツアーバス会社があります。こちらに申し込めば寝台バスのチケットを手配することができます。座席シートはサスペンションの具合も悪いので、長時間の移動には不向き。ビギナー旅行者をはじめ、ベテランの方でも寝台がおすすめ。料金はどこに行っても格安です。また、同じくファングーラオ界隈には多数のツアーデスクがありますので、ここでチケット代行をお願いするのも可。日系旅行会社でもOK。料金はそれほど変わりません。
ホーチミン~ダラット
高原地帯ダラットはフランス統治時代に開拓された標高1400mの麓に形成された町。ベトナム人の新婚旅行先の定番エリアであり、近年は外国人旅行者も増えてきました。そのダラットまでは、ホーチミンから寝台バスで約6時間強。道中は山を登るほか、整備されていない道路を走るので、酔いやすい方は注意が必要。
ホーチミン~ニャチャン
ベトナムで最も欧米人に支持されているビーチリゾート・ニャチャン。海水浴のメッカであるニャチャンビーチは8割欧米人だと言っても過言ではありません。特にロシア人に人気のようで、あちらこちらにロシア語の看板を見かけます。
ホーチミンからニャチャンまでは、バスだと道路状況にもよりますが、8時間~10時間とかなり長いです。おすすめは「空路」、もしくは「鉄道」となります。異国情緒を感じたければ、鉄道がおすすめ。サイゴン駅、もしくはツアーデスクで手配可能で、ブルートレイン、もしくはゴールデントレインでニャチャンまで行くことができます。どちらも寝台列車で、所要時間は約9時間。道中は列車内のローカルな雰囲気を楽しみましょう。一方、空路を選んだ場合は、フライト時間や約1時間です。ただし、ニャチャン空港から市街地まではタクシーで30分ほどかかります。
ホーチミン~ダナン及び中部地方
中部地方ダナンはベトナム第三の都市と呼ばれていて、ハノイ、ホーチミンに続く大都市です。2014年には成田⇔ダナン間が結ばれたため、成田空港から直接行くことができます。ホーチミンから向かう場合は、飛行機が一番。所要時間は約2時間。
ダナンから近隣都市への移動
ダナンまで遥々来たのであれば、近隣のフエ、ホイアン、ミーソンといった世界遺産が眠るエリアにも足を延ばしてみましょう。
ダナン~フエ 約3時間 ※バス
ダナン~ホイアン 約40分 ※タクシー
ダナン~ミーソン 約90分 ※バス
ホーチミン~フエ間は空路でも行くことができます。所要時間は約90分。
ホーチミン~ハノイ
ホーチミンからハノイへは飛行機と鉄道の二つの方法がおすすめ。飛行機であれば所要時間約2時間強。鉄道は南北統一鉄道というローカル列車が走っていて、こちらの所要時間は約30時間。バックパッカーの間では、南北統一鉄道でホーチミンからハノイ旅を経験するのが一つの登竜門でしたが、現在はあまりに過酷?時間の無駄?らしく、素直に空路を選択する人が多いようです。
ホーチミン~カンボジア
ホーチミンからバスで90分程走ると、モクバイと呼ばれるカンボジアとの国境に到着します。ビザの更新をするベトナム在住日本人の御用達の場所です。これより先はカンボジアとなりますので、二ヶ国周遊も容易に楽しめます。
日本だと新幹線や特急を利用することができますが、ベトナムはまだ鉄道インフラが整っていないので、どうしても別のエリアへ行くためには時間がかかります。郊外への旅行も計画されている方は、バス及び列車旅の楽しみ方を覚えておきましょう!
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