ホーチミンから1時間！ダナンの不思議なテーマパーク・バナヒルズを楽しもう

ベトナムには、日本では考えもしないような不思議なテーマパークが存在します。この記事では、南国の楽しみ方だけではない、ホーチミンから気軽に行くことのできるベトナム中部ダナンのショートトリップをお届けします。

南国と聞いて一番に思い浮かぶのは、真っ青な海の広がるビーチ。ホーチミンからだと、1番気軽に行くことのできるビーチリゾートと言えばブンタウですが、車やバスで2時間もしくは船で1時間半となかなかよいしょが必要になってきます。

ベトナムのホーチミンで日帰りプチリゾートトリップ / ブンタウ

外国人旅行者にはまだそれほど知名度が高くない「ブンタウ」と呼ばれる港町。旅行者にとっては、ホーチミンから最も近いビーチリ...

そこでうまく利用したいのが、飛行機を使ったベトナム旅行。ホーチミン中心部からタンソンニャット空港までは、15～20分程度とハノイなどに比べると市内からとても近い距離に空港が位置しているため、車で出かけるのと同じように気軽に飛行機を使ったベトナムの国内旅行を楽しむことができます。

東京、大阪からも直行便が就航している、今注目のベトナムリゾート、ダナン。ビーチリゾートとしてだけではない、知る人ぞ知るお楽しみスポットも多く存在します。

ホーチミンからも飛行機で50分程度で、ダナンに到着。シティ型の遊び方ができるホーチミンと、リゾート型の楽しみ方ができるダナンを組み合わせた旅行スタイルもおすすめです。以前、ダナンについてご紹介したことがありましたが、この記事ではリゾート地としてだけではない、ダナンの新定番観光スポットバナヒルズの様子をご紹介します。

ホーチミンから中部ビーチリゾート・ダナンへ！

近年、成田空港から直行便が就航したことで注目を浴びている街、ダナン。フライト時間がホーチミンからたった一時間ということもあり...

もう何度もベトナム、ホーチミン、ダナンを訪れたことがある方にとっても、インスタ映えを狙いたいあなたにとっても、ぜひ一度訪れていただきたい中世のフランスをイメージした異空間テーマパークのご紹介です。

ベトナム中部ダナンからのアクセス

ベトナム中部の中心都市、国際空港があるダナンからは車で約1時間ほど、25キロほどの道のりです。ダナン中心部からタクシーやチャーター車を借りるか、旅行会社が主催するチケットがセットになったツアーに参加するのが最も一般的。旅行会社のツアーの場合は、他の旅行客と混載で早朝7時頃～夕方ぐらいまでのオプショナルツアーがスタンダードなので、ダナンの過ごし方に合うかよく検討してから予約しましょう。

新観光名所バナヒルズの玄関口に到着

まか不思議な世界の入口へ到着です。

通路をずんずん進みます。

ロープウェイ乗り場前で、チケットの改札があります。

さあ、この先は夢の国です。張り切って、出発しましょう！

バナヒルズの概要とチケット購入

2013年に開園した、バナヒルズ。敷地内は広いため、とても迷いやすいです！入場ゲート前やケーブルカー内にベトナム語や英語のマップがあるので、必ずゲットして先に進みましょう。ちなみに、ケーブルカー内にはマップの横に酔い・嘔吐用のエチケット袋も用意されています。

南国のベトナムのはずが、震えるほど寒い！

バナヒルズがあるバーナー高原は、約100年前のフランス統治時代に避暑地として栄えた土地。それだけに、ダナンの気候とは全く違います。

さすが標高1,487メートル。ケーブルカーを登るごとに冷え込みます。旅行者の主な行動範囲となるダナンとは気温が10℃ほど違うので、ビーチリゾート地ダナンを動き回る服装よりも肌を隠した格好の方が良いでしょう。上着もあるといいかもしれませんね。ちなみにこの日は、11月。ダナンは30℃近くありましたが、バナヒルズの気温は20℃以下でした。ホットドリンクで休憩できるカフェも園内にあるので、無理せず園内を周りましょう。涼しい気候から一年中色とりどりの花々を楽しむことができ、紫陽花が至る所で美しく咲いていました。

食事が付いたセットチケットもおすすめ

通常チケットは大人550,000ドン(約2,750円)、子供390,000ドン(約1,950円)。

施設内にあるレストランでのビュッフェの昼食付のセット券、大人850,000(約4,250円)、子供640,000ドン(約3,200円)もあります。このビュッフェも食べて回れないぐらいの種類が豊富で、1,500円ほどの料金の差であればビュッフェ付きにするのもお得です。料理は豚肉や鶏肉を炭火で焼き味付けしたものや、新鮮なサラダが揃っており、私たち日本人にも食べやすい味付けです。こちらには、ウエルカムドリンクなどが含まれます。

チケットはバナヒルズ到着後購入できるほか、公式ホームページ、ダナン市内の各施設での事前購入も可能です。

バナヒルズの施設情報

施設名： Sun World Ba Na Hills (サンワールド・バナヒルズ)

住所： An Son Village, Hoa Ninh Commune, Hoa Vang District, Da Nang

営業時間：午前7時～午後10時

電話番号： 0905766777

公式ホームページ：https://banahills.sunworld.vn/　(ベトナム語・英語)

ギネス記録！長い！長い！ケーブルカー

バナ山山頂まで続くケーブルカー、世界最長5,801メートル、最高標高差1,368メートルを誇るケーブルカーとしてギネス記録に登録されています。

約20分間の乗車時間は、森の静けさや鳥のさえずりなどを感じつつもダイナミックな岩肌などの自然が楽しめ、あっという間に過ぎ去ります。

ケーブルカーのルートは3ルートありますが、日によって点検、運休している場合も多くあります。

絶景！？珍百景！？インスタ映えスポットの数々

異世界にいるような空間もあれば、ケーブルカーを乗り継いで行くと、中世の街並みを思わせるようなおしゃれな街並みが広がります。写真撮影スポットが、盛りだくさん！写真撮影が大好きなベトナム人は、なかなか前に進みません。

入場ゲート前も、ベトナムらしいフォトスポットが

建物の色使いはもちろんですが、ブーゲンビリアなど南国植物が東南アジアの雰囲気を盛り上げてくれます。

天空の黄金橋！ゴールデンブリッジ

手の近くから下を覗くと、今までケーブルカーで超えてきた山々が見渡せます。このゴールデンブリッジに行くためには、中腹で一度乗り換えるルートを取りましょう。

どこかで見たテーマパークを連想させるオブジェ

ハートの可愛らしいオブジェとお城

お洒落に尽きる！クラッシックカー

周囲の街並みとも相性抜群のおしゃれなクラッシックカーが、至る所に展示されています。

園内で愉快に動き回る、パフォーマー達

園内を歩き回るパフォーマーは皆個性豊かで、終始にこやかに私たちを楽しませてくれます。一緒に写真を撮ってもらうこともできますが、少しばかりのチップを渡した方がいいかもしれません。

子どもから大人まで楽しめるアトラクション

定番のジェットコースターから、室内型のゲームアトラクションまでほとんどのアトラクションが通常のチケットで楽しめます。

落ちる！回る！スリル満点のアトラクション

室内アトラクションエリアでは、メインのアトラクションです。

こちらに乗車しましたが、かなり酔います。酔いやすい方は、ご注意を！

鏡の世界の迷路

簡単にクリアする人は5分ほど、迷路に迷い込んでしまうと15分はかかるでしょうか。

室内ゴーカート

安全に子供も楽しむことができる、アトラクション。

動く！恐竜時代を体験できる空間

恐竜やマンモスが生きた時代を一度に楽しめる、タイムスリップ空間も楽しめます。

大人気！大行列の野外ジェットコースター

このコースターは大人気で、この日は常に1時間待ち。2人乗りが可能です。

ここはヨーロッパ？お洒落な中世の街並みを散策

隅から隅まで、ここがベトナムであることを忘れさせてくれるような街並みが広がります。

東南アジアらしい旅もいいけれど、それと同時にヨーロッパの雰囲気も楽しめるなんて不思議な気分です。

プロによる似顔絵作成コーナー

こんな素敵な街の中で、プロのアーティストにモデル気分で似顔絵を描いてもらうこともできます。旅の思い出として、大切な人と横に並んで描いてもらうのもいいかもしれませんね。2018年11月現在、1人100,000ドン(約500円)でした。

名残惜しい！最後にバナヒルズらしいお土産を購入

小さい子供が喜びそうな遊園地らしいスタンダードなぬいぐるみもありですが、バナヒルズで思いっきり遊んだ後は、施設内に点在するショップでバナヒルズらしいお土産を買うのも楽しいかもしれません。

幼いころに良く眺めた、昔懐かしのスノードーム

150,000ドン(約750円)

カラフルな「I ♡ BA NA」のロゴ入りの、可愛いシリコンポシェット

180,000ドン(約900円)

これからが楽しみ！丸一日遊べるベトナムの遊園地

まだまだこの先のが読めない、異空間テーマパーク、バナヒルズ。新しいエリアを建設途中なのか、山頂ゾーンでは着々と工事が進んでいました。

この日は、午後5時にケーブルカーで下山。静かな山の景色が広がります。辺りはすっかり暗くなり、1日があっという間に過ぎていきました。今回は6時間ほど滞在しましたが、まだまだ遊べる要素はあり！丸1日あっても時間が足りないかもしれませんので、バナヒルズにお越しの際にはぜひ早起きして挑んでみてくださいね。