ベトナム旅行で絶対食べるべきローカルフード7選
2025年3月25日更新
目次
ベトナム滞在中、小奇麗なレストランで生演奏を聴きながら、上品なベトナム料理に舌鼓を打つのもいいですが、普段ベトナム人が食べている庶民派料理も捨てがたいものです。レストランでも食べられないことはないのですが、味付けや具は往々にして外国人旅行客向けに変えられていますので、本場の味とは言えません。
今回紹介する7つのローカル料理は、どれもベトナムで古くから食べられてきたものばかり。道端の屋台や食堂で主に食べることができます。雑多な町中で、蒸し暑い陽気の中現地人に混じって皿飯を食らう。そんな時間も異国香りいいものです。
1 古都の庶民派料理「ブン・ボー・フエ-bún bò Huế-」
ブンボーフエはベトナム中部、フエの料理となります。フエはかつてグエン王朝が政権を築いていた都市で、現在ではそれらの建築物はユネスコ世界遺産として認められています。
ブンボーフエは丸太麺のブンという米粉麺を使用し、牛骨やレモングラスなど十数種類の出汁からスープを作る麺料理。味は濃厚の中で甘味があり、備え付けの唐辛子で辛味をつけることもできます。現在ではベトナム全土で食されている王道グルメといえるでしょう。
2 中華飯もベトナム料理。「コムガー-Cơm gà-」
「コム=ご飯」、「ガー=鶏」という意味のこちらは、中華要素が調和した鶏蒸し飯。ご飯は通常の白米、もしくは鶏出汁が効いたものかのいずれかを選ぶことができます。肝心の鶏肉は店によって調理法が異なり、最近の流行はフライドチキンのように油で揚げたもの。
ベトナム人が団体でコムガーを食べる場合は、一羽丸ごと鶏を注文するのが一般的。約1000円~1500円程度でオーダーすることができます。食堂の定番料理で、レストランではあまり見かけません。
3 日本人の舌にばっちり合う。「ソイ-Xôi-」
もち米を使ったお手軽料理。一皿1万~1万5000ドンと安いのが魅力で、二皿くらいなら女性でも食べられちゃいます。最も一般的なのは「ソイ・ガー」と「ソイ・マン」。ガーは鶏肉、マンは塩辛い味付けという意味。できれば両方とも食べてほしいところです。
ベンタイン市場の近くには「ソイガー・ナンバーワン」という食堂があり、直球の店名ですが、それにふさわしいソイを提供してくれます。ホーチミン旅行者はマストで押さえておきたいローカルグルメです。
4 「ヤギ肉-Dê-」で精力をつける!
ヤギ肉はベトナムでは「THE庶民派料理」の一つ。日本はあまり馴染みがありませんが、ベトナム人にとっては豚肉、鶏肉、鴨肉に続くポピュラーの料理です。主に食堂で食べることができ、焼き肉、炒め物、もしくは鍋で注文するのが一般的。
また、ヤギ肉の中でも最も人気なのが「乳房肉」です。メニュに「Vu De(ヴー・イェー)」の文字を見かけたら、必ず注文してください。なお、タレはどこの食堂も豆腐を発酵させたクセのあるものです。
5 暑いからこそ「鍋-cái nồi-」をつつく。それがベトナム人です
ベトナム人は三度の飯より鍋が好き。「えっ?南国なのに鍋?」と戸惑われるのも無理はありません。しかし、ベトナム人は真昼から鍋を突きます。スーパーのフードコートでは、一人鍋をしているベトナム人をたくさんうかがうことができます。ショッピングセンター内のレストラン街でも、鍋レストランがないところは決してありません。
ベトナムで最も一般的な鍋は、タマリンドとトマトをベースにした甘酸っぱいスープ。何も言わなければ、問答無用でこれが出てきます。あとは具の種類を選ぶだけ。具は豚肉、牛肉、魚、海鮮、などさまざま。また、メコンデルタでは「ラム・マム」という郷土料理の鍋があります。もしこちらの看板をホーチミン市内で見かけたら、ラッキーと思って店に入りましょう。
6 一足早くお正月。伝統料理なら「バインチュン-Bánh Trung-」
バインチュンはベトナム人にとってはお正月に食べる定番料理。もち米に緑豆を練ったものと豚肉を具にして、緑葉で巻きます。スーパーや食堂でも普段から売っているお手軽料理でもあります。また、テト正月が近づくと、住宅が並ぶ路地先から、香ばしい匂いが漂いはじめます。
ベトナム人は、みんなこのバインチュンを家庭で作るのです。正月期間中は親戚や友人がひっきりなしに挨拶に来るので、彼らのためにもドラム缶で大量に作ります。もしテト正月間近にベトナムへ来た方は、是非路地に入ってみてください。道端で火を焚いている光景を見ることができるはずです。
7 ベトナム人はみんな大好き、「ゴーヤスープ-Canh mướp đắng-」
食堂で決まってメニューにあるゴーヤのスープ。中は肉団子が入っています。味はなんとなく見当がつくかと思いますが、ゴーヤのうま味と苦みがほどよく効いて美味。おいしいゴーヤスープを出すところは、ゴーヤが非常に柔らかく、スプーンで簡単に割ることができます。出汁がしっかりと染み込んでいるので、苦みもほとんど感じません。
ホーチミンの町を散歩がてら探すのがコツ
今回紹介した料理は、ホーチミンの町中を歩いていれば見つけられるものです。これ目的で歩くのではなく、観光がてら、辺りにアンテナを張って、看板を見つけたら立ち寄る、そんな旅行プランがおすすめです。ホーチミン観光情報ガイドが最近書いた記事
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