道行くぶらり旅。ホーチミン路地裏に広がる日本人町は昭和の香り

2023年5月16日更新

道行くぶらり旅。ホーチミン路地裏に広がる日本人町は昭和の香り

今回の道行くぶらり旅は夜の散歩。

やってきたのはホーチミンの1区レタントン通り界隈。同通りはトンドゥックタン通りを起点に、ベンタイン市場まで続く長い大通りです。そのレタントン通りの入口から約200mにわたり、日本人街なるものが形成され、そこかしこに日本語の看板文字を目にすることができます。

道行くぶらり旅。ホーチミン路地裏に広がる日本人町は昭和の香り

その大通りから路地に入ると、そこは日本人が多く暮らす区画となります。蜘蛛の巣のように幅狭い道が枝分かれし、アパートメントや飲食店などがでこぼこと軒を連ねています。

今回は路地裏に広がる夜の日本人町を散策してみました。

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旅行者も必見の日本人町をご案内!

日本人町はレタントン通りの大通り、もしくはタイバンルン通りから入ることができます。一応路地の入口傍には区画を示した簡易マップがありますが、正直利用価値は薄いです。それほど道は複雑で曲がりくねっています。

夜になると、道の頭上には提灯が橙に灯り、路地裏をほのかに照らします。また、カウンターバーやカラオケ、スナックなど、夜の時間をうっとりと過ごせる店がネオン看板を店先に光らせ始めます。

昔懐かしい昭和の香り

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道を歩くと、店内の明かりがぼんやりと外に漏れているのがわかります。のぞいてみると、ベトナムとは思えない昭和の懐かしい光景が。客層はほぼ日本人。

女性の一人客も多く見受けられ、ホーチミンという異国の夜で日本を懐かしむ人々が集っています。中には日本人に連れられてやってきた欧米人、ベトナム人の姿もちらほらと。みなさん物珍しそうに辺りを見渡しています。

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この日本人町は言ってみれば、ホーチミン在住日本人のセカンドホーム的な存在。日本人経営のお店が多いので、日本にいるのと変わらぬ日本料理を楽しむことができます。

接客するのはベトナム人スタッフですが、みなさん親切で日本のおもてなしを学んでいる様子です。お店によってはアイドル的存在の女性スタッフもいて、常連客に屈託ない笑顔を振りまいて談笑している様子も。ほのぼのとしていていいものです。

ホーチミン在住日本人の暮らしを観察

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この路地裏は店だけではなく、実際多くの日本人が暮らしています。アパートメント、ルームフォーレントと看板がある場所は住宅となり、また、1階は店でも2階より上階の部屋を間借りしている人もいます。部屋貸しの家賃相場は300~400ドル程度。旅行者向けの短期貸しはほぼありませんので、ゲストハウスのように利用することはできなさそうです。

もしこの界隈に宿泊したいのであれば、タイバンルン通りに宿を探すのがおすすめです。2つ~3つ星のホテルが並び、宿泊料金はおよそ100万ドン~150万ドン。出張に来越したビジネスパーソンも利用するホテルなので、清潔でサービスもいいです。

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あてもなく通りを歩いていると、筆者も迷ってしまった。その先には「和」を打ち出す手打ちそば屋があった

日本食に舌鼓を打つ

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ラーメンを扱う店だけでも5店以上ある

旅行者は「ベトナムに来て日本食?」と思うかもしれませんが、異国の地で食べる日本料理もまた一味違います。

ご年配の中には「料理は和食がいい」という方も多くいますので、そういった方々にもおすすめ。もちろん出張者は一度このエリアを隈なく歩いて、行きつけの店をいくつかピックアップしておくといいでしょう。

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日本人町を歩いていると、なにやらノスタルジー香る景色が見えてきました。ブラウン管の映りが悪いテレビで見るような、まさに昭和初期のレトロな雰囲気。

筆者は30代前半なのでこの時代に生きてはいませんが、なぜか懐かしく感じるのはきっと気のせいではないでしょう。

居酒屋「鶏笑」で昭和にタイムスリップ

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ガラスの窓越しに賑わう客の姿があったので、早速中に入ってみることに。

店内はカウンターテーブルとその後ろに二人席がいくつか。とても狭い店内は満席で、客は窮屈そうに、それでいて楽しそうにお酒を飲んでいます。欧米人客も一組見られ、ちびちびと焼酎を飲んでいる姿にちょっと嬉しく感じます。

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純和風テイストの居酒屋で、メニュー表もありますが、焼き鳥類は壁の札からも選ぶことができます。カウンターキッチンからは炭でじっくりと焼き上げる焼き鳥の香ばしい香りが漂ってきます。

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サラダ、惣菜、丼もの、焼き鳥、串焼きとメニューは50種以上。予算は二人で50万ドン程度といったところでしょうか。

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焼き鳥はせせり、皮、豚肉などを注文してみました。テーブルには醤油、ウスターソース、からし、わさび、山椒とありますので、お好みをチョイスしてください。焼酎、ウィスキー、チューハイ、ビールも一通りそろっています。筆者は梅酒のロックとカルピスハイを一杯ずついただきました。

数軒隣にはラーメン店もあるので、アルコールに酔ったあとは、そちらに場所を移すのも楽しみが広がりますね。

月明りに照らされた夜の日本人町

日本人町にある飲食店は日中も営業しています。ただ、今回紹介したような昭和の雰囲気が漂いはじめるのは、夜の帳が下りてからとなります。

場所はレタントン通りの路地裏。市民劇場から歩いて10分程度です。ドンコイエリアにホテルをとっている方は、ふらっと散歩がてら日本人町を歩いてみてはいかがでしょうか。何度も言いますが、異国の地で日本を改めて感じるのは、けっして悪くはないものです。

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