ベトナム旅行で受けておきたい予防接種
2023年5月16日更新
気候も衛生状態も日本とはちがうベトナム。ベトナム旅行前に受けておきたい予防接種をご紹介します。
まず、ベトナムでも自然環境の厳しい奥地や外国人旅行客が行かないような場所に行くのでない限り、体調をくずすとしても風邪をひいたり、軽い下痢程度の心配がある程度です。
ただし、場合によってはデング熱、日本脳炎、マラリア、食中毒、赤痢、アメーバ赤痢、A型肝炎、腸チフス、狂犬病、結核、B型肝炎というような一般的に日本より感染のリスクが高い病気も現実にはあります。
体調を万全にして旅行に臨もう
ただし、基礎体力を備えていなければ免疫力も下がり、同じ環境でも感染の影響を受けやすくなります。旅行前には体調を万全に整えておきましょう。旅行中は生水をのまないことはもちろんですが、虫よけスプレーで蚊の対策もマストです。そのうえで、必要に応じて予防接種を受けておくことがおすすめ。
上記にあげたような病気のほかにも、直行便以外の飛行機で中継に他の国に寄る場合には、その国で必要な予防接種も受ければ安心です。しかし、予防接種というのは健康保険がきかず、複数の接種で費用はかなりの高額になってしまいます。もちろん、想定される感染症のすべての予防接種を受けられれば万全ですが、時間的にも経済的にも現実的ではありませんね。
予防接種を受けるべき人とは
そこで、それぞれの人の考え方にもよりますが、通常1週間以内程度のベトナム旅行では予防接種は必要ない、という医師の意見を複数個所で散見します。また、実際に旅行者の多くも短期間であれば予防接種は受けずに、現地での飲食や衛生に気を付ける、という程度で無事に帰国しています。ただし、ひと月を超えるような滞在などでは、やはり予防接種をおすすめします。
とはいっても、先に言った通り、すべての接種を受ければかなり高額になります。そこで、上掲の感染症のうちA型肝炎と日本脳炎の接種を最低限受けてはいかがでしょうか。A型肝炎は日本人がかかりやすい感染症ですし、日本脳炎は罹患時の致死率も低くないためです。
キャッシュレス対応の保険に加入しておこう
それでも万一、現地で体調がわるくなった場合には、ベトナムの病院に行くしかありません。そのようなときのために、その場で治療費を払わずに済ませることのできる海外旅行保険に加入して、病院にはその保険証を持っていきます。保険のきかない外国人が治療を受ける際には大きい金額を現金で持っていないと診察をしてもらえないことも多いからです。
また、現地で感染して帰国後に発症するということもあります。そのときは日本の病院に行けますので安心ですね。その際は、空港で貰えるイエローカードを持参して、病院の窓口に提出すれば、ベトナムで流行りの感染症の疑いを持って診察してくれます。
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