ホーチミン市とコンダオ島を結ぶ高速船サービス、一時停止へ

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2024年7月10日更新

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    ホーチミン市とコンダオ島を結ぶ高速船 (タンロン)のサービスが、運行開始からわずか2か月後の7月29日で一時停止されることになりました。このサービスを運営するフーコックエクスプレスボートカンパニーは“効率が悪いため運行を中止する“と発表しましたが、再開時期は未定のようです。

    この高速船は今年の5月13日に運行を開始し、週に3回の運行を予定していました。チケットの購入はエージェント、チケットオフィス、ウェブサイトなどで販売されていて、価格はチケットクラスと出発時間によって615,000ドン(約24ドル)から1,100,000ドン(約43ドル)でした。

    平日の平均乗客数は200人程度で、週末には600〜700人程に増えていました。高速船「タンロン」は1,017人の乗客を収容でき、最高速度は35ノット(約60km)で、ホーチミン市とコンダオ島間の移動時間は約4時間です。

    ホーチミン市とコンダオ島を結ぶ高速船サービス、一時停止へ

    運行開始からわずか2週間後、この高速船の乗客数は定員の50%未満に留まりました。乗客の多くはサービスなどに満足していたものの、ホーチミン市中心部からヒエップフオック港までの距離が遠く、利用の不便さが指摘されていました。同社のゼネラルディレクターであるヴー・ヴァン・クォン氏も中心部から港への移動が難しいことを認めており、この距離が乗客の利用を妨げていると述べています。

    運行停止の背景には、ヒエップフオック港までの距離だけでなく、港への入場料や天候条件も影響しています。ベトナムでは突然のスコールなどが発生するため、天気の予測が難しい状況にいなっています。問題の改善として、事前予約をした乗客にはホーチミン市1区の9月23日公園から港までの無料シャトルバスサービスも提供されましたが、問題が発生し、一度6月の初めにサービスが停止されました。その後、再開されたものの根本的な解決には至らず、最終的に運行停止が決定されました。

    コンダオ諸島は、インドシナ戦争時代に大規模な刑務所で知られていましたが、現在では白い砂浜と澄んだ青い海で、世界的でも有名な観光地となっています。ホーチミン市から約230キロメートル南東に位置するこの美しい島々へのアクセス手段として期待されていたこの高速船の運行停止は、多くの観光客にとって残念なニュースとなりました。

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