ホーチミンからカンボジアとの国境「モクバイ」へ行こう!
2023年5月16日更新
「モクバイ」はタイニン省にあるカンボジアとの国境の町。在住外国人にとっては、ベトナムに滞在するビザの都合上、定期的にベトナムを出国しなければならない場合があります。そんなときに、外国に最も近いモクバイを越えてカンボジアに入国し、再びベトナムに再入国することになります。
しかし、旅行者にとってもモクバイは是非覚えておきたいところ。もし滞在日数に余裕があるならば、モクバイを越えてカンボジア旅行を楽しむことだってできます。そこで、今回はモクバイまでのバス旅をご案内します!
モクバイまでバスで行く
モクバイまでは路線バスで気軽に行くことができます。バックパッカーの町ファングーラオ通りと並行して広がる9月23日公園には小さなバスターミナルがあり、そこから発着している703番のバスがモクバイまで行きます。
ちなみにベンタイン市場ロータリー向かいのバスターミナルからは出ていませんので、ご注意ください。
所要時間は約2時間半
ホーチミンからモクバイ国境までは、バスで揺られること約2時間半の旅。路線バスの中でも比較的新しいブルーバスです。社内は決して清潔とは言えませんが、冷房は効いていますし、始発から乗るので確実に座れるほか、途中の乗客も少ないです。
気になる運賃は、なんと格安の4万ドン。日本円に換算すると約200円。庶民の強い味方ですね。受け取った乗車券は、バスを降りるまで捨てないようにしてください。
また、モクバイ国境は終点となるので、到着までひと眠りするのもよし、読書や友人と談笑するのもよし、降車を気にする必要はありません。
モクバイ国境に到着
モクバイの国境に到着したら、バスを降りてイミグレーションに向かいます。イミグレーションとは入国管理を意味します。つまり、イミグレーションを抜けると、晴れてカンボジアに入国することになります。
ちなみに日本人はカンボジアへの入国の際にはビザの申請料で30USDほど費用が発生しますが、ベトナム人はビザ免除で入国できます。というよりも、ベトナム人は東南アジアであれば基本どこもビザは不要のようです。
そのため、今回筆者が訪れたときも、多くのベトナム人団体客がいました。モクバイ国境を越えてカンボジアに入り、その後プノンペンを経由して、アンコールワットのあるシュムリアップまで約10時間程度で行くことができます。すべてバス旅です。
免税店もある
比較的大規模の免税店もあります。ちなみに、ホーチミンの市内には免税店がありませんので、興味がある方はここを覗いてみてください。それほど繁盛しているわけではありませんが、異国の殺伐(笑)とした雰囲気を感じることができることでしょう。
カンボジアに入国
カンボジアのイミグレーションはバベット国境。こちらは仏教大国らしい華やかな風貌。また目と鼻の先には「グッドラックホテル」という高級ホテルがあり、カジノが併設しているため在住日本人も休日によく訪れるようです。
ベトナムとカンボジアは2国間周遊旅行が人気ですが、多くの旅行者は空路を選択します。ちなみに、バス(陸路)を選ぶのであれば、ここからプノンペンの町までは3時間強かかり、プノンペンからシュムリアップまでは、さらにバスを乗り継いで6時間かかります。多くの旅行者はプノンペンで一泊するようです。
もし時間に余裕があれば、バスの窓際に頬杖をついて、ゆっくりと移り変わる景色を眺める、のほほん旅も捨てがたいものです。
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