ベトナムで人気のリゾートエリア 5選
2023年5月16日更新
日本から約6時間の空旅で到着するベトナムは、南北に長い国土を誇る国。中部以南は常夏を象徴する熱帯の気候。雨季と乾季があるものの、一年を通して夏日が続きます。
そんなベトナム国内には、旅行者を満足させるリゾートエリアがいくつかあります。どこも雰囲気がまるで異なるので、目的別でエリアをチョイスすることができます。今回は、筆者がおすすめするリゾートエリアを5つ紹介したいと思います。これからベトナム旅行を計画される方は、下記エリアのいずれかを選んでみてはいかがでしょうか。
1 ブンタウ
ブンタウはホーチミン近郊の港町で、ホーチミン市内からはバス、もしくは高速船で行くことができます。外国人旅行者にはまだ知名度は高くはありませんが、日帰りで行けるプチリゾートエリアとして、ホーチミンの喧騒から離れたい人におすすめです。
ブンタウは南シナ海で獲れる魚介を堪能することができます。ブンタウのダウンタウンにはシーフードレストランが幾つかありますが、どこも旅行者向けなので、値段は少々高め。おすすめはチャンフー通り沿いにある食堂街。近くで早朝水揚げされた魚介がタライに並び、指さしで選びます。すべて時価ですが、目玉が飛び出るほど高くはありません。とにかく新鮮でおいしいので、一度は試してほしいですね。
リゾートエリアといえば、ナイトマーケットも欠かせない要素ではありませんか。ブンタウのナイトマーケットは、バックビーチと並行して走るトゥイヴァン通り沿いに毎夜開催されます。昼間も海沿いには屋台が並んでいますが、夜はさらに増えて、プラスティックチェアに座ってシーフードを食べたり、雑貨を物色したりすることができます。
2 タオディエン(ホーチミン)
タオディエン地区は、ホーチミン市内2区のエリア。新興住宅街で、高級マンションやヴィラが並び、富裕層のベトナム人や、欧米人が多く暮らしています。ベトナムらしさは感じませんが、西洋風の街並みに心癒され、プチパリ気分を満喫することができます。アクセス方法は、ホーチミン中心からタクシーで約30分。
サイゴン川の畔でコーヒーブレイクをとる旅行プランはいかがでしょうか。ホーチミン市内中心は、想像以上に都会で、なかなかリゾート気分に浸る時間がありませんね。タオディエン地区は車やバイクの通りも少ない閑静なエリアなので、家族や恋人と心落ち着く時間を満喫することができます。
料理は欧米人がオーナーのレストランが多いことから、多国籍料理が充実しています。ベトナム料理もいいのですが、無理して現地の料理を味わうのではなく、好きな料理を好きなだけ食べて満たされる余裕を持ちましょう。
また、日中は日差しが厳しいホーチミンも、夜は気温が下がるので、あえて夜にタオディエン地区に足を運ぶのも一つの手です。大切な人としっとりとした時間を過ごせるカフェやレストランがいくつも点在しています。
3 ムイネー
ホーチミン市からバスで約5時間強走った先に広がるのが、砂丘で有名なムイネー。ベトナム人の若者に人気の旅行先で、近年リゾート開発も進んでいることから、ハイシーズンには欧米人で昼夜問わず賑わっています。
ムイネーの魅力は、海沿いに建つバンガローに宿泊することができることです。夜にデッキチェアに寝そべって、さざ波を聴きながらワインを揺らす素敵な余暇を過ごすことができます。
砂丘で有名なムイネーですが、本来は港町。バイクをレンタルして海沿いを走ると、多くの漁船を眺めることができます。
砂浜では網漁で引き揚げられた魚介を買うことができます。早朝に行くと、さまざまな魚介が手に入るのでいいのですが、昼下がりの時間に行けば、格安で手に入れることができます。また、買った魚介はその場でボイル、もしくは網焼きして食べることができます。
ムイネー旅行は海水浴よりも、アウトドアがおすすめ。黄色い砂のイエローサデューンや、白い砂丘のホワイトサデューンは、リゾート感120%。バギーに乗って、砂丘を上り下りすることができます。
そのほか、妖精の渓流と呼ばれる足湯や、チャンパ王国の遺跡なども必見。ホーチミン旅行を4泊以上計画されている方は、そのうちの二泊をムイネーにあててみてはいかがでしょうか。
4 ニャチャン
ベトナム中南部、南シナ海に面するカインホア省の省都ニャチャンは、ベトナムの誇る一大ビーチリゾートエリア。約7kmにわたって続く砂浜は、どこでも泳ぐことができます。どこもパラソルがたくさん咲いていて、欧米人のオアシス的エリアとなっています。
パラセーリングやジェットスキー、スキューバーダイビングなどマリンスポーツも楽しめるほか、高速船に乗って、離れ小島に行くオプショナルツアーなども人気。まさに楽園のようなリゾートエリアです。
また、ニャチャンの観光スポットはビーチだけではありません。「ホンチョン岬」や「ヴィンパールランド」、「泥温泉」など、子供から大人まで楽しめるスポットが盛りだくさんです。
夜はナイトマーケットはもちろんのこと、シーサイドレストランもおすすめ。砂浜にテーブルやソファを置いて、夜の海を眺めながら恋人と愛を囁くことができるほか、プールサイドでにぎやかなオールディーソングに耳を傾けながら、友人同士で絶え間ない会話を咲かせることもできます。
5 フーコック島
近年最も注目されているリゾートエリアといってもいいでしょう。数年前までは、まだまだ交通インフラが整っていなく、外国人旅行者を満足させることはできませんでした。ベトナム人の穴場的リゾートに留まっていました。しかし、2013年以降、政府がフーコック島の観光資源を活かして、開発をすすめました。そして、現在では大型複合リゾートホテルができるなど、一大リゾートエリアへと成長したのです。
フーコック島の中心市街地であるユーンドン市が旅の拠点となります。その界隈にはオープンエアのカフェ&レストラン、バーなどがいくつも点在しているほか、ヌクマム工場や胡椒畑なども見どころ。フーコック島で生産されるヌクマムは品質がいいと定評があり、旅行のお土産として、段ボールにヌクマムを詰めて船便を手配するベトナム人旅行者もいるほど。
夜のフーコック島はエキゾチックな時間が訪れます。海沿いに毎夜広がるナイトマーケットで、潮の香りを感じながら雑貨を愛で、海鮮料理をアルコールと一緒に食べる。夜が深まったら、海沿いを散歩してみてください。裸電球の灯るバーに腰を置いて、異国情緒ある時間をおくれます。また、夜のホタルイカ釣りのツアーも催行しています。船酔いが問題ない方は、おすすめです。
いかがでしたか。今回紹介した5つのリゾートエリアは、年間を通して楽しむことができますので、時期を選びません。ベトナムらしい時間を満喫したいのか、それともプチパリ気分を楽しみたいのか、はたまた滞在中は海水浴で心を開放したいのか、旅行者の目的によって旅先を選んでください。
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