【インタビュー】2つのYKCスパを経営するカナダ人シンディさんの魅力ある人柄

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2023年5月15日更新

【インタビュー】2つのYKCスパを経営するカナダ人シンディさんの魅力ある人柄

皆さんは、ベトナム旅行で必ず体験したいことといえば、なんでしょうか?

ヘルシーなベトナム料理を堪能するのももちろんですが、エステやスパでのリラクゼーション・マッサージを思い浮かべた方もいますよね。そんなエステ・スパですが、経済が著しく発展していて、店の入れ替わりが激しいホーチミンでは、数多くのお店が競合しています。

その中で、なんと20年以上もの歴史を持つスパがあるのです!その名も”YKCビューティ”。アロマセラピーを中心とした施術を行なっているお店です。そして、その経営者が近年新しく”YKCウェルネス”を開業されました。今回のインタビューでは、その経営者であるカナダ人のシンディさんにお話をお伺いしました。

〜シンディさんプロフィール〜

香港の家系を持つベトナム系カナダ人。ホーチミン出生ののち、幼少時代はボート難民としてマレーシアの離島で過ごすことになる。その後カナダに渡ることとなり、ホーチミンへ戻ってきたのは結婚した後の1996年のこと。

1. マルチリンガルのシンディさん、言語習得の驚くべき経緯

筆者「早速インタビューに入っていきたいと思うのですが、その前に驚いたのが、ベトナム語も英語も流暢に使いこなされていますね。香港の家系をお持ちということは、他にも話せる言語があるのでしょうか?」

シンディさん「他に、広東語と中国語を話すわよ。幼い頃はホーチミンの中華エリア(5区)に住んでいたから、ほとんど広東語と中国語をしゃべってたわ。ベトナム語をしっかり学びはじめたのは、小学校に入ってから。だけど、そのあとボート難民としてマレーシアのある島で1年間住むことになって、カナダのトロントへ移り住んだのはそれから。その後はずっと英語だったから、ベトナム語を話すチャンスはなかったわね。それで、なんでまたベトナム語を話せるようになったかと言うとね、スパをオープンして従業員がみんなベトナム語しか話せないから、経営者としてみんなをまとめるためだったのよ。今は日常会話だと外国人だとバレないわ。ただ、書くのはいまでも苦手ね」

2. 内なる強さを秘めたシンディさんが運営する、 2つのスパの個性とは

【インタビュー】2つのYKCスパを経営するカナダ人シンディさんの魅力ある人柄

このスパをオープンしたきっかけをお聞きしてもよろしいでしょうか?

シンディさん「私はね、若いころからとても美容に興味があったの。だから、カナダにいた時にスキンセラピーで有名な専門学校を卒業して、そこで小さなお店をオープンしたわ。だけどそれから間もなく、夫の仕事でベトナムに来ることになったの。こっちに来てからも、私の学んだ技術や経験を生かすために、改めてスパの開業を決意したのよ。それが1996年に開業したYKCビューティースパよ」

YKCという名前は何か意味がありますか?

シンディさん「これはね、立ち上げの時のメンバーの名前の頭文字なの。3人の仲間で集まって、それぞれの頭文字をとってみたら、”YKC”となったんだけど、実はこれ、広東語で”Easy business”という語呂合わせにもなったの。だからこの名前にしたの。なかなかいいでしょう?」

このお仕事は、シンディさんにとってどのようなものでしょうか?

シンディさん「私の情熱は人に尽くすこと。だから、この仕事は天職だと思ってるわ。最初はサービス業が自分に合っているなんて気づかなかったんだけど、この仕事をはじめて、人のために心を込めて何かしてあげることが大好きだって気付いたのよ」

筆者「ボート難民を経験され、全く新しい土地でのゼロからの生活を幾度も経験されていますよね。これだけの経験の中では、おそらく壁にぶつかったこともたくさんあったかと思います。今までどのようにして、困難を乗り越えてこられたのでしょうか?」

シンディさん「そうね……。まあ、どんな困難に立ち向かっても、ただ解決していくだけよ。困難がやって来たからといって、何も恐れることはないし、そんなの毎日やってくるものよ!」

筆者「素敵なお言葉ですね。とても興味がでてきました。一つ経験談を教えてくれませんか?」

シンディさん「このスパに関して一つ大変だった例をあげるとしたら、これかしら。1996年に”YKCビューティースパ”と言う最初の店舗をオープンした当時の話なんだけど、当時はベトナムにサービスという概念がまだなかったのよ。だから、ベトナム人にサービスにまつわる全ての仕事を教えるのは本当に大変で、毎日私一人でレジ打ちやらその他いろんなサービスを走り回ってこなしていたわ。しかも、当時ベトナム人のほとんどが英語を話せなかったから、お客様に質のいいサービスを提供すると言う概念を教育するのが本当に大変だったわね」

2つのYKCスパ。日本人にはどちらがおすすめでしょうか?

シンディさん「1996年に開業したYKCビューティースパは、主にヨーロッパスタイルのアロマセラピーを行なっているわ。このスタイルは、優しく柔らかなタッチで施術するの。身体だけでなく精神的にもいい効果があって、安心してリラックスできるのが特徴なの。ちなみに、このスタイルが私の専門分野よ。もう一つのYKCウェルネスは、力強くマッサージをされるのを好むアジア人の需要に合わせたサービスを行なっているわ。この分野は私の専門ではないのだけれど、このスタイルのプロを雇用して質の高いサービスを行なっているわ。なので、日本人にどちらがオススメかと言われても、正直いって国籍なんて関係ないわね。どちらの店舗でも、全てのお客様に対して同じように清潔でプロとしてサービスをさせてもらっているから。お客様の好みでお店を選んでいただけると嬉しいわ。お好きなスタイルを選んでいただければ、どのお客様でもどちらかの店舗で必ず満足していただけるはずよ。

3.人生で最も大切にしていることは?

【インタビュー】2つのYKCスパを経営するカナダ人シンディさんの魅力ある人柄

人生で最も大切にしていることといえばなんでしょうか?

シンディさん「そうね。少し自己中心的に聞こえてしまうかもしれないけど、自分の健康を一番大切にしているわ。だって、自分が健康であればみんなに奉仕できるじゃない? だから、家族や働いてくれているスタッフみんなを愛しているんだけど、最重要視しているのはやっぱり健康かしら」

この事業で成功されていらっしゃいますが、シンディさんにとっての成功とは何でしょうか?

シンディさん「なんだかんだ言って、お金もすごく重要だし、家族もすごく大事よね。この二つのバランスが取れていることが成功かどうかの基準になると考えているわ」

4. 良きパートナーを募集中。シンディさんの今後の人生計画とは?

【インタビュー】2つのYKCスパを経営するカナダ人シンディさんの魅力ある人柄

今後の夢や計画はありますか?

シンディさん「今年で60歳になったんだけど、子供達も自立したし、これからは女性として自分の人生を楽しむ時間だと思ってるわ。家族との時間をもっとたくさんとっていくつもりよ。そう言うわけで、このスパの事業で協力しあえる良きパートナーを募集中なの。一緒により良い美容サービスを提供したいと考えてくれる人や、情熱を持ってお店を全て運営してみたいという方、心から大歓迎よ。もし、誰か興味がある方がいらっしゃったら、ぜひご連絡くださいね」

筆者「本日は本当にありがとうございました!」

インタビューの様子

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