ホーチミン市、トゥーティエム第4橋の建設提案:交通インフラを強化へ
2024年8月14日更新
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ホーチミン市人民委員会は、交通運輸省に対して、全長2.16キロメートルの「トゥーティエム第4橋」の建設を検討するよう提案を出しました。この提案に基づき、橋の通行幅は80メートル、クリアランスは15メートル、そして6車線の構造となる予定です。総工費は約4兆8000億ドン(約1億9120万米ドル)と見積もりがされています。
2013年に首相が発表した「ホーチミン市交通発展計画」によれば、トゥーティエム第4橋は当初、4車線の計画であり、第7区と第2区(現在のトゥードゥック市)を結ぶ予定でした。しかし、コンサルティングユニットによる最新の調査では、2050年までの予想交通量に対応するためには6車線に増設する必要があると指摘を受けたため今回のような発表に至りました。この提案は、プロジェクトの効果を最大化し、交通渋滞を防ぐために行われるものです。
また、サイゴン川で運行される内水路車両の輸送能力は120人から1000人で、車両の高さは最大12メートルに達するとホーチミン市行政は説明しています。近年、川上でのレストラン船の運行が増加しており、これらの船舶の利用者数も増加していることから、橋梁の構造に関して慎重な検討が求められています。
さらに、コンサルティングユニットは、トゥーティエム第4橋の建設を進めるとともに、アプローチ道路の整備を提案しています。橋梁部分だけで1.6キロメートルを超える予定で、6車線のうち4車線は自動車用、残り2車線は混合車線となります。
なお、トゥーティエム第4橋は当初計画されていた縦開閉式の橋ではなく、固定式の橋として開発されることが決定しました。これにより、橋梁の耐久性が向上し、将来的な保守管理も容易になると期待されています。
今回のプロジェクトが実現すれば、第7区とトゥードゥック市のアクセスが大幅に改善されるとともに、ホーチミン市全体の交通網の効率化が図られることでしょう。
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