ホーチミン市のバス停に広がるゴミ問題— 環境意識の低さが原因か
2024年8月9日更新
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ホーチミン市内の多くのバス停が、定期的な点検があるもにもかかわらずゴミ捨て場として使用されている現状が問題となっています。ビンタイン区のグエンシー通りやディン・ボー・リン通り、そしてトゥードゥック市内の国道1号線沿いのバス停では、頻繁にゴミが不法に捨てられ、深刻な環境問題を引き起こしています。
とあるバスの利用者は、この問題の原因として住民の環境意識の低さを挙げ、当局が監視カメラの設置や罰則強化を通じて監視を強化すべきだと述べています。また、ホーチミン市公共交通管理センターの代表者も、バス停でのゴミの不法投棄がバスの乗降に支障をきたし、交通事故のリスクを高めていると指摘しました。
同センターは、ホーチミン市内のバスに関連するインフラの管理を担当している一方で、歩道の管理は各区やトゥードゥック市の管轄下にあります。そのため、この問題に関しては、同センターから地元当局に報告が行われています。しかし、トゥードゥック市や各区の努力にもかかわらず、問題は依然として広範にわたって続いています。
ホーチミン市公共交通管理センターは、この問題に対処するため、市内の交通警察や交通運輸局の監査部門と協力覚書を締結しました。今後、同センターはトゥードゥック市や各区と連携し、バス停の点検を強化する予定です。