ホーチミン市内で旅行者におすすめのウィークエンドマーケットをご紹介!
2023年5月16日更新
目次
バンコクにあるチャトチャックウィークエンドマーケットは日本人旅行者にもとても人気のある週末限定のマーケットですね。ベトナムのホーチミンにも、あれほどの規模ではありませんが、近年いたるところでウィークエンドマーケットが開催されていて、ちょっとしたブームになっています。いずれも地元密着なので若者のトレンドを見ることができます。彼らがどんなものを食べ、どんなものを買い、どんな流行りに敏感なのかを知りたい方は、一度訪れてみるといいでしょう。
今回紹介するのは、観光客もタクシーで気軽に足を運べるホーチミン市内中心で開催するマーケット。基本は毎週土曜、日曜の2日間限定の開催となりますが、所によっては隔週、月一度のマーケットもあります。
市内最大規模「ホアルー競技場」
ウィークエンドマーケットはホーチミン市内の公園や商業施設内など、あちらこちらで開催されるようになりましたが、その多くはなかなか定着しておらず、やっていても小規模なところがほとんどのようです。その中でも市内最大規模を誇る人気のウィークエンドマーケットが、こちらの「ホアルー競技場」。
平日は陸上競技場として利用されていますが、土日の週末限定で御覧のようなマーケットが開催されます。毎週開催ではなく、文化センター(聖母マリア教会裏手)と交互に開催されるので、詳しくは公式宣伝HPをご覧ください。
ホアルー競技場のウィークエンドマーケットは現地人なら誰もが知っている人気の場所。天井の高いトタン屋根の下に300以上のブースが所狭しと並んでいて、飲食兼休憩スペースも広く設けられています。服飾雑貨店では若者に流行りのミドルブランドから学生のハンドメイド品が揃い、その横では消えるタトゥーとして話題となっている"ヘンナ"や自分の顔をユニークなイラストにしてくれる似顔絵師など、その光景はまさにカオス。
旅行者であれば屋台料理も是非食べて行ってほしいところ。ヘルシー料理が売りでもあるベトナム料理ですが、屋台で扱う料理は脂っこいものが多く、男性が好みそうなものも多々あります。また、ベトナム料理だけではなくタイを代表するトムヤンクンや台湾の象徴でもある飲茶。日本からは巻き寿司が登場。アジア各国の料理を楽しむことができます。
DATA
名称:ホアルー競技場(Hoa Lu )
住所:
ホアルー競技場:2 Dinh Tien Hoang St. Dist.1
文化センター:4 Pham Ngoc Thach St. Dist.1
Facebook:https://www.facebook.com/HelloWeekendMarket/
毎週コツコツと営業中。地味に人気。「ギャラクシー・グエンユー」
ホアルー競技場と並ぶ知名度を持つ人気の週末限定市場。グエンユー(Nguyen Du)通り沿いにあるギャラクシー(galaxy)シネマ敷地内で毎週末開催しています。ベンタイン市場から歩いて行けますし、統一会堂からも徒歩圏内。映画館では流行りの作品が上映していますので、映画を鑑賞する前後に立ち寄る現地人の姿が定番。
ホアルー競技場と比べると、規模は正直小さめ。直線20mほどのテントの中には100程度の店がひしめき合っていて、その多くはレディースの洋服やアクセサリー系。
服飾雑貨はストラップやキーホルダー、スマホカバーなども充実しています。ホーチミンの市場できまってみるのがスマホカバー屋。一店舗で数百種類のデザインを扱っていて、どれも日本では見かけない個性的なものばかり。自分用、彼氏彼女へのお土産としてもいいかもしれませんね。
韓国ブームにのってか、ここ最近帽子の種類も多くなってきている様子です。定番とも言えるストローハットのほか、ソフトハット、ボーラーハットなども女性にうけている様子。滞在中の使用はもちろん、夏アイテムとして1つ先取りしておくのもおすすめできます。値段は15万ドン前後(約750円)とリーズナブルな上、予想以上に丈夫でしっかりしている作りです。最近はメイドインベトナムを中心に品質が向上している節が見受けられます。
DATA
名称:ギャラクシー・グエンユー(Galaxy Nguyen Du)
住所:116 Nguyen Du St. Dist.1
外国人に人気!センスマーケット傍「9月23日公園」
続いてご紹介するのはこちらのウィークエンドマーケット。ベンタイン市場斜め向かいから伸びている芝生が広がる公園は9月23日公園。レライ通りとファングーラオ通りに挟まれて、バックパッカー街であるファングーラオエリアまで続いています。2017年初頭にオープンした地下商業施設のセンスマーケットは、外国人観光客にも人気のフードコートも入るファッションプラザ。マーケットはその建物外周に広がっています。
何をしているかな、と覗いてみると、こちらはどうやら"タロット占い"のお店のよう。最近女性を中心に流行っています。なんとなく魔術的な感じがして苦手な方もいることでしょうが、ベトナムのタロット占い師はかなりラフ。
占い師「近々いい人と巡り会うよ」
客「いい人ってどんな人?いつよ」
占い師「いい人だよ。近々ね」
客「その人と結婚するのかしら」
占い師「するかもしれないね」
客「(五分五分……?)」
またブックフェアも不定期に開催。9月23日公園は広い敷地なので、毎週開催されるテントスペースと不定期開催のイベントスペース双方設けられています。写真のブックフェアでは古本が主に陳列されて、コミックは日本同様全巻売りも見受けられますし、その他洋書も多数。子供向けの絵本や村上春樹氏の作品など分野に囚われずに広く扱いがあります。
不定期にストリートライブも開催。その他アオザイを着たベトナム女性による伝統舞踊や歌といった観光客向けのイベントも随時開催されます。公園のすぐ目の前は外国人が多く行き交うファングーラオ通りなので旅行気分もたっぷり。ベトナムのサブカルチャーを体験することができます。
DATA
名称:9月23日公園(Cong Vien 23 Thang 9)
住所:Cong Vien 23 Thang 9, Dist.1
7区の高級住宅街フーミンフンにて。「クレセントモール」
ホーチミン市南方エリアの7区フーミンフンは、外国人やベトナム人富裕層が多く暮らす高級住宅街。その中心にあるクレセントモールは、老若男女親しまれている巨大ショッピングモール。その一角で毎月一度、週末に開催されるマーケットがあります。
日本でいうバザーのような小規模ですが、ベトナム人の若者に人気があります。近隣の私立大学やインターナショナルスクールに通う学生たちが販売するハンドメイドのシルバーアクセサリーやオーガニックソープなどはオリジナリティがあり、ドンコイのお店やベンタイン市場では買えないものばかり。"いまどき"のベトナム人の動向や流行りを知るには最適なスポット。
こちらのウィークエンドマーケットに訪れる客層も心なしか地元臭が感じられない気品があります。バイク社会のベトナムですが、ここに訪れる人の多くは車で乗り付け、高級ブランドの紙袋を提げた若者が多いのは、このエリアがフーミンフンというちょっとしたブランドを持つエリアだから。日本でいう銀座や白金といったところでしょう。
月一度の開催で、その多くは第一土曜と日曜に開催。ショッピングを楽しんだあとは、クレセントモール内とその周辺も散歩してみるといいでしょう。夜になると遊歩道にランプが灯り、デートスポットへと変わります。旅行者向けのビュッフェレストランやナイトバーなどもオープンするので、事前にお店探ししておくと、よりいいかもしれませんね。
DATA
名称:クレセントモール(Crescent Mall)
住所:101 Ton Dat Tien St. Phu My Hung Dist.7
年々レベルが上がるウィークエンドマーケット
もともとナイトマーケットやサイゴンスクエアのようなファッションプラザで買い物する習慣が若者に根付いているベトナムでは、ウィークエンドマーケットにそれほど目新しさを感じることができませんでした。しかし、近年は若者の所得も増えてきて、それに伴い購買意欲も年々増している様子がうかがえます。さらに品質面も安かろう悪かろうから安くていい品へと風向きが変わってきているようでもあります。まだまだ未熟な部分もありますが、それも踏まえてベトナム旅行を楽しんでいってください。その際は是非ウィークエンドマーケットにも足を運んでみてくださいね。
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