2016年旧正月!グエンフエ通りのフラワーロードを散策♪
2023年5月15日更新
2016年のベトナム旧正月は、2月8日が元旦でした。前夜にはホーチミン各地で盛大な花火が打ちあがり、市内は公安が交通整備をするほど大盛り上がり。
テト正月期間は毎年恒例のフラワーロードで、今年も大勢の人々がベトナムの正月を満喫することができました。今回はグエンフエ通りで開催されたフラワーロードの模様をお伝えします。
グエンフエ通りはどこ?
旅行者にとっては、グエンフエ通りと言われてもピンとこないですね。グエンフエ通りは、ホーチミンの中心にある通りで、近くには市民劇場のある雑貨通り「ドンコイ通り」や、ベンタイン市場まで続く「レロイ通り」などが通っています。
グエンフエ通りはフレンチコロニアルが自慢の人民委員会庁舎から始まり、東にずっと歩いた先はサイゴン川にぶつかります。フラワーロードは毎年ここで開催(前年は改修工事のためハムギー通り)しています。今年行けなかった人も、これを見て行きたくなったら、来年は早めにチケットをとって計画しましょう。
フラワーローを散策
グエンフエ通り一帯がフラワーロードとなっていて、道中は色とりどりの花が咲き誇っています。またホテルシェフによるフードアートや、申年にちなんで、花でデコレートされた猿のモニュメントなんかもあちらこちらに見受けられます。
記念撮影部隊もしっかりと待機していました。彼らに頼むと、花をバックに撮影してもらうことができます。ベトナムでは召使いのように、カメラマンを1日連れまわすこともできます(笑)
一番の華は伝統衣装に身を包んだベトナム女性
ベトナムといえば上衣と下衣に分かれるゆったりとしたラインが印象のアオザイが伝統衣装としてイメージします。このアオザイをベースに、冠婚葬祭に着る服装は、もっと派手そして華やかなデザインとなります。旧正月に町に繰り出す服も同様。胸元から腰にかけて大きな刺繍が施されている艶やかなデザインが多く、また子供も中華風の伝統衣装を纏っています。
アオザイを見にホーチミンに来た!と豪語する方にとっては、これ以上にない目の保養となるでしょう♪
書道の文化もあるんです
書道は日本や中国といった漢字圏の国だけの文化と思ってはいませんか。ベトナムもかつては中国に支配され、実に1000年以上にもわたって中華文化の影響を受けていました。なので、書道の文化もしっかりと受け継いでいます。しかし、ローマ字書きのクオックゴーがフランス人にもたらされてから、漢字は廃れてしまい、現在ではローマ字で読み書きしているベトナム語ですが、書道ではいかがでしょうか。
よく見てみると、やはりローマ字で書かれています。横書きでアルファベット体のベトナム語で書かれた習字は違和感がありますが、職人は達筆です。日本では2文字から4文字程度の漢字単語を書くのが一般的ですが、ベトナムでは好きな歌の歌詞や、お気に入りのフレーズなど自由な文を書いてもらうことができます。ベトナムらしいですね。
ブックフェアも開催
ホーチミン市内に展開している大手書店の「FAHASA」が毎年開催するブックフェア。フラワーロードの一角にブースを展開しています。漫画や小説、参考書などが安く買えます。日ごろ読書をしないベトナム人も、これを機会に買っていく人が多いようです。
このほかにも夜は大道芸が出没したり、噴水のイルミネーションショーが見られたり、またレストランやカフェ、ホテル前は夜遅くまでデコレーションのライトアップがされて、多くの人々で盛り上がりました。盛大に過ごす正月もいいものです。来年は是非ご参加ください!
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