ホーチミンからローカルビーチ・ブンタウへ行く2つの方法
2023年5月16日更新
せっかく東南アジアに来たのだから、南国ビーチを見ないで帰ってしまうのは少々もったいないですね。ホーチミンから最も近いビーチエリアは、バリア=ブンタウ省のブンタウ(Vung Tau)。リゾートというには随分とローカルチックな、素朴な海の町といった風情です。子供連れのファミリーから友人、恋人同士でも歓迎してくれるローカルビーチ・ブンタウは、近年旅行会社も日帰りツアーを催行している注目のエリアとなります。
ホーチミンからはバスもしくは高速船で行くことができますので、ツアーではなく、じっくりとフリータイムを楽しみたい方は、個人旅行を決行してみましょう。
行き方その1:バス
旅行者がバスを利用する場合は、ローカルバスとツアーバス(長距離バス)があります。前者は料金は安いですが、バスターミナルまで自力で行かなければなりませんし、ベトナム語ができないと何かと不安になります。
おすすめはデタム通りから毎日定時運行しているフンチャンバス(Phuong Trang)。デタム通りにオフィスもあり、そこでバスチケットを購入することができます。料金は片道9万5000ドン。日本円にして500円程度と安いです。
ホーチミンからブンタウまでは距離にして120km。約2時間~2時間半の道のりとなります。デタム通りから出発して、ブンタウに到着したら、バックビーチで降りるか、終点のバスターミナルで降りるかを選ぶことができます。バスターミナルは市街地のナムキーコイキア(Nam Ky Khoi Nghia)通り。正面にはブンタウ市場があります。
バス車内はこんな感じ。外国人旅行客もよく利用しますが、ベトナム現地人も多いですね。空調完備のほか、座席はリクライニング、ミネラルウォーターも貰えます。それほどゆったり感はありませんが、なにより清潔なので快適なバス旅ができます。それだけでも多少割高のお金を払ってローカルバスからこちらに切り替える価値があります。
行き方その2:高速船
もう一つの移動方法は『高速船』です。水中翼船の小型船なので多少揺れますが、「異国のビーチまで船で行く」ことに意義を感じる旅行者もいることでしょう。ちなみに料金は片道20万ドン。
場所は4区の船着き場。住所は「5 Nguyen Tat Thanh(グエンタッタン)通り」となります。ホーチミンの1区内であれば、タクシーで10分圏内です。
隣にはホーチミン博物館が建っているため、外国人旅行者も多く行き交い、またタクシーの待機場所にもなっているので帰りも困りません。この埠頭には毎日大小の客船や貨物船が停泊していて、旅行者向けのレストランやコンベンションセンターなども併設しています。
豪華客船「Elisa」は船上でディナーがとれる近年話題のレストラン。ベトナム料理からシーフードまでメニューは100種以上充実しています。ただし、実際動かないのが欠点といえば欠点。ナイトツアーで紹介されているサイゴン川ディナークルーズは別の船で、サイゴン号やインドシナ号、ベンゲー号などがそれに該当します。こちらもこの埠頭で毎夜定時就航していますので、興味がある方は旅行会社を通して申し込みましょう。
こちらが高速船の内部。ブンタウまでの所要時間は約1時間半から2時間。バスよりも30分程度早く着きます。船内は狭いですが、座席スペースはバスよりもゆとりがある感じがします。ミネラルウォーターとおしぼり、エチケット袋が配られますので、万が一のときも安心? です。
高速船は天候によって揺れますが、晴天の時期は見晴らしのいいサイゴン川と雄大な南シナ海を眺めることができるでしょう。
埠頭の場所
バスと船、どちらがおすすめ?
バスと高速船どちらも経験してほしいですが、車より船の方が酔うので、酔いやすい方はおとなしくバスを利用するといいでしょう。一方、「タイム・イズ・マネー」とお考えの方は、思い出作りがてら高速船を体験してみてください。
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