コンカフェ(リートゥーチョン通り店)Cong Caphe
ハノイ発の人気カフェがホーチミンに進出。香り高いコーヒーとティーは絶品
ハノイで人気を博しているカフェがホーチミンに進出。リートゥーチョン通り店、マックチブオイ通り店、チュオンサー通り店(フーニョン区)をこの頁でご紹介。※ブイビエン通り店は別頁。
コンカフェは流行りに敏感なベトナム人の若者の間では、知らない人はいないほどの人気店。内装はオールドハノイこと1960年以前の北ベトナム時代を再現。昔のハノイを彷彿させる華やかなバラの花や、古めかしい書籍、昭和の香りがする黒電話、ラジオなど、どれも古き良き時代をイメージしたものが店内を彩っています。メニューは料理も多少ありますが、メインはコーヒーとティー。フレッシュジュースを絞ったスムージーも人気ですが、スムージーであればココナッツミルクベースのものがベトナム人の人気NO.1。コーヒーはベトナムの香り高い豆を焙煎したコクと深みがある味わい。それでいてコーヒーミルクなど、ビターなコーヒーが苦手な方にも楽しめるものもおすすめ。旅行者であればリートゥーチョン通り店がいいでしょう。吹き抜け古めかしい建物の階段を上がった先で、窓際のテーブル席からはドンコイ通りの喧騒を見下ろすことができるほか、ロフトのような上階もあり、こちらはオールドハノイチックな静かな部屋。過ごしやすいので一人もしくはカップルで来るといいでしょう。
更新日:2023年4月20日
古き良きハノイをホーチミンのカフェで再現
ホーチミンでカフェ巡りをしている旅行者の中で、まだコンカフェに立ち寄っていない方は是非いますぐ足を運んでみてください。ハノイ発のコンカフェはコーヒーのおいしいお店として人気を博し、現在はホーチミンにも複数店舗構えるまでにいたっています。
そのコンカフェの一号店がこちら、リートゥーチョン通り店です。オールドハノイと言われる古き良き時代を店内に映した、居心地のいいカフェです。
場所はリートゥーチョンとドンコイの角地
ホーチミンの中心に建つ市民劇場は、名実ともに観光の拠点として、周辺には趣あるコンチネンタルホテルやカラベルホテルが建っています。この通りはドンコイ通りと呼び、観光客の間では「ホーチミンの銀座」と呼ばれるようにブティック、雑貨店、スパ、レストランが所狭しと並んでいます。
コンカフェはそのドンコイ通りから聖母マリア教会方面(雑貨通りとは反対側)に3分ほど歩いたところにあります。途中リートゥーチョン(Ly Tu Trong)通りとの交差点に辺り、コンカフェのある建物はその角に面しています。
一見すると古めかしい外観で、脇にぽつりとある「アートギャラリー」のひんやりとした通路を進み、階段を一つ上がった先にコンカフェは営業しています。
昔懐かしいハノイ時代へタイムスリップ
カフェの店内へ一歩足を踏み入れたら、そこは昔のハノイ。ベトナム戦争により南北統一される以前のハノイを内装に映して再現しています。ハノイと日本には共通点がいくつかあり、その内の一つは女性の手先が器用であるということ。ハノイでは古くから民芸品が発達していて、庶民から貴族階級の人にまで親しまれていました。現在ではお土産の定番になっているバッチャン焼きの陶磁器も北部ハノイ近郊の町で造られています。
コンカフェは古き良きオールドハノイを体感することができるコンセプトカフェ。いたるところに手作りの民芸品や調度品が配置され、また昔ながらのブラウン管テレビやラジオ、古書などがアンティークとして飾られています。
店内のカーテンおよび椅子のクッションにも使われているこちらは、よくよく見るとバラの花とクジャクが描かれています。いずれもハノイを象徴するものに違いありません。こ洒落たお店ではテーブルの花瓶にバラの花とクジャクの羽が差さっていることもしばしば。
また、ハノイの旧市街を歩けば、現在でも真っ赤なバラの花束を自転車の荷台に積んで売りまわる行商の姿を至る所で見ることができます。昔のハノイを知らない人でも、ふとどこか懐かしく感じる雰囲気を感じることができるから不思議です。
旧正月は伝統衣装に衣替え
スタッフは通常ベトナム軍の制服を着ていますが、旧正月期間は御覧のように伝統のアオザイに衣替えします。
カラフルなアオザイは冠婚葬祭や正月に着ます。すべての店舗のスタッフが同様の制服を着用しているので、こちらにも注目していってください。
窓辺から見下ろすホーチミンの日常
窓辺に頬杖をついてちょっと横を振り向けばホーチミンの町並みを見下ろすことができます。道路の向こう側に建つモダンなショッピングセンター・ビンコムセンターや、その下を走るバイクの群れ。遠い向こうにはコロニアル建築の白い建物がちらほら見え、プチパリを感じることができます。
ドアを抜けてベランダ席に座るのも乙なもの。こちらは喫煙もできます。窓がないので180度見渡すことができる特等席です。
ロフト調の2階席
入口傍の小さな階段を上がると、ロフトのような2階席が見えます。古めかしいといっても、こちらはあくまでも演出。店内自体はとても清潔ですのでご心配なく。
こちらが2階席。テーブル席は6つだけで狭く、天井も近いです。しかし、なんだか昔懐かしい雰囲気もあり、ちょっとした秘密基地のような気分。脚の低い椅子に腰かけてコーヒーを一杯口に含めば、ベトナムの古き香りを感じることができます。
飾られている大量の古書はフェイクではなく本物というのもささやかなオーナーのこだわりですね。
このコーヒーのおいしさは病みつきになる
写真上のこちらは「ミルクコーヒー(more milk than coffee) / 39.000d」。コンカフェ
こだわりの焙煎珈琲豆にミルクを多量に入れたホットミルクコーヒー。ベトナムのコーヒーは苦手、という方でも気軽に飲めるコーヒーです。甘さは控えめであるものの、ミルクのコクとコーヒーの深みが親和した絶品です。
ミルクで文字を描いてくれるのですが、もしオーダーすれば自分の名前も可能。
他にもCot Dua Ca Phe / 65.000d はココナッツ風味のコーヒーでコンカフェ一番人気。こちらもベトナムらしくでおすすめです。
ホーチミンの中心でハノイを感じる
ベトナム旅行で北のハノイと南のホーチミン両方を観光する人はかなり少ないはず。ハノイの方が中国の文化影響を濃く受け継いでいるので、雰囲気は日本寄りとも言えるかもしれません。
ホーチミンのお洒落カフェとは打って変わったクラシカルなカフェなので、是非一度行ってみてください。「この雰囲気……好きかも」と思える理想のカフェに出会えるかもしれません。
店舗へのアクセス
市民劇場からスタート
市民劇場を背に、雑貨通りとは反対側をあるいてください。右手にコンチネンタルホテルがあります
レタントン(Le Thanh Ton)通りの交差点をさらに直進してください
リートゥーチョン(Ly Tu Trong)通りの交差点に当たります
交差点を渡った斜め右手に建つ古い建物が目的地です。1階はチューバー(Chu Bar)です
多少分かりづらいですが、大きく看板もあります
「アートギャラリー」という赤い看板の入口を入ってください
ギャラリー奥の螺旋階段を上がった先にあります
階段を上がった正面にコンカフェの入口があります
ショップ紹介
店舗名 | コンカフェ(リートゥーチョン通り店) (リートゥチョン通り店) |
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英語名 | Cong Caphe |
カテゴリ | レストラン / カフェ・ティーハウス |
エリア | ドンコイ通り・グエンフエ通り |
住所 | 2F 26 Ly Tu Trong St. Dist.1. Ho Chi Minh |
マップ | マップを開く |
電話番号 | 0911 811 165 |
Web ホームページ | お店のページ http://congcaphe.com |
営業時間 | 7~23時 |
休日 | 無休 |
予算 | 50,000 VND(320円) |
座席数 | 28 |
喫煙 | 喫煙可 |