ホーチミン旅行のありがちトラブルと解決方法
2023年5月16日更新
初めてのホーチミン旅行者は、日本とは環境がまるで異なることに驚くことでしょう。特に海外旅行初心者の方は、危機管理が低く、しばしばひったくりやスリの被害に遭います。旅慣れた方であれば、事前に最低限の対策は講じる術を知っていますし、また被害に遭った場合も、迅速に対処することができます。
ここではホーチミン旅行でよくあるトラブルとその際の解決方法をご紹介したいと思います。
トラブル1、スリ・ひったくり
東南アジアではベトナムに限らず必ず注意したいのが「スリ」と「ひったくり」。
特にホーチミンはベトナム最大の都市です。よからぬことを考える輩も多いと考えておいてください。スリは市場内でよく発生します。人込みに紛れて、バックから財布を抜き出したり、ズボンのポケットにある財布を抜いたりします。いずれもプロの手口なので、その場で気づくのは困難。市場で値段交渉に夢中になっているときに狙われやすいです。
ひったくりはバイクに乗った二人組が常習犯。狙われるのは「肩にかけたポーチ」と「手に持ったスマートフォン」です。ポーチやバッグや紐が千切れなかった場合、バイクに引きずられて怪我を負うこともあります。
解決策
スリの対策は、①財布はズボンの横のポケットに入れる、②財布ではなく現金を直接ポケットに突っ込んでおく、③バッグはチャック付きを選ぶ、などが効果的です。
一方ひったくりに対しては、バッグはたすき掛けに携えるか、ポーチを服の下に隠しておくのが得策です。また、ホーチミンの歩道はバイクも乗り入れたりしてあってないようなもの。極力スマートフォンは出さないようにしましょう。
トラブル2、バイク事故
ベトナムでは庶民の足として活躍しているバイクタクシー(セーオム)。ベトナムの風を満喫したいと、こちらに試し乗りする旅行客も多く見かけます。しかし、バイクタクシーのほとんどは交通ルールを守らないため、バイク同士がぶつかって転倒したり、最悪車と接触事故を起こすこともあります。もし怪我を負ったら、病院に行かなければなりませんし、当然バイクタクシーは責任を負ってはくれません。せっかくのホーチミン旅行に水を差されては困りますので、バイクタクシーのドライバー選びは慎重に。
解決策
バイクタクシーはタクシーと比べて安く、早く目的地へ行けるのが魅力ですが、事故の心配もあります。少しでも怪我を負うリスクを避けたい方は、バイクタクシーの利用を避けるのが無難でしょう。
ちなみに、ホーチミン市内の観光程度で二人以上ならバイクタクシーよりもタクシーを利用する方が実はお得です。
トラブル3、食後に腹痛
東南アジアではありがちなトラブル。食堂や屋台料理はさることながら、高級レストランやホテルの食事でもお腹を壊すことがあります。普段食べなれない料理をたくさん食べてしまうと、突然腹痛と下痢に襲われることもあります。また、食べ過ぎであればいいのですが、怖いのが感染症ウイルスによる腹痛です。不衛生の食事を摂取したことにより、赤痢菌などに感染した場合は、病院に入院する必要があります。残りの滞在時間すべて潰れてしまうので、細心の注意を払いたいところです。
解決策
腹八分目に留めておくのがいいですが、それが難しい場合は、食前に整腸剤を飲んでおくといいでしょう。また、感染症ウイルスにかかった場合、正露丸のような下痢止めはウイルスを胃腸に留めておくことになるので服用は避けたいところです。ただし、メコンデルタのアウトドア観光やツアーに参加して、トイレを長時間我慢しなければならないケースは、致し方ないところです。正露丸はバックに忍ばせておくといいでしょう。
トラブル4、パスポートの紛失
まさに最悪のケースですね。パスポートは海外で自分の身分を証明する唯一のもの。しかし、ポーチやバッグをひったくられて、財布と一緒にパスポートを紛失したといったケースは後を絶ちません。
解決策
基本パスポートは宿泊先のホテルに預けておくといいでしょう。また、パスポートを紛失した場合は、速やかに「在ホーチミン日本国総領事館」に向かってください。日本語を流暢に話すベトナム人スタッフ、および日本人が複数名在籍しているので、事情を伝えましょう。パスポートを紛失した際の対応としては、①パスポートの再発行手続き、②帰国のための渡航書の申請手続き、のいずれかとなります。ただし、いずれにしろ数日間は現地に滞在しなければなりませんので、会社などがある人は連絡をとっておきましょう。
在ホーチミン日本国総領事館
住所:261 Dien Bien Phu St.Dist.3. Ho Chi Minh
連絡先:+84-8-3933-3510
HP:http://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
国際病院は必ず住所を控えておく
怪我や病気、腹痛を起こした場合に備えて、ホーチミン市内の国際病院は必ず住所をメモしておきましょう。外資系であれば医療設備は整っていますし、日本人医師もしくは日本語が話せるスタッフが在籍しています。もし日本語が通じない場合でも、通訳を依頼することも可能です。また、市内には日系の病院もあります。
備えあれば患いなし
ベトナム旅行ではどんなトラブルが待ち受けているか分かりません。良くも悪くも普段の日常とはかけ離れた滞在時間を送ることになるので、相応の準備は事前にしておくことが肝要です。
トラブルが起きないように防止策を打っておくのはもちろん大切ですが、トラブルが起きたときに、冷静に解決への道筋を立てられるようになるのが、旅通への第一歩です。
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