ギンコ・TシャツGinkgo T-Shirts

「ギンコＴシャツ」といえば、ベトナムで最新の流行アイテムが揃うアパレルショップ。ベトナム人のトレンドをキャッチした、流行の発信源でもあり、近年はベトナムの社会をイメージしたコンセプトデザインが支持されて、外国人旅行客にも認知されてきました。また、洋服だけではなくバッグやリュックといった服飾品をはじめ、トランプや筆箱、ノートといった実用性ある雑貨も充実しています。

2007年創業。ベトナムファッションを牽引

創業は2007年。フランス人がパートナーとともにベトナムで品質とデザイン性に富んだ服を発信したく店を開いたのがギンコの歴史のはじまり。当初はバックパッカー街のデタム通りに6メートル四方の小さな店としてオープンしましたが、瞬く間に人気になりました。その理由は一重に品質とユニークなデザイン。若者にとってはファッショナブルな洋服として支持されました。

その後はさらに環境保護を目的としたエコをコンセプトに掲げ、ハノイ、ニャチャン、ホイアンといった観光の主要都市に10店舗以上を展開するまでに至りました。また、アイテムはすべて自社でハンドメイドというこだわりも人気の要因となっています。

本店：デタム通り店

ホーチミン市内には本店の「デタム通り店」、「ブイビエン通り店」、「レロイ通り店」の3店舗を展開。いずれも旅行客が訪れる要所であり、中心の市民劇場やベンタイン市場から徒歩圏内の距離となります。

ここでデタム通り店はギンコＴシャツの本店となり、洋服だけではなく、外国人向けのお土産雑貨も多く取り扱っているのが特徴です。

モダンで奥行きのある店内は間接照明が効いて落ち着いた雰囲気が漂っています。洋服は試着も可能ですし、雑貨は実際手に持って選ぶことができます。

店の中には日本語を話せるスタッフもいるので、おすすめどころを訊いてみるのもいいかもしれませんね。

ギンコＴシャツは洋服の専門店でしたが、近年はご覧の通り雑貨にも力を入れています。1990年代に日本人女性の間で一世風靡したベトナム雑貨。最近は伝統を重んじるだけではなく、モダンなデザインにお店オリジナルの要素、工夫を凝らしたものが一種の流行りとなっています。

特にギンコの打ち出す雑貨は女性だけではなく男性も買って帰りたくなるようなアイテムも充実しています。服飾だけではなく、娯楽にも使えるものもあるので、よく吟味して選んでみましょう。

ブイビエン通り店

こちらはブイビエン通り店。ブイビエン通りはデタム通り、ファングーラオ通りと並ぶバックパッカー街を構成する目抜き通りの一翼。デタム通りからブイビエン通りに曲がったすぐ右手にあります。

デタム通り店は雑貨要素が多くありましたが、こちらで扱っているアイテムのほとんどは洋服です。

デザイナーズ性に富んだものだけではなく、外国人が欲しがるようなベトナム国旗のＴシャツ、通称「ベトＴ」もしっかりと並んでいます。「お洒落服もいいけれど、せっかくのベトナム旅行だから定番どころも押さえておきたい」と考える方にもぴったりです。

お店は2階建てで、1階はドアのない開放的なフロア。洋服が並んでいて、中央の棚にはバッグやノートといったギンコオリジナル雑貨も置いてあります。

一方階段を上がった2階はすっきりとしたモダンなフロア。決して広くはありませんが、おすすめどころの服が並んだ落ち着いた作りとなっています。また、大柄な欧米人でも着れるようにXL以上のビッグサイズもありますので、これも男性には嬉しいところです。

レロイ通り店

レロイ通りは市民劇場からベンタイン市場まで続く大通りで、現在は一部地下鉄工事中となっていて、通り抜ける道が幅狭くなっています。その幅狭い通り沿いに店があるので、旅行者は見落とさないように注意してください。

また、レロイ通りは旅行者のメッカでもあり、通り沿いには多数の雑貨店、カフェ、レストランが軒を連ねています。じっくりと時間をかけて歩きたい通りでもあるので、ギンコの店に入って幸先いいスタートを切りましょう！

店内は8対2くらいの割合で洋服が多く、雑貨類は入口正面の円卓に並んでいるのと、棚に飾られているだけ。こちらもブイビエン通り同様洋服をメインに物色してください。

ただし、ギンコがおすすめするバッグは洋服と同様のおすすめアイテム。特に欧米人受けするセンスは日本人から見てもファッショナブルです。

雑貨を買うなら服飾バッグはいかがでしょうか。こちらはバックパック。バックパッカー用と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

大容量で使い勝手がよく耐水性もあり丈夫なので、荷物を持って歩き回ることが予想される個人旅行者にとってはキャリーケースよりも断然こちらがいいです。

ギンコＴシャツを選ぶ理由

ギンコＴシャツは素材の仕入れから縫製、販売まで一貫して自社で行っています。だからこそ品質にこだわることができるのです。素材はコットン100%はもちろんのこと、超長繊維綿花と言われている最高級のコットンスーピマ綿を使用している服もあります。スーピマ綿は新疆綿、ギザ綿と並ぶ世界3大綿。ほかとは違う柔らかな肌触りを実感してください。

また、ギンコＴシャツは化学品不使用の肌に優しい天然素材を使っているので、敏感肌の方でも問題なく着用することができます。また、ギンコは環境問題にも積極で、エコを呼びかけているのも特徴の一つ。

ベトナムをイメージしたデザイン性

洋服のデザインは多種多様。旅行客におすすめなのは、ベトナムの社会を伝えるユニークなデザイン。自然を彷彿とさせるジャングルＴシャツや幾重にも絡み合ったカオス的な電線など。

普通に着て日本で街中を歩いていても単なるファッションとして通用しますし、わかる人が見たら、それがベトナムの社会を表しているのだと理解してくれるでしょう。

ギンコのオリジナル雑貨土産

洋服以外にギンコの勧める雑貨はアイテム一覧を参照ください。まず着目してほしいのは、服飾系。バックパックやメッセンジャーバッグのほかにもポーチやトートバッグ、ハンドバッグなど点数は多めです。洋服と同時にこのような雑貨を求めている方は、デタム通り店に足を運んでください。きっと掘り出しものが見つかることでしょう。

こちらはご覧の通りリュックにも肩にさげるショルダーバッグにもなる2WAYタイプです。数冊の本やノート程度なら肩にかけても、荷物が多くなれば背負うことができます。イラストはベトナムの社会、習慣など。おもしろおかしいユニークなデザインがうりです。

バックパックはシンプルイズベスト。なぜなら、旅の道中で最も心配すべきなのが、リュックが破損したときのことです。こちらは丈夫なカンバス素材で耐水性にも優れているので、品質に不安はありません。

こちらはペンシルケース。ギンコを意味するイチョウの葉をシンボルマークとして、一枚カンバスをとったら、筆箱とペン挿しが別々に分かれて使うことができます。学生におすすめです。

「今」と「昔」、どちらを選ぶ？

雑貨のデザインは大きく分けて「今」と「昔」とに分けることができます。前者はデザイン性に富んだファッショナブルなもの。また、日々移り変わる最新のトレンドをキャッチしたものも多数あります。

一方後者は昔ながらの伝統をプリントしたものや、一昔前に流行った、いわゆるベトナム雑貨やチープ雑貨。それほど点数は多くはありませんが、こちらも一通り扱っています。

ベトナムの「今」を象徴する雑貨。ココナッツオイルのブームは日本にも押し寄せていますね。天然オイルなので、そのまま飲むこともできますし、髪につけてトリートメントや、料理のさいの調味料としても使うことができます。オイルのほか石鹸、リップクリームなどすべてがココナッツ素材。

ノートブック。ベトナムのシンボルでもあるバイク社会を映したもの。ベトナムらしい土産としてはいいかもしれません。また実用性があるので長く身近に置いておけるのもいいところです。

ハンドメイド品を手に入れる

ギンコＴシャツのお店に入ったら、まず見てほしいのはやはり洋服。次に服飾品、そしてその他雑貨群です。ギンコだけでしか買えないオリジナルのアイテムは、明確に他のお店と差別化ができています。

お土産散策の際は、まずはこちらに訪れてみてください。きっとホーチミン旅行に最適なお土産を見つけることができるかと思います。