アオザイ・ショーSi Hoang Show
これを見なきゃはじまらない!ベトナム伝統のアオザイ&カルチャーショー
2003年~2007年の間にリートゥーチョン通りで開催されたアオザイショー。日本人旅行者の王道ナイトツアーとして絶大な支持を受けていましたが、2007年に突如閉幕。その理由はベトナムで最初のアオザイ博物館を作るため。それから約10年の月日を経て復活しました。場所は移動してグエンフエ通り。ドンコイ通りと並行して走る通りで、人民委員会庁舎からサイゴン川まで伸びる歩行者天国。そのサイゴン川寄りに建つ施設で、隣は格式高い4つ星サイゴンプリンスホテル(旧ダクストンホテル)が目印。施設の下層階はベトナム料理が食べられるレストランフードコートになっていて、エレベーターで上がった上階が会場となっています。2016年から営業しているアオザイ博物館と併設していて、ベトナムのモデルや著名人が来ていたアオザイや、人気デザイナーによるデザイン性に富んだアオザイなどが約80点展示。
アオザイショーは以前よりもボリュームが増して、アオザイだけではなくベトナムの文化、習慣なども劇場仕立てで再現しており、開演時間はたっぷりの90分。全11のプログラムで構成されていて、間にはベトナム語および英語のナレーションが入ります。アオザイの歴史の始まりは17~18世紀。時代によってデザインや色、使用用途が変わり、現在は非常モダンで自由なものとなりました。アオザイショーでは初期のアオザイから現代までを時代背景とともに紹介。また、少数民族の生活の様子やベトナム人の学生、市場のライフスタイルなどもショーとして再現。非常に完成度の高いカルチャーショーをお楽しみいただけます。
公演は不定期。毎日開催ではないので注意してください。
更新日:2018年5月30日
アオザイと文化、少数民族の暮らしの様子を舞台で表現
ホーチミンのナイトライフはいかがお過ごしでしょうか。水上人形劇やサイゴン川周遊ディナークルーズなど、ホーチミンの夜を彩るナイトスポットはどれもベトナムの文化体験ができる素敵なひとときです。
シーホアンは2004年にアオザイショーとして初めて開催したのがはじまり。ベトナム人の伝統衣装であるアオザイの歴史を歩むショーとして、外国人観光客にとても人気がありました。しかし、オーナーの「ベトナムで最初のアオザイに特化した博物館を作る」という熱い想いがあり、2007年に一度閉館。それから10年の時を経て、さらにバージョンアップして2017年に復活しました。
有名デザイナーが作るアオザイ&カルチャーショー
代表のシーホアン氏はベトナムで有名なデザイナーで、日本をイメージしたアオザイデザインを手掛けたりと、日本国内でも精力的に活動中。
そのシーホアン氏がプロデュースしたこちらは、アオザイの歴史だけではなく、ベトナム人の下町情緒漂う日常の生活の様子や、活気立つ市場の風景などを鑑賞することができ、さらに山岳少数民族の暮らしの一コマも再現しております。
場所はグエンフエ通り
シーホアン(以下アオザイショー)を鑑賞できる場所は、グエンフエ通りの77番地。グエンフエ通りといえば、人民委員会庁舎からサイゴン川まで通る歩行者天国話題の道。その右側の道路を歩いていくと、時期にサイゴンプリンスホテル(旧ダクストン)が見えてきます。その手前隣の建物がアオザイショーとなります。
写真上が建物。レストランフードコートも併設しているので、ディナーをここで食べたのちアオザイショーへ向かうのもいいでしょう。アオザイショーの会場はエレベーターを使って上階に上がったところです。
ショーの前にアオザイを見学
ショーが開催するまでは、会場手前にあるアオザイ博物館でアオザイの歴史を見学しておきましょう。また、スタッフが無料のハス茶を提供してくれます。
アオザイ博物館では約80点のアオザイを見学することができます。ぐるっと回って15ほど楽しむことができますので、ショーの開催時刻より少し早めに到着しておくといいでしょう。
アオザイの歴史は17世紀まで遡り、当初は工場の作業着としても着られていました。チャイナドレスと似ていますが、アオザイは上衣と下衣に分かれているのが特徴的。
当時はアオトゥータンと呼ばれる4枚柄でした。18世紀に入って現在の2枚柄の原型になり、さらにフランス統治時代に、フランス人がもたらした優美さと自由なデザインが加わりました。ベトナム戦争後は著名デザイナーがモダンなセンスを加味し、現在ではファッションとしても受け入れられています。
スケジュールと予約方法
アオザイショーは毎週水曜、木曜、土曜、日曜の夜20時30分から開催。約90分の上演となります。
予約は当サイトから申し込むことができます。前列は80万ドン、後列は70万ドンとなります。
代わる代わる11のアオザイと大衆文化のプログラム
アオザイショーはベトナムの伝統衣装であるアオザイを主軸に置いて、その時代に流行ったアオザイを着た男女が中央のランウェイをファッションショーの如く歩きます。
しかし、ショーはこれだけでは終わりません。アオザイショーの合間にはベトナムの大衆文化、習慣を劇場仕立てで再現し、ちょっとしたドラマを見ている気分。全11のプログラムで構成されているので、飽きずに楽しむことができます。
ベトナムの民族楽器を使った芸能は非常に見ごたえがあります。伝統の弦楽器や打楽器を使った古典音楽はどこか日本とも共通しているようです。また、プログラムの中にはベトナム国内に5つとなり非常に希少価値のある石琴のメロディーも披露してくれます。
ベトナムは昔から楽器文化も非常に発達していて、ダンバウと呼ばれる一弦楽器やソロドラムなども古くから大衆娯楽として嗜まれていました。古都では皇族の間でも親しまれていたとされています。
ベトナム人の素朴な日常
アオザイといえば、御覧のような純白をイメージする方が多いのではないでしょうか。自転車に乗ってアオザイを風になびかせ、三角帽子の菅笠ノンラーを被る。そんなアオザイ美女が定番の姿ですね。
白のアオザイは高校の制服で、昔から今に至るまでそれは変わりません。アオザイ姿の学生が登下校で屋台に酔ったり、町角で絶え間ない話に花を咲かせていた李、市場で買い物をする風景は今でも見ることができます。そんな素朴な生活習慣をこのショーでも表現しています。
中には彼らの恋愛模様を垣間見ることも。日本の大正浪漫を感じさせてくれるその風景は、心和む物語を観客に届けてくれます。南国ホーチミンにいると不釣り合いな秋の情緒ですが、四季のあるハノイでは姿変われど現在も似た情景を見ることができます。
少数民族の日常の一コマ
ベトナムはキン族と呼ばれる所謂ベトナム人と、53の少数民族で構成されている多民族国家。ここでは山岳民族の日常の暮らしのワンシーンを再現しています。
民芸品を売り歩く行商の女の子に、一人また一人と同じ民族の男性女性が集まってきます。ベトナムの北部ラオカイ省のサパにはタイー族やモン族など複数部族が暮らしていて、観光ツアーも組まれていますが、そこでは御覧のような素朴な風景をいたるところで見ることができます。
活気溢れる市場体験
こちらもプログラムの一環。ランウェイに複数人の行商が現れたかと思えば、客席目の前の通路を天秤を担いだ売り子がバインミーやチェーを売って歩きます。手を挙げればベトナムスイーツを葉に包んで受け取ることができます。
気が付くと会場は華やかな市場へと変わり、アオザイ少女や町人たちも登場、ここからはフリータイムで、席を離れて彼らの世界に溶け込むことができます。
具体的には行商が売り歩くお菓子をもらうことができたり、彼らと記念撮影をすることもできます。小さなお子さんを中心に楽しむことができます。
ホーチミンで欠かせないナイトスポットに
数あるホーチミンのナイトスポットの中でも、アオザイショーはとりわけベトナム旅行らしい時間をおくることができます。アオザイショーや民俗習慣は見ているだけでも楽しめますし、小さな子供向けの参加型プログラムもあるので、ご家族で過ごすナイトライフにもうってつけです。まだ夜の行動計画を立てていない方は、アオザイショーを検討してみてはいかがでしょうか。
店舗へのアクセス
シーホアンは毎夜20時30分スタート。市民劇場から道案内します。
人民委員会庁舎、レックスホテルなどがあるグエンフエ通りを歩きます。中央は歩行者天国の幅広い道路。
中央道路の両脇にはホテルやレストランなどが並んでいます。右側を歩きましょう。
シーホアンはサイゴンプリンスホテル(旧ダクストンホテル)の隣の施設です。
レストラン街もあります。エレベーターで上階へ上がりましょう。
受付がこちら。左手にアオザイ博物館、その奥が劇場です。
ショップ紹介
店舗名 | アオザイ・ショー (シーホアン・ショー) |
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英語名 | Si Hoang Show |
カテゴリ | 観光スポット / エンターテイメント、アクティビティ |
エリア | ドンコイ通り・グエンフエ通り |
住所 | 2F 77 Nguyen Hue St. Dist.1. Ho Chi Minh |
マップ | マップを開く |
電話番号 | 093 181 3183 |
営業時間 | 20時30~22時 |
休日 | 不定休 |
座席数 | 200 |
喫煙 | 禁煙 |
カード | ![]() ![]() ![]() ![]() |