覚えておけば怖くない!?ホーチミンでの道の渡り方
2023年5月16日更新
ベトナムと言えば物凄い量のバイクや車が道を埋め尽くしているのを想像する方も多いと思います。せっかくのホーチミン旅行で交通事故に巻き込まれては大変ですよね。そこでホーチミンでの道の渡り方をご紹介いたします。
ホーチミンの交通量はハンパじゃない!
ホーチミンの交通事情は何といってもバイク量が多いのが特徴です。専門家によるとホーチミン市におけるバイクの登録台数は約750万台で、市民1000人当たりのバイクの台数は910台。これはハノイ市の653台、タイ・バンコクの265台、インド・デリーの175台、インドネシア・ジャカルタの160台を大きく上回っており、定量的にもホーチミンのバイク量は他の都市よりも多いことがお分かりいただけると思います。
交通ルールを守らない人も沢山
このようにバイクや車が道にあふれるホーチミン、ラッシュアワーは特に都市部を中心に至る所で渋滞が発生します。そうなると歩道にバイクを乗り上げてきたり、赤信号なのに無理矢理走行してきたりとルールを守らない人も沢山います。このため交通事故は日常茶飯事で、中でもホーチミン市のバイクに関連した事故は交通事故件数全体の70%を占めているそうです。
道の渡り方のコツ
それでは事故に遭わないように道を渡るにはどうしたらいいのでしょうか?私が知人から教わって、実際に効果のある方法をご紹介いたします。
運転手の目を見ながら渡る
道を渡るときは運転手の目を見て渡ってください。「私は道を渡っているよ」というアピールになります。これが一番効果的です。少し大袈裟なくらいがちょうどいいです。
少しずつ進む、決して止まらない
焦るばかりに走るのは厳禁です。運転手がタイミングを合わせられなくなってしまい、事故につながります。逆に道の上で止まってもいけません。少しずつ進んでいくのが基本です。
運転手も人を避けながら運転することに慣れていますので、慌てず止まらずに進んでいきましょう。
複数人で渡るときは横一列に並んで渡る
何人かで道を横断する時は横一列に並んで渡らなければなりません。列がばらばらだったり縦一列に並んだりしてしまうと、車両が通れなくなってしまうため無理矢理突っ込まれて事故になってしまいます。
車には逆らわない
比較的バイクは歩行者を避けてくれることが多いのですが、車は我が物顔で突っ込んできます。決して対抗しないようにしてくだいね。
青信号の終わりかけで渡らない
ホーチミンでも都市部では信号機が随分整備されてきました。しかし日本の歩行者用信号のように青信号が数秒点滅するようなことはなく、青信号でも突然赤信号に変わってしまいます。また、日本のように歩行者優先という概念は無いようでバイク運転手が青信号になる数秒前からフライングのように突っ込んで来ます。このため、青信号の途中から道を渡る行為はやめておいた方が安心です。私はかならず1回待ってから渡るようにしています。
現地の方に着いていくのが一番無難
色々とコツを列挙致しましたが、慣れている方が渡っているところに着いていくのが最も確実な方法です。
私もホーチミンへ引っ越してきた直後は道を渡るのが怖くて、はじめの数日間は横断歩道を渡る手前の一区画の中でしか行動できないくらいでした。少し慣れてきた今だからこそ、改めて気を引き締めて道を歩くように気を付けたいと思っています。観光客の方はガイドマップやスマホなどを歩道で見る機会もあると思うのですが、くれぐれも安全な場所で見るようにしてくださいね。以上、ホーチミンでの道の渡り方をご紹介いたしました。
出典:
ベトジョーベトナムニュース・2017/04/24 ホーチミン:「市内道路でバイク使用を禁止すべき」、専門家が見解
Yuringが最近書いた記事
フォーの変わり種!?ビーフシチューフォー
フォーといえばあっさりとしたお肉や魚の出汁が効いたスープを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は変わり種で...
ホーチミンから足を延ばして。ザボン村を訪ねる
ザボン(ブンタン、ポメロ)は東南アジアが原産の柑橘類。ベトナム語では「Bưởi(ブオイ)」と呼び、こちらではスーパ...
スイティエン公園でベトナムの歴史と文化を垣間見る
「シュール」「カオス」「世界一怪しいテーマパーク」「狂ったディズニーランド」などと表現され、日本からの観光客にも注...
スターバックスのホーチミン限定グッズとメニュー!
世界各地の限定グッズやドリンク、フードを展開しているスターバックス。ホーチミンではどんなお土産を購入できるの?限定...
ホーチミンで中華!?インターコンチネンタルサイゴンでビュッフェ
せっかくベトナムに来たのになぜ中華?と思われる方も多いかも知れませんが、ホーチミンは実は美味しい中華料理店が多いの...