ベトナムで調味料を買うなら、帰国後に何へ使うか、荷物に無理なく入るかまで考えておきたいところです。果物につけるエビ塩、普段の料理にも使える黒こしょう、麺や炒め物に加えるサテ。ホーチミンのスーパーなどで探せる商品のなかから、日本の台所で使い道を考えやすい5品を選びました。
順位は、ベトナムらしい味か、日本の家庭料理に取り入れやすいか、持ち帰りやすいかを基準にした編集部のおすすめ順です。試食による味の評価ではありません。商品情報はメーカー公式ページを確認し、料理への使い方はメーカーの案内をもとに紹介します。
商品情報確認日:2026年11月5日
価格はメーカー公式サイトの掲載情報です。販売店や時期によって異なる場合があります。編集部による商品の試食・調理は行っていません。
1位 Muối Tôm Tây Ninh|果物にも肉料理にも使うエビ塩
ベトナムらしい調味料をひとつ選ぶなら、タインニン風のエビ塩が候補になります。DH Foodsの商品は60gと110gがあり、公式掲載価格は12,500〜21,900ドン。原材料は塩、砂糖、唐辛子、エビ粉末、調味料、にんにくです。エビ粉末は15%含まれています。
現地では青いマンゴーやグアバなどにつけるほか、ゆで野菜や肉に添えたり、焼く前の肉・魚介の下味に使ったりします。日本の食卓なら、きゅうりやトマトに少量添える、鶏肉の下味に加えるといった使い方が考えられます。塩気と辛みがあるので、まずは少しだけ試して量を調整してください。
エビを含むため、甲殻類アレルギーがある人は原材料表示を確認してください。小さいサイズなら使い切りやすく、乾燥調味料なので液体の機内持ち込み制限にもかかりません。
商品情報:DH Foods公式サイト
2位 Tiêu Đen Hạt Phú Quốc|ミル付きのフーコック島産黒こしょう
普段の料理に使えるものを選ぶなら、フーコック島産の黒こしょうも候補です。DH Foodsのミル付き商品は45g入りで、公式掲載価格は98,900ドン。原材料は黒こしょう100%と表示されています。
肉料理の下味や炒め物、煮物、スープに使えるため、特別なレシピを用意しなくても出番を作りやすい調味料です。日本でもこしょうは買えますが、ベトナムの産地を選んで持ち帰れる点にお土産らしさがあります。
紹介する商品はガラス製のミル付き容器です。袋入りの香辛料よりかさばり、割れる心配もあります。購入時の箱があれば利用し、なければ衣類などで包んで荷物の中央に入れるとよいでしょう。
商品情報:DH Foods公式サイト
3位 Ngũ Vị Hương|肉料理の下味に使う五香粉
肉料理に香辛料の風味を加えたいなら、五香粉が使いやすい選択肢です。DH Foodsの商品は10g入りで、公式掲載価格は11,900ドン。商品例の原材料には八角、クローブ、コリアンダーシード、シナモン、こしょう、フェンネル、唐辛子が記載されています。配合は商品によって異なるため、購入時はラベルを確認してください。
メーカーは1袋を肉500gの目安とし、約30分漬け込む方法を案内しています。焼き物や揚げ物、炒め物の下味にも使えます。香りが強いので、初回は表示量より少なめに加え、料理に合わせて調整するとよいでしょう。
小袋の粉末で軽く、液体調味料より荷造りしやすいのも利点です。
商品情報:DH Foods公式サイト
4位 Sa Tế Chay|麺や炒め物に加えるサテ
唐辛子やレモングラスの風味を料理に足したい人には、ペースト状のサテがあります。DH Foodsの「Sa Tế Chay」は100g入りで、公式掲載価格は33,900ドン。原材料には植物油、唐辛子、レモングラス、ガランガル、シナモン、八角などが記載されています。メーカーは魚醤や干しえびを使っていないと説明しています。
麺や鍋料理に加えるほか、焼く・揚げる・炒める料理の下味や、つけだれにも使えます。日本では、野菜炒めや焼きうどんに少し加える方法があります。油と辛みがあるため、一度に多く入れず、味を見ながら足してください。
「Chay」はベトナム語で菜食を意味しますが、食事制限やアレルギーがある場合は、商品名だけで判断せず原材料表示を確認しましょう。
商品情報:DH Foods公式サイト
5位 Tương ớt|ベトナムのチリソース
ベトナムの食堂で見かけるチリソースも、現地メーカーの商品を試したい人向けのお土産です。ここではMasan Consumerの「CHIN-SU Tương ớt 250g」を商品例として紹介します。公式ページに掲載されているのは商品情報と250gの重量で、価格は確認できません。購入時に店頭表示を見てください。
麺や揚げ物に添えるほか、卵料理や炒め物に少量加える使い方もあります。日本でもチリソースは手に入るため、珍しさよりもベトナムのメーカーの商品を試してみたい人に向いています。辛さや甘みは商品によって違うので、パッケージの表示を確認して選びましょう。
商品情報:Masan Consumer公式サイト
ヌックマムは持ち帰り方を確認してから
ヌックマム(Nước mắm)はベトナム料理を代表する調味料ですが、今回はランキングに入れていません。液体でにおいが強く、ほかの商品より梱包や航空会社の規定を確認する手間がかかるためです。持ち帰れないという意味ではありません。
Vietnam Airlinesは、魚醤などのにおいがある品を機内持ち込みにすることを勧めていません。預け荷物では、魚醤などのにおいのある液体は1人あたり最大3Lまたは3kgまで。プラスチック容器に入れて密封・テープ留めし、容器の95%を超えて入れないこと、発泡スチロール箱に入れて梱包することなどが条件です。ATR72便では受託しないとも案内されています。これはVietnam Airlinesの規定です。他社便や乗り継ぎ便を利用する場合は、運航する各航空会社のルールも確認してください。
飛行機で持ち帰るときの確認事項
Vietnam Airlinesの国際線では、機内持ち込みの液体・ジェル類は1容器100ml以下、合計1Lまでと案内されています。サテの「100g」やチリソースの「250g」は商品の重量で、容器の容量とは別です。重量表示だけでは機内持ち込みの可否を判断できないため、容器の容量を確認してください。分からない場合は預け荷物に入れ、ふたを固定して袋に二重に入れるなど、液漏れを防ぐ梱包をします。乗り継ぎがある場合は、利用する航空会社すべての規定を確認しましょう。
Vietnam Airlines「機内持ち込み手荷物の規定」
日本の検疫について
農林水産省は、小売用の容器に密封された乾燥香辛料を、植物検疫カウンターでの検査が不要な品目として案内しています。これは植物検疫についての扱いで、すべての食品の持ち込みを保証するものではありません。五香粉や黒こしょうを買う場合も、未開封の小売用パッケージを選び、税関やほかの規則に従ってください。
Muối Tôm Tây Ninhにはエビ粉末が含まれます。畜産動物由来の肉や肉エキスを含む別の商品を選ぶ場合は、動物検疫の扱いが異なることがあるため、商品ごとに動物検疫所の最新案内を確認してください。加工品やエキスには条件付きの例外もあるため、原材料名だけで持ち込み可否を決めないようにしましょう。
どれを選ぶか迷ったら
ベトナムらしい味を優先するならエビ塩、日々の料理に回しやすいものならフーコック島産の黒こしょうや五香粉。サテとチリソースは便利ですが、液体・ペーストの持ち込み条件を確かめてから選びたい商品です。荷物の余裕が少ない場合は、小袋の乾燥タイプから見ると持ち帰りやすさを比べられます。
ほかのお土産やベトナム食品を探す方は、ベトナム調味料のお土産を紹介した記事、ベトナム食品の記事、ベトナムのインスタント麺おすすめ12選もご覧ください。
※商品情報はメーカー公式サイト、航空会社・検疫に関する情報は各公式機関の公開案内を参照しています。編集部による商品の試食・調理は行っていません。価格、商品仕様、持ち込み規定は変更される場合があります。

