2026年8月25日、ホーチミンで活動するHCM City Guide(HCMCG)の代表、Yoshiyuki Sugimoto(ヨシユキ・スギモト)氏が、FM大阪のラジオ番組「iDoBuddy」に出演しました。
これまでの出演に続き、今回は日本のリスナーに向けて、ベトナムの人々の暮らしに身近な文化の一つであるコーヒー(cà phê)を紹介しました。海外からの旅行者にもおなじみとなっているコンデンスミルクを使ったコーヒーから、あまり知られていないアボカドコーヒー(cà phê bơ)まで、コーヒーを通してホーチミンの日常生活を知ることができます。
ホーチミンで暮らす人にとって、カフェに立ち寄ることはごく普通の日常の一部かもしれません。しかし、初めてベトナムを訪れる日本人旅行者にとっては、カフェで過ごす時間が現地の暮らしをより身近に感じるきっかけにもなります。
Sugimoto氏がFM大阪「iDoBuddy」でホーチミンの情報を紹介
「iDoBuddy」はFM大阪のラジオ番組で、世界各地の地域情報を紹介するコーナー「イドバタニュース国際」も放送しています。
Sugimoto氏はこれまでにも同番組に出演し、ホーチミンの情報を紹介してきました。4月の放送では乾季の終わりの天候や、現地の食文化について紹介しました。5月には雨季をテーマに、ホーチミンの天候に合わせた旅行中のスケジュールの組み方などを取り上げました。
そして8月は、より日常生活に身近なテーマであるベトナムのコーヒー(cà phê)文化が取り上げられました。コーヒーは旅行中の体験とも深く関係するテーマです。ホーチミンでは、街を歩くだけでも、さまざまなスタイルでコーヒーを楽しむ人々やカフェを目にすることができます。
ホーチミンの日常生活に欠かせないコーヒー(cà phê)
ホーチミンでは、大通り沿いから細い路地まで、さまざまな場所にカフェがあります。数席だけを並べた路上の小さな店もあれば、古い建物の中にあるカフェ、インテリアにこだわった現代的な空間まで、そのスタイルはさまざまです。
朝は仕事を始める前にカフェへ立ち寄る人が多く、昼には休憩を兼ねて利用する人もいます。午後になると、友人同士で話をしたり、仕事の後にゆっくり過ごしたりする人の姿も見られます。飲み方も幅広く、定番のブラックコーヒー(cà phê đen)やアイスミルクコーヒー(cà phê sữa đá)から、店ごとにアレンジされたメニューまでさまざまです。
街のいくつかのエリアを歩いてみるだけでも、店によって雰囲気が異なることが分かります。朝早くから多くの人が集まる店もあれば、静かで長時間過ごしやすい店もあります。こうした多様性も、コーヒー文化がホーチミンを代表する身近な風景の一つとなっている理由です。
ベトナムで親しまれているカフェ・スア(cà phê sữa)
ベトナムのコーヒーを語るとき、よく知られているのが、グラスの上に置かれた小さなベトナム式コーヒーフィルター(フィン)です。これはベトナムで広く使われているコーヒー抽出器具です。コーヒー粉をフィンに入れ、その上からお湯を注ぐと、コーヒーがゆっくりと下のグラスへ落ちていきます。エスプレッソのように機械ですばやく抽出するのではなく、時間をかけて少しずつ抽出するのが特徴です。
カフェ・スア(cà phê sữa)の場合は、先にグラスにコンデンスミルクを入れ、その上からフィンでコーヒーを抽出します。抽出が終わったら、コーヒーとコンデンスミルクをよく混ぜて飲みます。この方法によって、ブラックコーヒー(cà phê đen)よりも甘く、コクのある味わいになります。
氷を加えるとカフェ・スア・ダー(cà phê sữa đá)になります。ホーチミンでは特に身近なコーヒーの一つで、街中の小さなカフェから現代的なカフェまで、さまざまな店で見かけます。
興味深いのは、フィンを使った抽出方法がブラックコーヒー(cà phê đen)だけに使われるわけではないことです。同じ抽出方法でも、コンデンスミルクや氷などを組み合わせることで、さまざまな定番の飲み方があります。そのため、初めてベトナムを訪れる人にとって、グラスの上でフィンからコーヒーがゆっくり落ちていく光景も、ベトナム旅行中に目にしやすい風景の一つです。
コンデンスミルクを使った飲み方がよく知られている一方で、ベトナムにはほかにもさまざまなアレンジがあります。8月の「iDoBuddy」では、Sugimoto氏がアボカドコーヒー(cà phê bơ)という、コーヒーとアボカドを組み合わせた一杯についても紹介しました。
「アボカドコーヒー(cà phê bơ)」――ちょっと意外なコーヒーの楽しみ方
今回の番組でSugimoto氏が紹介したメニューの一つが、アボカドコーヒー(cà phê bơ)です。名前を聞くだけでも、「コーヒーとアボカドを組み合わせると、どんな味になるのだろう?」と気になる人もいるかもしれません。
アボカドは濃厚でなめらかな食感があり、コーヒーと組み合わせることで、ブラックコーヒー(cà phê đen)とは異なる、まろやかでコクのある味わいになります。日本ではアボカドは料理に使われることが多いため、飲み物と組み合わせることを意外に感じる人もいるでしょう。
ただし、アボカドコーヒー(cà phê bơ)はベトナムのすべてのカフェで提供されているメニューではありません。店によって作り方や使用する材料も異なる場合があります。そのため、メニューで見かけたときに、カフェ・スア(cà phê sữa)やカフェ・スア・ダー(cà phê sữa đá)とは違うコーヒーの楽しみ方として試してみるのも一つの選択肢です。
アボカドコーヒー(cà phê bơ)のような少し変わった一杯を通して見ると、ベトナムのコーヒー文化には、昔から親しまれてきた飲み方だけでなく、さまざまな組み合わせやアレンジがあることが分かります。
コーヒー(cà phê)文化を知ることは、ホーチミンを知ること
ホーチミンのコーヒー文化は、コーヒーそのものの味だけでなく、人々が日常生活の中でカフェをどのように利用しているかという点にも特徴があります。毎朝カフェへ行く人、友人と待ち合わせる人、仕事の打ち合わせをする人、パソコンを持って仕事をする人、そして一人で静かに過ごす人もいます。
数席だけを並べた路上の小さな店から、現代的なカフェまで、それぞれに異なる雰囲気があります。注文したコーヒーを飲んですぐに店を出る人もいれば、何時間も店内で過ごす人もいます。カフェにいる人々の様子を眺めているだけでも、ホーチミンの日常の一部を垣間見ることができます。
これも、ホーチミンでコーヒーを楽しむ面白さの一つです。有名なカフェを探さなくても、街中のカフェに入り、しばらく座って過ごすだけで、現地の人々がどのようにコーヒーを飲み、時間を過ごしているのかを見ることができます。


