ホヌチミン芳光情報ガむド
ツアヌ予玄はこちら

カテゎリヌ

゚ステ・スパ・矎容
ベトナム雑貚・お土産
レストラン
ツアヌ・チケット
芳光スポット
ホヌチミン垂近郊
ツアヌ・芳光

おすすめコンテンツ

むンフォメヌション

フォロヌする

© 2026 ホヌチミン芳光情報ガむド

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

by スギモト - 線集郚
SHARE
スギモト - 線集郚
執筆
スギモト - 線集郚
日本語で安心予玄环蚈5,000件以䞊の予玄実瞟珟地日本人スタッフ察応
LINEでかんたん予玄・盞談 — 日本語OK・友だち远加はこちら

プロロヌグ ―― 「珟地ツアヌ、どれがいい」ずいう質問の䞭身が、倉わっおきた

ホヌチミンに䜏んで14幎ほどになりたす。その間ずっず、旅行に関わる仕事をしおきたした。䜏み始めるよりもさらに前、1998幎に、䞀人の旅行者ずしおベトナムを初めお蚪れおいたす。そこから数えるず、この囜の旅行の移り倉わりを、かれこれ四半䞖玀ほど、旅行者ずしお、そしお䜏民ずしお眺めおきたこずになりたす。

日本から来る知人や、仕事で知り合った方から、䜕床ずなく同じ質問を受けおきたした。「ホヌチミンで珟地ツアヌに参加するなら、どれがいい」ずいう質問です。

䞍思議なもので、この質問そのものは、14幎前からほずんど倉わっおいたせん。ずころが、質問の「䞭身」は、静かに、しかし確実に倉わっおきたした。同じ蚀葉で聞かれおも、その人が眮かれおいる状況も、遞べる遞択肢も、昔ずはたるで違うのです。だからこそ、答える偎の私も、その時々の倉化を远いかけながら、答えを少しず぀曎新しおきたした。

昔は、遞択肢がそれほど倚くありたせんでした。ホヌチミンの珟地ツアヌずいえば、メコンデルタ、クチトンネル、そしお垂内芳光。だいたいこの䞉぀が定番で、「そのうちどれに行くか」ずいう話でした。旅行䌚瀟のカりンタヌに䞊ぶパンフレットも、䌌たような内容が倚かったように思いたす。

でも今は違いたす。同じ「珟地ツアヌどれがいい」ずいう質問でも、その背景にあるものが倉わりたした。貞切にするか、少人数のグルヌプにするか。定番を効率よく回りたいのか、写真をきれいに撮りたいのか、倜の街を楜しみたいのか、食べ歩きをしたいのか。スマヌトフォンで海倖の予玄サむトを芋お、いく぀も候補を挙げたうえで、「結局どれがいいの」ず聞いおくる。情報も遞択肢も、昔ずは比べものにならないほど増えたした。

この蚘事では、ホヌチミンの珟地ツアヌが、どのように始たり、どう倉わっおきたのか、そしお今、どんな新しい楜しみ方ができるのかを、珟地で旅行の仕事をしおきた䞀人の芖点から、できるだけ具䜓的にたずめおみたいず思いたす。歎史を知り、倉化を知り、そのうえで今の遞択肢を眺めるず、自分に合う䞀本が、ずっず遞びやすくなるはずです。歎史の现かい郚分は、私も䜓隓しおいない時代のこずなので、調べたうえで曞いおいたす。ツアヌの移り倉わりを知るず、次にホヌチミンで珟地ツアヌを遞ぶずき、その䞀本が持぀意味が、少し違っお芋えおくるかもしれたせん。

「昔からある定番」も、「新しい楜しみ方」も、どちらにもちゃんず理由がありたす。その䞡方を知っおおくず、自分の旅にいちばん合う䞀本を遞びやすくなりたす。定番には、長く遞ばれおきただけの確かな良さがあり、新しい楜しみ方には、今の時代だからこそできる面癜さがありたす。どちらが䞊ずいうこずではなく、自分の旅の目的に合うほうを遞べばいい。そのための材料ずしお、この蚘事を読んでいただけたらず思いたす。珟地ツアヌの成り立ちず今を知るこずは、遠回りのようでいお、実は自分に合った䞀本を遞ぶための、いちばんの近道だず思うのです。

第1ç«  そもそも「珟地ツアヌ」ずは䜕か ―― 䞉぀の定番から考える

たず、「珟地ツアヌ」ずいう蚀葉を敎理しおおきたす。

珟地ツアヌずは、旅行者が珟地に着いおから参加する、半日から数日の芳光プログラムのこずです。日本で申し蟌む倧きなパッケヌゞ旅行ずは違い、飛行機やホテルは自分で手配しお、珟地での「䜓隓」の郚分だけを申し蟌む。オプショナルツアヌず呌ばれるこずもありたす。ホヌチミンの堎合、垂内のホテルたで送迎に来おくれお、決たったコヌスを回り、倕方に戻っおくる、ずいう圢が䞀般的です。

近幎は、飛行機ずホテルだけを自分で予玄しお、あずは珟地で自由に過ごす、ずいう個人旅行のスタむルが䞀般的になりたした。だからこそ、「珟地での䜓隓の郚分だけを、必芁に応じお足す」珟地ツアヌの䜿い方が、以前にも増しお䟿利になっおいたす。旅の骚栌は自分で組み、その䞭に、ここぞずいう䜓隓だけをツアヌで差し蟌む。そういう柔軟な䜿い方ができるのが、珟地ツアヌの良いずころです。党郚をおたかせにするのでも、党郚を自分でやるのでもなく、その䞭間を、自分の裁量で遞べる。この感芚は、この蚘事の埌半で玹介する「新しい楜しみ方」にも、たっすぐ぀ながっおいきたす。

ホヌチミンの珟地ツアヌには、長いあいだ䞉぀の定番がありたした。

䞀぀目は、メコンデルタツアヌです。ホヌチミンから南西ぞ車で1時間半から2時間、ミトヌやベンチェずいったメコン川のほずりぞ向かい、倧きな船で川を枡り、手挕ぎの舟で怰子の葉が茂る氎路をめぐる。ココナッツキャンディづくりを芋孊し、南囜のフルヌツを味わい、䌝統音楜を聎く。30幎以䞊にわたり、ホヌチミン発の代衚的な定番ツアヌずしお芪したれおきたした。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

二぀目は、クチトンネルツアヌです。ホヌチミン郊倖にある、ベトナム戊争時代に䜿われた地䞋トンネルを蚪ねるツアヌです。垂内から車で1時間半から2時間ほど。党長数癟キロにおよぶずいわれる地䞋坑道の䞀郚を、実際に芋お、くぐっお、その歎史を孊びたす。ベトナムずいう囜の近い過去に觊れられる堎所ずしお、倚くの旅行者が蚪れおきたした。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

䞉぀目が、垂内芳光ツアヌです。統䞀䌚堂、戊争蚌跡博物通、聖母マリア教䌚サむゎン倧教䌚、䞭倮郵䟿局、ベンタむン垂堎。ホヌチミン垂内の定番スポットを、半日から1日で効率よく回るツアヌです。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

この䞉぀には、それぞれ違う魅力がありたす。メコンデルタは、自然ず暮らしの䜓隓です。茶色く濁った倧河、怰子の茂る氎路、手挕ぎの舟、玠朎なフルヌツや音楜。ホヌチミンの郜䌚的な颚景ずはたるで違う、「南囜のベトナムらしさ」に浞れたす。クチトンネルは、歎史の䜓隓です。ベトナム戊争ずいう重い過去に、実際の堎所で觊れる。教科曞や映像で知っおいたこずが、目の前の土や穎ず぀ながる感芚がありたす。垂内芳光は、効率の䜓隓です。点圚する名所を、限られた時間で、迷わず䞀気に回れたす。目的が違えば、遞ぶツアヌも倉わっおくる。この「目的で遞ぶ」ずいう感芚は、あずの章で詳しく觊れる、今の珟地ツアヌの楜しみ方にも぀ながっおいきたす。

なぜ、これらが「ツアヌ」ずいう圢で提䟛されおきたのか。理由はシンプルで、個人では回りにくいからです。特にメコンデルタやクチトンネルは、郊倖にあっお公共亀通機関では行きにくく、蚀葉の壁もありたす。自分で車を手配しお、珟地で舟をチャヌタヌしお、ずいうのは、よほど旅慣れた人でなければ倧倉です。だからこそ、送迎から解説たで党郚そろったツアヌに申し蟌むのが、いちばん確実で楜な方法でした。この「個人では行きにくい堎所を、たずめお匕き受けおくれる」ずいう点が、珟地ツアヌの存圚理由の栞心にありたす。

もう䞀点、珟地ツアヌには「時間を買う」ずいう偎面もありたす。旅行の日数は限られおいたす。その貎重な時間を、行き方を調べたり、亀枉したり、道に迷ったりに䜿うのではなく、䜓隓そのものに䜿える。段取りをすべお任せられるずいうのは、実は倧きな䟡倀です。特に、2泊3日や3泊4日ずいった短い日皋でホヌチミンを蚪れる方にずっお、1日を無駄なく䜿えるかどうかは、旅の満足床を倧きく巊右したす。この「時間を効率よく䜿える」ずいう点も、珟地ツアヌがずっず遞ばれおきた理由のひず぀です。

そしお、この䞉぀の定番がどう生たれ、どう倉わっおきたのか。その話をするには、いったん時蚈の針を、30幎ほど前たで戻す必芁がありたす。

第2ç«  珟地ツアヌの始たり ―― ドむモむず、バックパッカヌの街

この蚘事を読んだあなたぞ

珟地の䞍明点は LINE で日本語スタッフに盞談できたす。

  • 环蚈5,000件以䞊の予玄実瞟
  • 日本語察応
  • 珟地スタッフ

ホヌチミンの珟地ツアヌの歎史は、ベトナムずいう囜が䞖界に開かれおいく歎史ず、重なっおいたす。

調べおみるず、倧きな転機は1986幎に始たった「ドむモむ刷新」ずいう経枈政策だそうです。それたで閉じおいた経枈を、垂堎経枈ぞず開いおいく方針で、これによっお倖囜からの旅行者を受け入れる䞋地が少しず぀敎っおいきたした。1990幎代に入るず、ベトナムは本栌的に芳光客を迎え始めたす。

このころ、ホヌチミンで旅行者が集たった堎所が、1区のファングヌラオPham Ngu Lao通りずその呚蟺でした。今でも「ブむビ゚ンBui Vien通り」ずしお知られる、あのバックパッカヌ街のあたりです。資料によるず、1990幎代、有名な旅行ガむドブックがこの安くお掻気のある゚リアを玹介したこずで、䞖界䞭からバックパッカヌが集たり、タむのカオサン通りず䞊ぶ、東南アゞアのバックパッカヌの拠点のひず぀になっおいったそうです。

今のブむビ゚ン通りは、倜になるずネオンず音楜であふれる、にぎやかな歓楜街の顔を持っおいたす。か぀おの玠朎なバックパッカヌ街ずは、ずいぶん雰囲気が倉わりたした。それでも、この䞀垯が「旅行者のための街」ずしお始たった歎史は、今も通りのあちこちに残る旅行代理店の看板や、安い宿の䞊びに、うっすらず感じ取るこずができたす。ホヌチミンの珟地ツアヌのルヌツをたどっおいくず、たいおいこの通りに行き着きたす。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

この街で生たれたのが、珟地ツアヌの原型でした。

調べおみるず、1993幎、ファングヌラオに䜏むベトナム人倫婊が「シンカフェSinh Cafe」ずいう旅行代理店を始めたそうです。もずもずは技術者だった方が、この通りのホテルで働いたのをきっかけに、旅行業を始めたずいう話も残っおいたした。このシンカフェは、「オヌプンツアヌ」ず呌ばれる仕組みのバスチケットをベトナムで広めた、先駆的な旅行䌚瀟のひず぀ずしお知られおいたす。

オヌプンツアヌずいうのは、圓時ずしおは画期的な仕組みでした。ホヌチミンから、ムむネヌ、ニャチャン、ホむアン、プ、そしおハノむぞず、ベトナムを南から北ぞ瞊断する幹線ルヌトに、旅行者向けの栌安バスを走らせる。旅行者は通しのチケットを買っおおいお、途䞭の街で䞋車し、奜きなだけ滞圚したあず、次の䟿を予玄しお、たた北ぞ進んでいく。安く、自分のペヌスで、ベトナムを瞊断できるこの仕組みは、バックパッカヌたちに広く支持されたした。シンカフェはその埌、垂内䞭心郚やハノむにも展開し、やがお「シン・ツヌリストThe Sinh Tourist」ずしお知られおいきたす。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

圓時のオヌプンツアヌの空気を想像しおみるず、そこには独特の自由さがあったのだろうず思いたす。決たった団䜓旅行ずは違い、旅行者は自分の刀断で街を遞び、滞圚を延ばしたり瞮めたりしながら、ベトナムを瞊断しおいく。宿も、食事も、次の䟿の予玄も、すべお自分で決める。そういう身軜な旅のスタむルが、䞖界䞭の若い旅行者を惹き぀けたした。ファングヌラオの通りには、こうした旅行者を盞手にする小さな旅行代理店や、安宿、食堂、䞡替商が次々ず生たれ、街党䜓が旅行者のための機胜を備えおいきたした。ドむモむずいう倧きな経枈の転換のなかで、民間の小さな商売が芜吹いおいく。その象城的な堎所のひず぀が、この通りだったのだず思いたす。

このオヌプンツアヌのバス網ず䞀緒に育っおいったのが、各地の「珟地ツアヌ」でした。ホヌチミンに滞圚するあいだに、日垰りでメコンデルタやクチトンネルぞ行く。そういう半日・1日のツアヌが、バックパッカヌ街の旅行代理店を通じお売られるようになっおいきたした。今のように掗緎されたものではなく、安くお、玠朎で、ずきに乗り合いの倧人数で、ずいう時代です。それでも、「個人では行きにくい堎所ぞ、安く連れお行っおくれる」ずいう珟地ツアヌの基本の圢は、このころにできあがったのだず思いたす。

面癜いのは、この「シンカフェ」ずいう名前が、その埌ベトナムの旅行業界で、ある皮の代名詞のようになっおいったこずです。あたりに有名になったため、䌌た名前を掲げる店が各地に珟れた、ずいう話も耳にしたす。それだけ、オヌプンツアヌずいう仕組みず、それを生んだ店が、圓時の旅行文化に䞎えた圱響が倧きかったずいうこずなのでしょう。今の掗緎された珟地ツアヌの原型が、30幎ほど前のバックパッカヌ街の、玠朎な工倫から始たっおいる。その事実を知っおおくず、今あるツアヌの䞀本䞀本が、少し違っお芋えおきたす。

ここから少し、私自身の話をさせおください。実は私が初めおベトナムを旅行したのは、1998幎のこずでした。ただこの囜に䜏む前、䞀人の旅行者ずしおベトナムを蚪れたずきのこずです。そのずき、ホむアンからホヌチミンたでの移動に䜿ったのが、たさに「カフェバス」ず呌ばれおいた、あのオヌプンツアヌのバスでした。

圓時の蚘憶をたどるず、倖囜人旅行者にずっお、この長距離バスの網は、本圓に䟿利な移動手段でした。ベトナムの鉄道や囜内線は、圓時の倖囜人にずっお手配のハヌドルが高く、路線も本数も限られおいたした。そんな䞭で、旅行者向けの寝台バスが南北の幹線に匵りめぐらされおいお、旅行代理店の窓口で気軜にチケットを買える。これは、旅慣れおいない旅行者にずっおも、実にありがたい仕組みでした。ベトナムは昔からこの手のバスが充実しおいお、倖囜人が囜内を移動しやすい囜だった、ずいう印象が、今も匷く残っおいたす。

そしお、あずから振り返っお思うのは、この長距離バスの充実ぶりず、カフェツアヌ、぀たり珟地ツアヌが根づいおいった流れは、無関係ではないだろう、ずいうこずです。旅行者を運ぶバスの網があり、それを売る窓口が街にあり、そこに旅行者が集たっおくる。同じ窓口で、日垰りの珟地ツアヌも䞀緒に売られるようになるのは、ごく自然なこずです。移動を担う仕組みが先にあったからこそ、その䞊に珟地ツアヌずいう商品が乗っかっおいった。バスずツアヌは、たぶん同じ根っこから育っおきたのだず思いたす。

私が初めお「カフェツアヌ」に参加したのは、2004幎のこずでした。ホヌチミンを出発しお、ミトヌ、チャりドックを経由し、そのたたカンボゞアのプノンペンぞ抜けおいくツアヌです。今思えば、オヌプンツアヌの発想がよく衚れた行皋でした。単なる芳光ではなく、移動そのものがツアヌになっおいお、囜境を越えお次の囜ぞ進んでいく。バックパッカヌ向けの旅の仕組みが、囜をたたいで぀ながっおいた時代の空気を、そのたた䜓隓した圢です。

このツアヌで、特に印象に残っおいるのが、チャりドックのフロヌティングハりスでした。メコン川の䞊に浮かぶ、氎䞊の家々です。家の䞋で魚を逊殖しながら、その䞊で人が暮らしおいる。川の䞊に生掻のすべおがある光景は、それたで芋たこずのないものでした。芳光のために䜜られた景色ではなく、そこで実際に人が暮らしおいる。その事実の重みのようなものが、匷く蚘憶に残りたした。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

そしお、囜境を小さなボヌトで越えおいく䜓隓も、忘れられたせん。倧きな橋や立掟な囜境ゲヌトを通るのではなく、川の䞊を小さな舟で進んで、ベトナムからカンボゞアぞ入っおいく。手続きも今よりずっず玠朎で、時間もかかりたしたが、その分「囜境を越えおいる」ずいう実感がありたした。飛行機で降り立぀のずはたったく違う、地続きでアゞアを移動しおいる感芚。あの䜓隓があったから、私はこの地域にさらに惹かれおいったのかもしれたせん。

私がホヌチミンに䜏み始めた14幎ほど前には、すでにこうした珟地ツアヌは定番ずしお根づいおいたした。ファングヌラオの通りには旅行代理店の看板が䞊び、店先にメコンやクチトンネルのツアヌの料金が貌り出されおいたした。そのころの空気を思い出すず、珟地ツアヌずいうものが、この街の旅行文化の䞀郚ずしお、しっかり定着しおいたのがわかりたす。

第3ç«  定番はなぜ「定番」になったのか ―― 昔のホヌチミンの事情

メコンデルタずクチトンネル。この二぀が長らくホヌチミンの珟地ツアヌの二枚看板だったのには、圓時ならではの事情もあったず、私は考えおいたす。

少し正盎な話をするず、15幎、20幎前のホヌチミンには、垂内だけで䜕日も楜しめるほどの芳光の「量」が、ただそれほど倚くなかったのです。

これは、ホヌチミンずいう街を悪く蚀いたいわけではありたせん。圓時の玠朎なホヌチミンには、玠朎なりの良さがありたした。ただ、芳光地ずしおのコンテンツずいう意味では、今ずはずいぶん事情が違っおいたした。垂内の䞻芁スポット、぀たり統䞀䌚堂や戊争蚌跡博物通、サむゎン倧教䌚、䞭倮郵䟿局、ベンタむン垂堎は、比范的コンパクトな範囲に集たっおいお、頑匵れば1日、ゆっくり回っおも1日半あれば、ひずずおり芋終わっおしたいたす。

そうするず、「2泊3日、3泊4日で来たけれど、2日目以降は䜕をしよう」ずいう時間が生たれたす。その空癜を、きれいに埋めおくれたのが、郊倖ぞ出るメコンデルタツアヌであり、クチトンネルツアヌでした。朝出発しお倕方に戻っおくる、ちょうど1日。垂内ずはたったく違う䜓隓ができお、「ベトナムに来た」ずいう実感も持おる。旅皋を組むうえで、これ以䞊ないくらい郜合のよい遞択肢だったのです。

しかも圓時は、個人で郊倖たで足を延ばすのが、今よりずっず倧倉でした。配車アプリもなく、珟地の亀通事情も敎っおいない。蚀葉の壁もある䞭で、自力でミトヌたで行っお舟をチャヌタヌしお、あるいはクチトンネルたで行っお解説を聞いお、ずいうのは、かなりハヌドルが高かった。だからこそ、送迎も解説もぜんぶパッケヌゞになったツアヌに申し蟌むのが、いちばん珟実的だったわけです。「個人では行きにくいけれど、ツアヌなら手軜に行ける」ずいう点が、この二぀を定番に抌し䞊げた、倧きな理由だったず思いたす。

距離感も、絶劙でした。ホヌチミンからメコンデルタやクチトンネルたでは、片道1時間半から2時間ほど。これは、日垰りでちょうど無理のない範囲です。もし片道4時間も5時間もかかる堎所だったら、1日では収たらず、定番にはなりにくかったでしょう。逆に、近すぎおも「わざわざ郊倖に出た」ずいう非日垞感が薄れおしたいたす。「郜䌚から十分に離れおいお、別䞖界に来た感じがするのに、日垰りで無理なく戻れる」。この地理的な条件たでもが、二぀のツアヌに味方しおいたのです。

旅行䌚瀟にずっおも、これは理にかなった商品でした。垂内芳光だけでは、旅行者の滞圚日数を埋めきれない。そこに、半日から1日でちょうどよく収たり、しかも「ベトナムに来た」ずいう手応えをしっかり提䟛できる郊倖ツアヌがある。旅行者の「間が持たない時間」ず、旅行䌚瀟の「売りたい商品」が、きれいに噛み合っおいたわけです。需芁ず䟛絊が䞀臎しおいたからこそ、これらは長く定番であり続けたした。

以前、このメディアでメコンデルタツアヌだけを取り䞊げた蚘事を曞いたこずがありたす。そこでは、「メコンデルタツアヌが30幎以䞊も定番ずしお愛され続けおいるのはなぜか」ずいうテヌマを掘り䞋げたした。結論ずしお私は、ツアヌの䞭身そのものよりも、それを取り巻くホヌチミンずいう街の倉化のほうに、その理由があるのではないかず考えたした。この考え方は、メコンに限らず、ホヌチミンの珟地ツアヌ党䜓にも圓おはたる気がしおいたす。

もちろん、事情だけで定番になれるわけではありたせん。䞭身が䌎っおいなければ、口コミの時代に長くは生き残れたせん。今は誰もが正盎なレビュヌを曞き、星の数で評䟡する時代です。「期埅倖れだった」ずいう声が積み重なれば、どんな定番でも少しず぀厩れおいきたす。それでもメコンやクチトンネルが定番であり続けおいるのは、時代の事情にちょうどよく答えおいたこずに加えお、実際に倚くの旅行者を満足させ続けおきた、確かな䞭身があったからです。事情ず䞭身、その䞡方がそろっお初めお、長く愛される定番になれるのだず思いたす。

぀たり、定番ツアヌは「䞭身が完璧だから定番になった」ずいうより、「その時代の旅行者が抱えおいた事情に、ちょうどよく答えおいたから定番になった」ずいう偎面が倧きいのです。では、その事情が倉わったら、どうなるのか。ホヌチミンずいう街は、この10幎ほどで、たるで別の街のように倉わりたした。その倉化が、珟地ツアヌの䞖界にも、倧きな圱響を䞎えるこずになりたす。

第4ç«  街ず旅行者が、倉わった ―― 2010幎代からの倧きな倉化

ここ10幎ほどのホヌチミンの倉わりようは、長く䜏んでいる私から芋おも、驚くほどです。そしお、その倉化が、珟地ツアヌのあり方そのものを倉えおいきたした。倉化は、倧きく分けお䞉぀の方向から来たず思いたす。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

䞀぀目は、街そのものの倉化です。か぀おは䜎局の建物が䞭心だった街䞊みに、次々ず高局ビルが建ちたした。ルヌフトップバヌから倜景を眺め、叀い建物をリノベヌションしたおしゃれなカフェをめぐり、巚倧なショッピングモヌルで買い物をする。郜垂鉄道も走り始めたした。「垂内でするこずがない」ずいう、か぀おの事情は、もうほずんど圓おはたりたせん。むしろ「するこずがありすぎる」街になったのです。第3章で曞いた「時間の空癜を埋める」ずいう珟地ツアヌの圹割は、街の発展によっお、本来なら小さくなるはずでした。カフェ巡りをしお、ルヌフトップで倜景を芋お、垂堎で買い物をしお、スパで癒される。それだけで、3日や4日はあっずいう間に過ぎおしたう街になりたした。か぀おのように、郊倖ツアヌで「間を持たせる」必芁は、理屈のうえではなくなったのです。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

二぀目は、移動ず予玄の倉化です。調べおみるず、配車アプリのGrabがベトナムでサヌビスを始めたのは2014幎だそうです。これによっお、スマヌトフォンひず぀で、蚀葉が通じなくおも、行き先を䌝えお、料金や経路を事前に確認しやすい圢で、車やバむクを呌べるようになりたした。か぀お旅行者を悩たせた「移動のハヌドル」が、倧きく䞋がったのです。以前は、タクシヌに乗るたびに「メヌタヌは正しいだろうか」「遠回りされおいないか」ず気を匵る堎面もありたした。Grabなら、乗る前に行き先ず料金が画面に衚瀺され、地図で経路も远える。この安心感は、旅行者の行動範囲を広げたように思いたす。垂内を自分で動き回るこずのハヌドルが䞋がったこずは、裏を返せば、「自分で回れる範囲」ず「ツアヌでないず難しい範囲」の線匕きを、はっきりさせるこずにもなりたした。さらに、KlookやKKday、Travelokaずいった海倖の予玄サむトが広がり、珟地ツアヌもスマヌトフォンから盎接予玄できるようになりたした。旅行の予玄の仕方そのものが、この10幎で様倉わりしたした。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

予玄サむトの広がりは、数字にも衚れおいるようです。ベトナムのオンラむン旅行垂堎は、拡倧が続いおいるず芋られおいたす。調査䌚瀟によっお垂堎の定矩や掚蚈倀には差がありたすが、たずえばグヌグルなどが公衚しおいる東南アゞアのデゞタル経枈に関する調査では、ベトナムのオンラむン旅行の垂堎芏暡は2025幎に40億ドルほどずされ、2030幎にはその倍の80億ドル芏暡たで成長する、ずいう芋通しが瀺されおいたした。飛行機やホテルずいった暙準的な郚分は倧手の予玄サむトで手配し、䜓隓や珟地ツアヌずいった郚分は、専門の予玄サむトや珟地の䌚瀟で手配する。そんなふうに、旅行者が予玄先を䜿い分けるようになっおきた、ずいう指摘も目にしたす。予玄の䞖界も、この10幎で倧きく様倉わりしおいるのです。

䞉぀目は、旅行者の倉化です。今の旅行者は、来る前にスマヌトフォンで培底的に䞋調べをしたす。SNSで誰かの写真を芋お、行きたい堎所を決め、口コミを読んで店を遞ぶ。ある調査では、ベトナム人旅行者が、フェむスブックやTikTokを旅行の情報源ずしお非垞によく利甚しおいるこずが瀺されおいたす。これはベトナムの人たち自身に぀いおのデヌタですが、旅の情報をSNSから埗るずいう流れは、ベトナムを蚪れる倖囜人旅行者にも共通しお感じられるずころです。情報が手の䞭にある分、「旅行䌚瀟にすべおお任せ」ずいう感芚は薄れ、「自分で組み立おたい」ずいう気持ちが匷くなりたした。SNSで芋た「あの䞀枚のような写真を撮りたい」ずいう動機で行き先を遞ぶ方も目立぀ようになり、旅の目的そのものが、名所を芋るこずから、䜓隓しお、蚘録しお、共有するこずぞず、少しず぀移っおきおいるように感じたす。

こうした倉化を受けお、旅行のスタむルは、倧きな団䜓ツアヌから、個人や少人数の自由な旅ぞず移っおきたした。近幎の傟向ずしお、倧人数で決たったコヌスを回る埓来型のツアヌよりも、少人数で、自分の興味に合わせお现かく調敎できる旅を求める人が増えおいる、ずいう指摘も目にしたす。単なる芳光地めぐりではなく、その土地ならではの䜓隓を重芖する流れです。

ちなみに、旅行者の数そのものは、しっかり戻っおきおいたす。調べおみるず、2024幎にベトナムを蚪れた倖囜人旅行者は玄1,760䞇人で、コロナ前の2019幎の氎準に、ほが回埩したした。報道によれば、2019幎ず比べおおよそ97パヌセントから98パヌセントにあたる氎準だそうです。ベトナムは、東南アゞアの䞭でも芳光の回埩が順調だった、ずいう評䟡も目にしたした。旅行者は戻り、しかもその奜みは、以前ずは倉わっおいる。この二぀が同時に起きおいるのが、今のホヌチミンなのです。

この「数は戻ったが、奜みは倉わった」ずいう状況は、珟地ツアヌを提䟛する偎から芋るず、なかなか難しい局面でもありたす。単に昔ず同じ乗り合いツアヌを䞊べおおけば売れる、ずいう時代ではなくなりたした。旅行者が求めるものが、「みんなず同じ定番を安く」から、「自分たちに合った䜓隓を、玍埗のいく圢で」ぞず動いおいる。この倉化に、ツアヌの偎も応えおいく必芁が出おきたのです。そしお実際、ホヌチミンの珟地ツアヌは、この10幎ほどで、その䞭身を倧きく広げおきたした。その具䜓的な姿は、第6章で詳しく玹介したす。

論理的に考えれば、街が䟿利になり、個人でも動けるようになり、旅行者が「自分で組み立おたい」ず思うようになったなら、お仕着せの珟地ツアヌの人気は䞋がるはずでした。ずころが、珟実にはそうなりたせんでした。珟地ツアヌは、圢を倉えながら、今もしっかり生き残っおいたす。次の章では、なぜそうなったのかを考えおみたす。

第5ç«  それでも珟地ツアヌが残る理由 ―― 個人ではできないこず

これだけ個人で動きやすくなったのに、なぜ珟地ツアヌはなくならないのか。長幎この仕事に関わっおきた実感ずしお、そこにはいく぀かの、はっきりした理由がありたす。

私も内心では、「これだけ街が䟿利になれば、さすがに珟地ツアヌの需芁は萜ち着くだろう」ず、䜕床か思ったこずがありたす。Grabで郊倖たで行こうず思えば行けたすし、予玄サむトを芋れば、個人で回るための情報もいくらでも手に入りたす。それでも、珟地ツアヌぞの需芁は、なくなりたせんでした。その理由を考えおいくず、䟿利になったこの時代だからこそ、かえっお際立぀䟡倀がいく぀もある、ずいうこずに気づかされたす。

その前に、私自身がこれたで参加しおきた珟地ツアヌのこずを、少し曞いおおきたす。メコンデルタ、クチトンネル、そしおホヌチミン近郊のカンザヌCan Gio。マングロヌブの森ず海が広がるカンザヌは、垂内から比范的近いのに、たったく違う自然に觊れられる堎所です。旅行者ずしお、あるいは䜏民ずしお、いろいろな珟地ツアヌに参加しおきたした。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

そうやっお各地を回っおきお感じるのは、ベトナムは、他の囜ず比べおも珟地ツアヌが充実しおいる囜だ、ずいうこずです。旅行者向けのツアヌの遞択肢が倚く、䟡栌垯も幅広く、申し蟌みもしやすい。囜によっおは、行きたい堎所があっおも、それを商品ずしお売っおいるツアヌが芋぀からず、自分で亀通手段から手配しなければならないこずもありたす。ベトナムでは、たいおいの行きたい堎所に、誰かがすでにツアヌを甚意しおくれおいる。これは、旅行者にずっお、かなり恵たれた環境です。

なぜベトナムでこれほど珟地ツアヌが発達したのか。理由のひず぀は、皮肉なようですが、公共亀通機関が少し䞍䟿だったこずにあるのだろうず思いたす。鉄道やバスの路線が限られおいお、時刻衚通りに動くずも限らない。倖囜人にずっおは、蚀葉の壁もあっお、公共亀通で目的地たで行くのは簡単ではありたせんでした。その䞍䟿さを埋めるように、旅行者を目的地たで運ぶ商品、぀たり珟地ツアヌが育っおいった。第2章で曞いたカフェバスの話も、たさにその流れの䞀郚です。䞍䟿だったからこそ、それを補う仕組みが充実した。ベトナムの珟地ツアヌの豊かさは、そういう背景から生たれたのだず、私は考えおいたす。

たず、やはり「個人では行きにくい堎所がある」ずいう事実は、今も倉わっおいたせん。Grabがどれだけ䟿利になっおも、ホヌチミンから片道2時間のメコンデルタや、クチトンネルの奥たで、個人で効率よく回るのは簡単ではありたせん。珟地での舟の手配、入堎、昌食、そしお䜕より「どこで䜕を芋るか」の段取りを、蚀葉の通じない土地で自分で組むのは、思っおいる以䞊に骚が折れたす。ツアヌは、この䞀連の面倒を、たるごず匕き受けおくれたす。

次に、「解説の䟡倀」です。クチトンネルのように、歎史的な背景を知らないず、ただの地䞋の穎にしか芋えない堎所がありたす。メコンデルタも、ガむドがいるのずいないのずでは、芋えおくるものがたるで違いたす。その土地の暮らしや歎史を、蚀葉にしお䌝えおくれる人がいるかどうかで、同じ景色でも蚘憶ぞの残り方が倉わりたす。自分で調べた知識ず、その堎で人から聞く話ずでは、深さがたったく違うのです。私自身、旅行者を案内しおいお、ガむドのひずこずで、お客さんの衚情がふっず倉わる瞬間を、䜕床も芋おきたした。ただの颚景だったものが、背景を知った途端に、意味を持った颚景に倉わる。その倉化に立ち䌚えるのは、この仕事の面癜さのひず぀でもありたす。

䞉぀目に、「時間の効率」です。限られた滞圚日数の䞭で、郊倖の芋どころを1日で回りきるには、段取りのプロに任せるのがいちばん早い。個人で回ろうずするず、移動や埅ち時間で半日を無駄にしおしたうこずも珍しくありたせん。旅の時間は限られおいたす。その時間を、迷子や亀枉ではなく、䜓隓そのものに䜿えるずいうのは、ツアヌの倧きな䟡倀です。

四぀目に、「安心ずトラブル察応」です。海倖では、思わぬこずが起こりたす。䜓調を厩したり、道に迷ったり、蚀葉が通じずに困ったり。そういうずき、そばに珟地をよく知るガむドがいるかどうかは、旅の安心感を倧きく巊右したす。特に、初めおの海倖旅行や、家族連れ、幎配の方ずの旅では、この安心感の䟡倀は、料金以䞊に倧きいものです。たずえば、小さなお子さんが急に䜓調を厩したずき、トむレの堎所ひず぀、薬局ひず぀探すのにも、蚀葉が通じないず倧きな䞍安になりたす。そこに、事情をわかっおいる人がひずりいるだけで、旅党䜓の安心感がたるで倉わりたす。「䜕も起きなければ気づかないけれど、䜕か起きたずきに本圓にありがたい」。ガむドの䟡倀は、そういう皮類のものでもありたす。個人で自由に動く旅にも良さはありたすが、守られおいる安心の䞭で楜しみたい堎面も、旅にはあるのです。

そしお、少し逆説的なのですが、街が䟿利で華やかになったからこそ、かえっお際立぀䟡倀もありたす。以前メコンの蚘事で曞いたこずですが、発展したホヌチミンの䞭では、旅行者が思い描いおいた「玠朎なベトナムらしさ」に、なかなか出䌚えなくなりたした。ノンラヌをかぶった人、怰子の茂る氎路、ゆったり流れる倧河。そういう「想像しおいたベトナム」に確実に䌚える堎所ずしお、郊倖ぞ出る珟地ツアヌの䟡倀は、むしろ新しく生たれ盎しおいたす。

こうしお䞊べおみるず、珟地ツアヌが提䟛しおいるのは、単なる「移動ず芳光」ではないこずがわかりたす。段取りの手間を肩代わりし、深い解説で䜓隓の質を䞊げ、限られた時間を有効に䜿わせ、いざずいうずきの安心を甚意する。これらは、いくら個人で動きやすくなっおも、旅行者が自分だけでそろえるのは難しいものばかりです。䟿利な道具が増えたこずで、かえっお、こうした「人が介圚するこずの䟡倀」が、くっきりず芋えるようになったずも蚀えたす。

぀たり、珟地ツアヌは「なくなった」のではなく、「圹割を倉えながら残った」のだず思いたす。か぀おは、するこずがない時間を埋める受け皿でした。今は、個人では手が届きにくい深い䜓隓や、郜䌚では出䌚えない颚景、そしお安心を届ける存圚ぞず、意味を倉えおいたす。定番は、時代遅れになったのではなく、䟡倀の䞭身が入れ替わったのです。

第6ç«  新しい珟地ツアヌの楜しみ方 ―― 「自分に合わせお遞ぶ」時代ぞ

では、今のホヌチミンで、珟地ツアヌはどんなふうに楜しめるのか。ここからが、この蚘事でいちばんお䌝えしたいずころです。ひずこずで蚀えば、珟地ツアヌは「みんなで同じものに参加する」ものから、「自分に合わせお遞ぶ」ものぞず倉わっおきたした。か぀おは、旅行䌚瀟が甚意した数少ないコヌスの䞭から遞ぶしかありたせんでしたが、今は、誰ず、䜕のために、どんなペヌスで行くのかに合わせお、圢そのものを遞べるようになっおいたす。同じ「メコンデルタに行く」でも、倧人数の乗り合いで安く行くのか、家族だけの貞切でゆっくり行くのか、カメラマン同行で写真を残しながら行くのかで、䜓隓はたるで別物になりたす。いく぀かの新しい楜しみ方を、具䜓的に玹介したす。

䞀぀目は、貞切・プラむベヌトツアヌです。か぀おの珟地ツアヌは、芋知らぬ人たちず同じバスに乗る、倧人数の乗り合いが䞻流でした。今は、家族やグルヌプだけの専甚車で、自分たちのペヌスで回る貞切ツアヌが遞びやすくなっおいたす。近幎の旅行の傟向ずしお、倧人数の団䜓よりも、少人数で自由がきく圢が奜たれるようになった、ずいう話は第4章でも觊れたした。貞切なら、出発時間も、立ち寄る堎所も、䌑憩のタむミングも、ある皋床こちらの郜合に合わせられたす。小さな子ども連れや、幎配の方ずの旅、写真をゆっくり撮りたい人には、特に向いおいたす。たずえば定番のメコンデルタツアヌも、乗り合いではなく貞切の専甚車で行くプランを遞べば、同じ行き先でも、たったく違う快適さになりたす。

乗り合いツアヌず貞切ツアヌの違いは、実際に参加しおみるず、想像以䞊に倧きいものです。乗り合いだず、集合堎所での埅ち合わせがあり、他の参加者のペヌスに合わせお動くこずになりたす。それはそれで、いろいろな人ず䞀緒になる面癜さもあるのですが、自分たちの郜合で「もう少しここにいたい」「ここは早めに切り䞊げたい」ずいうわけにはいきたせん。貞切なら、その日の䜓調や気分に合わせお、無理なく回れたす。赀ちゃん連れで、授乳やおむ぀替えのタむミングが読めない。ご高霢の芪ず䞀緒で、こために䌑憩したい。そういう事情がある旅ほど、貞切の䟡倀は倧きくなりたす。人数がある皋床そろえば、䞀人あたりの料金の差も、それほど倧きくならないこずがありたす。快適さず自由を優先したい方には、たず怜蚎しおみる䟡倀のある遞び方です。

二぀目は、䜓隓型・テヌマ特化のツアヌです。ただ名所を芋お回るだけでなく、「䜕をするか」で遞ぶツアヌが増えたした。プロのカメラマンが街の映えるスポットで撮圱しおくれる写真ツアヌ、アオザむを着お街を巡るツアヌ、ロヌカルの食堂や屋台を食べ歩くフヌドツアヌ、倜のホヌチミンをバむクや埒歩でめぐるナむトツアヌ。近幎は、単なる芳光よりも、その土地ならではの䜓隓にお金を䜿いたい、ずいう旅行者が増えおいるずいわれたす。前回このメディアで曞いたカカオ・チョコレヌトの工堎芋孊のように、ひず぀のテヌマを深掘りする䜓隓も、その流れの䞀郚です。自分の「奜き」に合わせお、ツアヌのテヌマを遞べる時代になったのです。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

こうした䜓隓型ツアヌの良いずころは、「思い出の圢」が具䜓的に残るこずです。たずえば写真ツアヌなら、プロが撮ったきれいな䞀枚が手元に残りたす。旅行䞭、自分たちだけだず、どうしおも蚘念写真は自撮りか、通りすがりの人に頌んだ䞀枚になりがちです。アオザむを着お、街の映えるスポットで、プロに撮っおもらう。それは、芳光であるず同時に、旅の蚘念そのものを䜜る䜓隓です。SNSに茉せたくなるような写真を、確実に持っお垰れる。これは、写真を重芖する今の旅行者にずっお、ずおも分かりやすい䟡倀だず思いたす。フヌドツアヌなら、自分ではずおも入れないようなロヌカルの店を、ガむドず䞀緒に安心しお食べ歩ける。ナむトツアヌなら、昌ずはたったく違う倜の街の衚情に、安党に觊れられる。どれも、「その䜓隓をした」ずいう手応えが、はっきりず残るツアヌです。

䞉぀目は、定番ず䜓隓の組み合わせです。たずえば、午前䞭にクチトンネルで歎史に觊れ、午埌にメコンデルタで自然ず暮らしを味わう、ずいう定番二぀を1日で回るツアヌもありたす。あるいは、メコン方面のツアヌに、カカオ工堎の芋孊を組み蟌む。定番の骚栌に、新しい䜓隓を䞀぀足すだけで、同じ行き先でも旅の奥行きが倉わりたす。滞圚日数が短くお、あれもこれもず欲匵れない旅行者にずっお、こうした「二぀の定番を䞀日で」「定番に䜓隓を䞀぀足しお」ずいう組み合わせは、限られた時間を有効に䜿う、賢い遞び方です。定番はしっかり抌さえ぀぀、そこに自分の興味を䞀さじ加える。そういう楜しみ方が、今はしやすくなっおいたす。

たずえば、前回このメディアで取り䞊げたベトナムのカカオずチョコレヌトの話も、こうした「定番䜓隓」の䞀䟋になりたす。定番のメコンデルタツアヌの行き先であるミトヌ呚蟺には、カカオの産地やチョコレヌト工堎がありたす。メコン川クルヌズずいう昔ながらの䜓隓に、カカオずいう新しい切り口を䞀぀足すだけで、同じ日垰りの行き先が、たったく新しい発芋の堎に倉わる。定番が色あせるのではなく、新しい䜓隓ず重なるこずで、むしろ魅力が増しおいく。これは、これからの珟地ツアヌの、ひず぀の方向性だず思いたす。

四぀目は、蚀葉の安心がある日本語ツアヌです。海倖の予玄サむトで手軜に申し蟌めるツアヌの倚くは、英語のガむドです。英語に䞍安がある方や、现かいニュアンスたで解説を楜しみたい方にずっおは、日本語ガむドのツアヌの安心感は倧きいものです。特に、歎史的な背景の説明や、䜓調を厩したずきのやり取り、買い物や食事での现かな盞談は、母囜語でできるかどうかで、旅の快適さがずいぶん倉わりたす。

クチトンネルやメコンデルタのように、歎史や暮らしの背景が䜓隓の䞭心になる堎所では、この差が特に倧きく出たす。英語の解説でも倧筋はわかりたすが、现かな゚ピ゜ヌドや、質問ぞの受け答え、その堎の雑談たで含めお楜しもうずするず、やはり母囜語の䜙裕にはかないたせん。ガむドずの䜕気ないやり取りから、ガむドブックには茉っおいない話が聞けるこずも倚いものです。蚀葉が通じるからこそ生たれる、そういう䌚話の䜙癜も、日本語ツアヌの隠れた魅力だず思いたす。ずりわけ、ご家族での旅行や、ご幎配の方ずの旅では、「日本語で頌れる人がそばにいる」ずいう安心が、旅党䜓の印象を倧きく巊右したす。

五぀目は、自由旅行ずの組み合わせです。今は「すべおツアヌ」でも「すべお個人」でもなく、その䞭間を遞ぶ方が目立぀ようになりたした。垂内は自分でGrabを䜿っお自由に回り、郊倖ぞ出る1日だけツアヌを䜿う。あるいは、車をチャヌタヌしお、行き先だけ決めお自由に回る。こうした柔軟な組み合わせができるのも、移動ず予玄が䟿利になった今ならではです。私自身、家族で郊倖ぞ出かけるずきは、車をチャヌタヌしお、決たったコヌスにずらわれず、気になった堎所に気たたに立ち寄る、ずいう旅をよくしたす。ツアヌの安心ず、個人旅行の自由。その䞡方のいいずころを、自分の旅に合わせお配分できるのが、今の珟地ツアヌの面癜さだず思いたす。

この組み合わせ方には、正解はありたせん。旅慣れた方なら、垂内はほずんど自分で動いお、どうしおも個人では行きにくいメコンやクチトンネルの1日だけツアヌを䜿う、ずいう配分がしっくりくるでしょう。海倖が初めおの方や、蚀葉に䞍安がある方なら、最初の1日か2日をツアヌで過ごしお街に慣れ、そのあず少しず぀自分で動く範囲を広げおいく、ずいう組み立おが安心です。同行者の顔ぶれや、旅の目的によっおも、ちょうどいい配分は倉わりたす。倧事なのは、「ツアヌか、個人か」ずいう二者択䞀で考えないこずです。䞡方を道具ずしお持っおおいお、その日その日の目的に合わせお䜿い分ける。そう考えるず、旅の自由床がぐっず広がりたす。

ここで、垂内芳光そのものの倉化にも觊れおおきたいず思いたす。か぀おの垂内芳光ずいえば、車で名所をひず回りする、ずいう圢がほずんどでした。ずころが今は、その䞭身がずいぶん倚圩になっおいたす。屋根のない2階建おバスに乗っお、街を眺めながら回るシティツアヌ。サむゎン川に浮かぶ船の䞊で食事を楜しむディナヌクルヌズ。ベトナムらしくバむクの埌ろに乗っお、路地や屋台をめぐるバむクツアヌ。どれも、以前はあたり芋かけなかった圢です。同じ「垂内芳光」ずいう蚀葉でも、遞べる䜓隓の幅は、この10幎ほどで確実に広がったように感じたす。

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

䞀方で、正盎に曞いおおきたいこずもありたす。垂内のバリ゚ヌションがこれだけ増えたのに比べるず、近郊ぞ出るツアヌの皮類は、実はそれほど増えおいない、ずいうのが私の実感です。メコンデルタ、クチトンネル、そのあたりの定番は今も健圚ですが、「郊倖に、たったく新しい行き先が加わった」ずいう感芚は、あたりありたせん。ホヌチミンの呚りには、ただ光の圓たっおいない堎所や、旅行者に玹介できる魅力がいく぀も眠っおいるはずです。ここは、これからに期埅したいずころですし、旅行の手配をする偎ずしお、私たち自身が取り組んでいくべき課題でもあるず思っおいたす。

明るい材料もありたす。近幎、ベトナムの人たち自身が、囜内をよく旅行するようになったず感じたす。ダナンやニャチャン、フヌコック、ダラット、サパ、ハロン湟ずいった囜内の芳光地ぞ、家族や友人ず出かけおいく光景は、今ではすっかり身近なものになりたした。囜内の旅行需芁が増えれば、各地の宿や亀通、䜓隓プログラムが敎備され、芳光地ずしおの質も䞊がっおいきたす。それは、倖囜人旅行者にずっおも、そのたた恩恵になりたす。実際、囜内の旅行者に人気が出た堎所が、しばらくしお倖囜人にも知られるようになる、ずいう流れは、あちこちで起きおいたす。ベトナム党䜓で旅行のコンテンツが増えおいくこずは、私たち旅行者にずっお、玠盎に嬉しい倉化です。

六぀目に、少し芖点を倉えお、「半日」ずいう単䜍の䜿い方も、新しい楜しみ方のひず぀です。か぀おの珟地ツアヌは1日がかりが基本でしたが、今は半日で完結するツアヌも増えたした。午前䞭だけ、あるいは午埌だけを䜿っお、垂内の䞀角をテヌマを絞っお楜しむ。残りの時間は自由に過ごす。䞞1日を䜿うのはもったいない、でも自分だけで動くのは少し䞍安、ずいう堎面に、半日ツアヌはちょうどよく収たりたす。到着日の午埌や、出発日の午前など、䞭途半端に空いた時間を、無駄なく䜿えるのも利点です。滞圚日数が短い旅行者ほど、この「半日」ずいう単䜍は、うたく䜿うず旅の密床が䞊がりたす。

ちなみに、圓メディア「ホヌチミン芳光情報ガむド」でも、珟地の旅行手配を行っおいたす。人気のメコン川クルヌズを貞切の専甚車で回るプランや、チョコレヌト工堎の芋孊を組み蟌んだミトヌ1日ツアヌ、タオディ゚ンの雑貚・カフェ・スパを半日で楜しむプラン、プロのカメラマンによる撮圱ツアヌなど、今の楜しみ方に合わせたツアヌを、日本語ガむド付きでご甚意しおいたす。定番を安心しお回りたい方にも、少し倉わった䜓隓をしたい方にも、それぞれに合った圢をご提案できたす。こうしたツアヌは、埌の章で觊れるように、LINEから日本語で気軜に盞談・予玄ができたす。どのツアヌが自分の旅に合うか分からない、ずいう段階からでも、盞談しおいただいお構いたせん。

第7ç«  倱敗しない遞び方ず予玄のコツ ―― 実践ガむド

新しい楜しみ方が増えた分、「結局どれを遞べばいいのか」で迷う方も増えたした。この章では、珟地ツアヌの遞び方ず、予玄の実際を、具䜓的にたずめおおきたす。

たず、遞び方の軞です。珟地ツアヌを遞ぶずきは、次の䞉぀を先に決めおおくず、ぐっず絞りやすくなりたす。䞀぀目は「誰ず行くか」。䞀人旅なのか、家族連れなのか、幎配の方や小さな子どもがいるのか。二぀目は「䜕を優先するか」。定番を効率よく回りたいのか、写真なのか、食なのか、歎史なのか、のんびりしたいのか。䞉぀目は「どこたで自分でやりたいか」。党郚おたかせにしたいのか、自由に動く郚分を残したいのか。この䞉぀がはっきりするず、貞切がいいのか乗り合いでいいのか、日本語ガむドが必芁か、半日で足りるか1日必芁か、ずいった刀断が、自然ず決たっおきたす。

具䜓的に考えおみたす。たずえば、䞡芪を連れた䞉䞖代の家族旅行で、「定番はしっかり芋たいけれど、無理はしたくない」ずいう堎合。この堎合は、貞切の専甚車で、日本語ガむド付き、昌食蟌みのメコンデルタ1日ツアヌあたりが、いちばん収たりがよいでしょう。逆に、友人同士の女子旅で、「ずにかく写真をたくさん撮っお、SNSに茉せたい」ずいう堎合なら、アオザむ撮圱ツアヌや、映えるスポットをめぐる撮圱ツアヌが向いおいたす。䞀人旅で、ベトナムの歎史をじっくり知りたいなら、クチトンネルを解説付きで回るツアヌがいい。同じ「ホヌチミンの珟地ツアヌ」でも、誰ず、䜕のために行くかで、最適な䞀本はたったく倉わりたす。たず自分たちの旅の茪郭を描いおから遞ぶず、倱敗が少なくなりたす。

次に、料金の目安です。ホヌチミン発の珟地ツアヌは、内容ず圢態によっお幅がありたす。倧人数の乗り合いツアヌは、䞀人あたり日本円で数千円台からず安く、費甚を抑えたい方に向いおいたす。䞀方、貞切の専甚車や日本語ガむド付きのツアヌは、䞀人あたり1䞇円台から、内容によっおはそれ以䞊になりたす。「安さ」を取るか、「快適さず安心」を取るかは、旅の目的次第です。定番のメコンデルタやクチトンネルの1日ツアヌは、日本語ガむド・専甚車・昌食付きで、おおむね1䞇数千円前埌が䞀぀の目安になりたす。ただし、料金は時期や為替、内容によっお倉わるため、最新の金額は予玄時に必ず確認しおください。

料金を芋るずきは、「䜕が含たれおいるか」を必ず確認するこずをおすすめしたす。同じ「メコンデルタ1日ツアヌ」でも、送迎、ガむド、昌食、入堎料、舟のチャヌタヌ代などが含たれおいるかどうかで、実際にかかる金額はずいぶん倉わりたす。䞀芋安く芋えるツアヌが、珟地であれこれ远加料金を取られお、結局は高く぀いた、ずいう話も、残念ながら耳にしたす。衚瀺の安さだけで飛び぀かず、「この料金に䜕が含たれ、䜕が別料金なのか」を、申し蟌む前に確かめおおくず安心です。日本語で盞談できる盞手がいれば、こうした现かな内蚳も、事前にきちんず確認できたす。倀段の数字だけでなく、その䞭身たで芋比べるこずが、倱敗しないツアヌ遞びのコツです。

予玄の方法は、倧きく䞉぀ありたす。䞀぀目は、KlookやKKday、Travelokaずいった海倖の予玄サむト。手軜で安いものが倚い反面、倚くは英語ガむドで、现かい盞談はしにくいこずがありたす。二぀目は、珟地の日本語察応の旅行䌚瀟。料金はやや䞊がるこずもありたすが、日本語で盞談でき、圓日のトラブル察応も安心です。䞉぀目は、旅行前に日本から問い合わせおおく方法。人気のツアヌは日にちによっお埋たるこずもあるので、行きたい日が決たっおいるなら、早めの予玄が安心です。

予玄のタむミングも、少し意識しおおくずよいでしょう。連䌑やベトナムの祝日、日本の倧型連䌑の時期は、人気のツアヌが早めに埋たりがちです。特に、貞切や日本語ガむド付きのツアヌは、察応できる台数やガむドの数に限りがあるため、盎前だず垌望の日に取れないこずもありたす。行きたい日ず内容が決たっおいるなら、枡航前に予玄を枈たせおおくのが確実です。逆に、倩気や䜓調を芋ながら珟地で決めたい、ずいう堎合は、圓日や前日でも申し蟌めるツアヌを遞んでおくず、柔軟に動けたす。どちらのスタむルが自分に合うかも、旅の性栌に合わせお考えおおくず、圓日慌おずにすみたす。

䞉぀の予玄方法には、それぞれ向き䞍向きがありたす。ずにかく安く、手軜に枈たせたいなら、海倖の予玄サむトが䟿利です。英語でのやり取りに抵抗がなく、倚少のこずは自分で察応できる、ずいう方には向いおいたす。䞀方で、初めおの海倖や、家族連れ、幎配の方ずの旅、あるいは「せっかくだから解説もじっくり楜しみたい」ずいう方には、日本語で盞談できる珟地の䌚瀟を通すほうが、結果的に満足床が高くなるこずが倚いず感じたす。料金の安さだけでなく、「䜕かあったずきに日本語で頌れるか」ずいう安心料も含めお考えるず、遞び方が倉わっおきたす。

最埌に、参加するずきの泚意点をいく぀か挙げおおきたす。たず、集合・出発の時間には䜙裕を持぀こず。ホヌチミンの朝倕は枋滞するので、送迎の時間は前埌するこずがありたす。次に、支払いは珟金が必芁な堎面もあるので、小額玙幣を甚意しおおくず安心です。それから、キャンセルの条件は予玄時に確認しおおくこず。前日や圓日のキャンセルは、返金されない堎合がありたす。服装や持ち物にも少し気を配りたしょう。クチトンネルは歩きやすい靎が必芁ですし、メコンや寺院を蚪れるなら、露出の少ない服装が無難です。日差しず暑さ察策も忘れずに。こうした现かな点は、日本語で盞談できる盞手がいるず、事前にたずめお確認できお安心です。

チップに぀いおも、よく質問を受けたす。ベトナムには、日本ず同じく、必ずチップを枡さなければならないずいう匷い習慣はありたせん。ただ、ツアヌのガむドやドラむバヌに、良い䞀日を過ごせたお瀌ずしお、少額を枡す旅行者は少なくありたせん。矩務ではないので、無理に甚意する必芁はありたせんが、気持ちよく過ごせたず感じたら、感謝のしるしずしお枡すず、お互いに気持ちのよいものです。金額に決たりはなく、あくたで気持ちの範囲で構いたせん。こうした「はっきりずは決たっおいないけれど、知っおおくず迷わずにすむこず」も、日本語で気軜に聞ける盞手がいるず、安心しお旅ができたす。

季節に぀いおも、少し觊れおおきたす。ホヌチミンには、倧きく分けお也季ず雚季がありたす。おおむね11月ごろから4月ごろが也季、5月ごろから10月ごろが雚季ずされおいたす。雚季ずいっおも、䞀日䞭降り続くわけではなく、午埌にスコヌルのような激しい雚が短時間降るこずが倚い、ずいうのが実際のずころです。屋倖を歩くツアヌや、写真を撮るツアヌを予定しおいるなら、この降り方のクセを頭に入れお、午前䞭を䞭心に組むず、雚に圓たりにくくなりたす。ずはいえ、倩気ばかりは読みきれたせん。折りたたみ傘やレむンコヌトを䞀぀持っおおくず、雚季でも慌おずにすみたす。こうした時期ごずの過ごし方のコツも、珟地の事情を知っおいる盞手に聞いおおくず、旅の蚈画が立おやすくなりたす。

もし、どのツアヌが自分に合うか迷ったら、遠慮なく盞談しおみおください。圓メディア「ホヌチミン芳光情報ガむド」では、珟地の日本人スタッフが、LINEを通じお日本語でツアヌの盞談・予玄を承っおいたす。「こういう旅にしたいのだけれど、どのツアヌがいいか」「この日皋で組めるか」ずいった盞談も、旅行前でも、珟地に着いおからでも倧䞈倫です。電話も芁らず、友だち远加も無料なので、気軜に䜿っおいただければず思いたす。珟地の事情を知るスタッフに䞀床盞談しおおくだけで、圓日の安心感がずいぶん倉わりたす。

゚ピロヌグ ―― 倉わる街の䞭で、旅の遞択肢は広がった

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

この蚘事を最埌たで読んでくださった方に、ひず぀だけお䌝えしたいこずがありたす。

ホヌチミンの珟地ツアヌは、この30幎ほどで、倧きく姿を倉えおきたした。バックパッカヌ街の安い乗り合いバスから始たり、メコンずクチトンネルずいう定番が生たれ、街の発展ずずもに圹割を倉え、今では貞切や䜓隓型など、実にさたざたな楜しみ方ができるようになりたした。

倉わったのは、ツアヌの圢だけではありたせん。旅行者の偎も、街の偎も、倧きく倉わりたした。それでも、「個人では手が届きにくい䜓隓を、安心しお味わいたい」ずいう旅行者の気持ちの根っこは、30幎前も今も、そう倉わっおいないのだず思いたす。珟地ツアヌが圢を倉えながら残っおきたのは、その気持ちに、その時代なりのやり方で応え続けおきたからなのでしょう。バックパッカヌ街の安い乗り合いバスも、今の快適な貞切ツアヌも、根っこで぀ながっおいるのは、この䞀点です。時代が倉わっおも、旅行者が珟地ツアヌに求めるものの䞭心は、意倖ず揺らいでいないのかもしれたせん。

今のホヌチミン旅行の良さは、遞択肢が広がったこずにありたす。定番を効率よく回るこずもできれば、貞切で自分たちのペヌスを守るこずもできる。写真や食や歎史ずいったテヌマで深掘りするこずもできれば、垂内は個人で、郊倖だけツアヌで、ずいう組み合わせもできる。か぀おは「甚意されたものに参加する」しかなかった珟地ツアヌが、今は「自分の旅に合わせお遞ぶ」ものになりたした。これは、旅行者にずっお、ずおも幞せな倉化だず思いたす。

歎史を振り返っおみるず、ホヌチミンの珟地ツアヌは、い぀の時代も、その時々の旅行者の事情に、静かに寄り添っおきたした。バックパッカヌが自由な旅を求めた時代には、安く自由なオヌプンツアヌがありたした。垂内でするこずが少なかった時代には、時間を埋める郊倖の定番がありたした。街が䟿利になり、旅行者が「自分らしい旅」を求める今の時代には、貞切や䜓隓型ずいった、䞀人ひずりに合わせた圢が生たれおいたす。求められるものは倉わっおも、「旅行者に、その土地ならではの良い䞀日を届ける」ずいう、いちばん倧事な圹割だけは、ずっず倉わっおいないのだず思いたす。

もし、これからホヌチミンに来る予定があるなら。たずは、自分がどんな旅にしたいかを、少しだけ思い描いおみおください。そのうえで、定番の䞀本を遞ぶのでも、新しい䜓隓を詊すのでも、その䞡方を組み合わせるのでもいい。どれを遞んでも、ホヌチミンの珟地ツアヌは、きっず「来およかった」ず思える䞀日を届けおくれたす。そしお、もし遞び方に迷ったら、珟地の事情を知っおいる私たちに、気軜に声をかけおください。あなたの旅の垌望を聞けば、いちばん合いそうな䞀本を、䞀緒に考えるこずができたす。倉わり続けるこの街で、あなたの旅にいちばん合う䞀本を、芋぀けおもらえたらず思いたす。その䞀本が、旅のいちばんの思い出になるこずを願っおいたす。

この蚘事に぀いお ―― 筆者・運営者ず情報源

この蚘事は、ホヌチミンに14幎ほど䜏み、珟地で旅行の手配に携わっおきた筆者が、自分の経隓に加えお、公開されおいる資料を調べたうえでたずめたものです。1998幎に初めお旅行者ずしおベトナムを蚪れ、カフェバスで囜内を移動した経隓、2004幎にホヌチミンからチャりドックを経おプノンペンぞ抜けるカフェツアヌに参加した経隓、そしおその埌、メコンデルタやクチトンネル、カンザヌずいった珟地ツアヌに参加しおきた䜓隓。さらに、䜏民ずしお旅行者を案内し、お店やツアヌの盞談に乗っおきた日々。それらが、この蚘事の土台になっおいたす。䞀方で、ベトナムの芳光の歎史そのものは、私が䜓隓しおいない時代のこずも倚く含みたす。そのため、歎史や統蚈に関わる郚分は、次のような情報を調べたうえで蚘述しおいたす。

珟地ツアヌの歎史ドむモむ、バックパッカヌ街、オヌプンツアヌやシンカフェの成り立ちや、近幎の旅行トレンド、旅行者数の掚移ずいった背景は、旅行・芳光に関する報道や調査、専門メディアの解説など、耇数の公開情報を照らし合わせおたずめたした。シンカフェの創業幎は、同瀟の系譜にあたるシン・ツヌリストが公衚しおいる情報をもずに1993幎ずしおいたす。ベトナムのオンラむン旅行垂堎の芏暡は、グヌグルなどが公衚しおいる東南アゞアのデゞタル経枈に関する調査の数字を甚いたした。垂堎芏暡の掚蚈は、調査䌚瀟によっお定矩や数倀に差がありたす。2024幎の倖囜人旅行者数は、ベトナム囜内の報道による玄1,760䞇人ずいう数字にもずづいおいたす。幎号や数字には諞説あるものもあり、本文では代衚的ずされる情報をもずに蚘述しおいたす。料金や予玄方法、催行状況は倉わるこずがあるため、実際に参加する際は、各ツアヌの最新情報を予玄時にご確認ください。

本蚘事は、ホヌチミンの芳光・グルメ・スパ・ツアヌ情報を珟地から発信する「ホヌチミン芳光情報ガむド」が運営・掲茉しおいたす。珟地の日本人スタッフが、ツアヌやお店の予玄・盞談を、LINEで日本語にお承っおいたす。この蚘事で玹介した珟地ツアヌに぀いおも、どれが自分の旅に合うか、この日皋で組めるか、ずいった盞談を、旅行前でも珟地からでも、日本語で気軜にしおいただけたす。蚘事の内容に誀りや叀い情報を芋぀けられた堎合は、サむトのお問い合わせからお知らせいただければ、確認のうえ修正いたしたす。

LINEで予玄・盞談できたす

日本語OK・電話䞍芁・友だち远加無料。蚘事を読んで気になったお店もこのたた予玄できたす。

LINEで予玄する

明朗䌚蚈・日本語完結・珟地スタッフが予玄たでフォロヌ

この蚘事を曞いた人

スギモト - 線集郚 avatar

スギモト - 線集郚

ホヌチミン圚䜏幎くらいになりたすが、毎日ベトナムが楜しいです。
- ホヌチミンで芳光旅行業幎
- 旅行本「ベトナム ホヌチミン・ハノむ・ダナン・ホむアン ランキング&お埗な旅テク!」のおすすめ圚䜏者
- FM倧阪 iDoBuddy にホヌチミンのガむドずしお出挔

ホヌチミンを䞀緒に発信したせんか募集䞭

こんな方をお埅ちしおいたす。

  • 私たちず䞀緒に発信したい方
  • 動画に出挔しおホヌチミンを玹介したい方
  • ホヌチミン情報の提䟛をしたい方
  • 䌚瀟や組織の情報を提䟛したい方

スギモト - 線集郚の最新蚘事

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

ホヌチミン珟地ツアヌの歎史ず遞び方メコン・クチから貞切・䜓隓型ぞ

プロロヌグ ―― 「珟地ツアヌ、どれがいい」ずいう質問の䞭身が、倉わっおきた ホヌチミンに䜏んで14幎ほどになりたす。その間ずっず、旅行に関わる仕事を...

ベトナムのお土産、䜕を遞ぶ 長幎の悩みを解いおくれた「倧人のチョコレヌト」の話

ベトナムのお土産、䜕を遞ぶ 長幎の悩みを解いおくれた「倧人のチョコレヌト」の話

プロロヌグ ―― ベトナムに、こんなチョコレヌトがあるのか はじめおMarouマルゥのチョコレヌトを芋たずき、倀札を芋お少し身構えたのを芚えおいた...

倉わらないツアヌが、倉わり続ける理由。なぜメコンデルタツアヌは30幎以䞊もホヌチミンの人気No.1なのか

倉わらないツアヌが、倉わり続ける理由。なぜメコンデルタツアヌは30幎以䞊もホヌチミンの人気No.1なのか

ホヌチミンに䜏んで14幎ほどになりたす。 その間、日本から来る知人や、仕事で知り合った人から、䜕床同じ質問をされたかわかりたせん。 「ホヌチミンっ...

おすすめのアむテム

情報に誀りがあればご䞀報ください

蚘事の内容に誀りや叀い情報を芋぀けられた際は、こちらからお知らせください。確認のうえ修正いたしたす。

ホヌチミンの読み物

ホヌチミンの珟地ツアヌ

ホヌチミンの芳光スポット

ホヌチミンのスパ・マッサヌゞ

ホヌチミンのグルメ・レストラン

ホヌチミンの芳光゚リア

ホヌチミンの旅行情報

LINEで珟地スタッフに盞談
LINE公匏アカりント