ベトナム料理「フォー」の絶対外さないホーチミンの名店４選

１．ベトナムを代表する麺料理 フォー

フォーとは、米粉から作られた平たいライスヌードルを、牛骨や鶏ガラのあっさりしたスープでいただくベトナムの伝統的な麺料理です。スープは数時間かけて煮込まれており、深いコクと優しい味わいが特徴。

日本のうどんやそばに相当するような、ベトナムの日常に根付いた国民食として、朝食、昼食だけではなく、夕食まで１日中、現地の人々に広く愛されています。

フォーのルーツは、フランス統治時代にまで遡り、ベトナム北部で発祥したとされています。その後、フォーはベトナム全土で愛される国民食として定着しました。

お好みで、ライムや唐辛子、ニョクマム（魚醤）、バジル、モヤシなどを加えて自分好みの味に調整できるのも楽しいポイントです。

また、フォーは一日のどの時間帯でも食べられる料理です。朝食、昼食、夕食、そして深夜の軽食としても親しまれ、屋台から高級レストランまで、さまざまな場所で楽しめます。

フォーは、ベトナムでは朝食の定番メニューでもあります。通勤や通学前に、近所の屋台や食堂でフォーをさっと食べていくのが日常の光景。もちろん昼食や夕食としても楽しまれており、時間帯を問わずいつでも食べられる、まさに生活に密着した一品です。

２．フォーの種類と旅行者におすすめの選び方

フォーには主に「フォー・ボー（牛肉フォー）」と「フォー・ガー（鶏肉フォー）」の2種類があります。牛肉フォーは濃厚でコクのあるスープが特徴で、さまざまな部位の牛肉をトッピングとして選べます。一方、鶏肉フォーはさっぱりとした味わいで、ヘルシー志向の方に人気です。

旅行者にとっては、どちらのフォーも親しみやすい味ですが、初めての場合は「フォー・ガー」がおすすめです。香草が苦手な場合でも、ホーチミンのフォー店では自分で野菜を調整できるので、安心して楽しむことができます。また、辛さが苦手な方は、調味料の使い方に注意し、店員に相談するのも良いでしょう。

ホーチミンのフォーは特に香草やライムの酸味が効いているため、日本には無い独特な風味を感じられます。旅行者にとって、フォーはベトナムの独特なスパイスや野菜を味わう絶好のチャンスです。

３．フォーを楽しむためのホーチミンのおすすめ名店

ホーチミン市内には数多くのフォー店がありますが、特に観光客に評判の良い店をいくつか紹介します。

1. Phở Hương Bình - 伝統的な北部スタイルのフォーを提供する老舗。さっぱりしたスープが特徴で、牛肉のうまみを存分に味わえます。

📍https://maps.app.goo.gl/22saCmQEcWsPAtG69

2. Phở Miến Gà Kỳ Đồng - 鶏肉フォーの専門店で、鶏のダシがきいたスープは日本人にも人気。朝食にぴったりの軽い味わいです。

📍https://maps.app.goo.gl/nHx2Qm9EiPoJEbt67

3. Phở Hoa Pasteur - 観光客にも地元民にも愛される人気店で、牛肉フォーの豊富なトッピングが楽しめます。

📍https://maps.app.goo.gl/t3JXuMiSLN2EzaNg9

4. Phở Lệ - スパイシーな南部スタイルのフォーが特徴。辛さが苦手な方は事前に伝えると調整してもらえます。

📍https://maps.app.goo.gl/oGbSDLs24qGoZ4ax8

これらの名店は、観光客でも訪れやすい立地にあり、フォー初心者でも安心して楽しめる店ばかりです。

４．フォーの食べ方のコツとマナー

ベトナム料理には独自の食文化があり、フォーを食べる際にもいくつかのルールやマナーがあります。たとえば、フォーは基本的に箸で麺を持ち上げ、スプーンでスープをすくって食べます。また、卓上に置かれているライムやチリソース、ナンプラーを自分の好みに合わせて加えるのが一般的です。

しかし、旅行者にとって慣れないのは、野菜やスパイスの使い方かもしれません。ベトナムのフォー店では、たっぷりの野菜が提供されることが多いですが、もし野菜を食べたくなければ、使わなくても大丈夫です。

また、フォーを食べ終わった後、スープを全部飲み干さなくても大丈夫です。ベトナムでは、スープを少し残すことが一般的です。

５． 日本でフォーを再現するためのレシピと材料選び

ホーチミンでフォーを楽しんだ後、帰国後にベトナムの味を再現したいと思う方もいるのではないでしょうか。日本でもフォーは簡単に作ることができ、スーパーマーケットやアジアン食材店で材料を揃えることができます。特に、インスタントのフォー麺がすごく便利です。

自宅で作る場合、スープのベースにするのは鶏ガラスープや牛骨スープが最適です。さらに、ナンプラーやライム、香草などの材料を揃えることで、本場のフォーに近い味を楽しむことができます。

また、ヘルシーな料理としても人気が高く、カロリーを気にする方にもおすすめです。

６．フォーと一緒に楽しむベトナムのサイドディッシュ

フォーだけではなく、ベトナム料理には多彩なサイドディッシュが揃っています。特に、揚げ春巻き（Nem）や生春巻き（Gỏi cuốn）は、フォーと一緒に楽しむとさらに食事が充実します。これらのサイドディッシュは、日本人の口にも合いやすく、フォーのシンプルな味を引き立ててくれます。

　また、ベトナムではパン(Bánh mì)とフォーがセットで提供されることもあります。ホーチミンでは、これらの料理を一緒に楽しめる店が多く存在します。

　食のバリエーションが広がるのも旅行の醍醐味ですね。

７． フォーの栄養価と健康効果

フォーは、米粉を使ったヘルシーな麺料理で、低カロリーかつ消化が良いため、健康志向の方にも適しています。特に、フォー・ガー(鶏肉フォー)は脂肪分が少なく、さらに野菜を積極的に加えることでビタミンやミネラルも摂取できます。

また、牛骨や鶏ガラでじっくりと煮込んだスープは、コラーゲンやアミノ酸が含まれており、美肌効果や疲労回復にも役立ちます。旅行中に体調を崩しやすい方や、食欲があまりない方にも、フォーは優しい食事となるでしょう。

（参考： 牛肉麺は美味しくて健康にも良いですが、食べるときにはこれを覚えておかなければなりません。）

８．最後に

ベトナムグルメの代表的な料理「フォー」について、その歴史や文化、ホーチミンでの楽しみ方、さらに日本での再現方法を紹介しました。

ベトナムに訪れた際は、ぜひ本場のフォーを楽しんでくださいね。