ベトナムの朝を体験！ 路上カフェと活気ある街の風景

1. ベトナムの朝の風景

ベトナムを訪れると、多くの旅行者が驚くのは 「朝のにぎやかさ」 です。

まだ太陽が昇りきらない時間から、人々は公園や湖の周りでウォーキングや体操を楽しみ、街角には路上カフェが次々と開きます。

一日の始まりを 健康的かつゆったり と過ごすことは、ベトナム人の大切な生活習慣なのです。

2. なぜベトナム人は早起きするのか？

気候の理由

　ベトナムは熱帯気候で、昼間はとても暑くなります。そのため、朝の涼しい時間帯に運動をするのが最も快適です。

伝統的な生活習慣

　農業社会の時代から「早寝早起き」が生活の基本でした。この習慣は今でも続いており、特に年配の方々に強く根付いています。

心のリフレッシュ

　朝の澄んだ空気を吸い込み、体を動かすことで、気分もリフレッシュし、仕事や勉強に向けて活力が湧いてきます。

本記事では、ベトナムの朝に欠かせない二つの習慣――健康のための運動と、カフェ文化についてご紹介します。

3. ベトナム流の朝活！早起きして運動を楽しもう

ベトナムの公園は単なる運動施設ではなく、人々が集まる活気あるコミュニティスペースです。

主に中高年や高齢者が太極拳、エアロビクス、バドミントンなどを楽しみ、軽快な音楽に合わせて体を動かす姿は公園全体に活気を与えます。

若者は夜型の生活が多いため、朝の運動参加は少なく、自然と公園は「お年寄りの社交場」のような雰囲気を帯びています。

運動の後には、仲間とコーヒーを飲んだり、朝食を共にしたりして交流を深めるのが定番です。

どこで運動を体験できる？

タオダン公園

23/9公園

ニエウロック運河沿い

ベトナム人と日本人の「朝」の過ごし方の違い

ベトナムの朝は活気に満ちていますが、日本の都会では通勤・通学のため慌ただしく、体を動かしたり街角でくつろいだりする時間はほとんどありません。

一方、ベトナムでは朝のひとときを「味わう時間」として大切にし、カフェでコーヒーを飲みながら会話や読書を楽しむ文化があります。これは、日本の効率重視のライフスタイルとの対照的な違いです。

4. 路上カフェ文化

ベトナムの朝を語るうえで欠かせないのが 「路上カフェ」 です。

小さなプラスチックの椅子とテーブル、そして濃厚なベトナムコーヒー。

通勤前に友人や同僚と語り合ったり、一人で新聞を読みながら街を眺めたりする時間は、多くのベトナム人にとって欠かせない習慣です。

◎ ホーチミン1区でおすすめの路上カフェスポット

ドゥックバ聖マリア教会周辺のカフェ: 教会を眺めながら朝の一杯を楽しめる人気スポット。

パスター通り (Pasteur Street) のカフェ: 古い建物を改装したカフェが多く、静かにコーヒーを楽しめるエリア。

グエンフエ歩行者天国 (Nguyễn Huệ Walking Street): ホーチミンの中心にある大通り。週末の夜はにぎやかですが、朝はゆったりとした雰囲気で、路上カフェを楽しめます。

◎ 平均価格

コーヒー（Cà phê sữa đá / Cà phê đen đá）：20,000〜40,000 VND（約120〜250円）

フレッシュジュース：30,000〜50,000 VND（約180〜300円）

軽食（バインミーなど）：20,000〜30,000 VND（約120〜180円）

🥤 飲み物だけでなく、 バインミーやフォーといった朝食 を一緒に楽しめるのも魅力です。

5. 日本人旅行者にとっての魅力

多くの日本人旅行者は、この習慣をとても面白く感じます。

普段は忙しい日本で、朝にこんなにゆったりとした時間を持つことは難しいかもしれません。

しかしベトナムでは、街角の小さな椅子に座り、香り豊かなコーヒーを味わいながら、人々の生活を眺めることができます。

まさに 「ベトナムならではの朝体験」 と言えるでしょう。

まとめ

ベトナムの朝は、涼しい空気の中での健康的な運動、世代を超えたコミュニティの交流、そして路上カフェでのゆったりとしたひとときが一体となって生み出される特別な時間です。

もしベトナムを訪れる機会があれば、ぜひ一度早起きして、この活気と文化を肌で感じてみてください。きっと忘れられない旅の思い出になるでしょう。

このベトナムの朝の体験について、もっと知りたいことはありますか？