【インタビュー】アカデミー賞女優が経営するベトナム料理店とは

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2023年5月16日更新

【インタビュー】アカデミー賞女優が経営するベトナム料理店とは

以前、女優としてハリウッド映画にも出演経験のあるイザベラさん。女優業を卒業した後は、ベトナムでレストランを経営。アメリカ元大統領のビルクリントン氏や同じく政治家のヒラリークリントン氏がそのレストランに訪れるほど、大繁盛していたそう。また、当時お客様の約70%が日本人で、日本に対して深い思い入れがあるとのこと。

そんな、イザベラさんは、今年新たに「Chao Em 」というこだわりのベトナム伝統料理のレストランをオープン。

今回は、そんな女性としての成功を歩んできた彼女の、暖かく深い「想い」を聞いてみたいと思います。

レストラン「Chao Em」について

【インタビュー】アカデミー賞女優が経営するベトナム料理店とは

早速ですが、レストランをオープンした理由を教えていただけますか?

イザベラさん「まず大前提として、料理をするのが大好きだからです。加えて、最近は現代風にアレンジしたものをベトナム料理として提供するレストランも多くなりました。変化するのはもちろん悪いことではないのですが、我が国にはこんなに素晴らしい伝統的な食文化があるので、その本格的なベトナム料理を伝え・残したいという強い想いがあるからです。スローガンであるこの文章、”We make every dishes with passions! (一品一品情熱を込めて作っています!)”にも書いてある通り、すべての料理をこだわり抜いて作っているんですよ」

イザベラさんの情熱と愛情が詰まったレストランなんですね!ちなみに、このレストランの名前、「Chao Em」というのは、何か特別な意味はありますか?

イザベラさん「Chao Em」というのは、ベトナム語での挨拶です。人々が愛情を込めて「こんにちは(Chao em)」と挨拶をするその暖かさを象徴しているんですよ。残念なことに、昔に比べ挨拶をすることが減ってしまった現代ですが、この気持ちのこもった挨拶一つで笑顔が生まれます。それを思い出すためにもこの名前を選びました。

また、壁に写真が飾ってあるでしょう?ぜんぶ見渡してみてください。どれも満面の笑みを浮かべた子供達の写真なのですよ。ここにも「Chao em 」から生まれる笑顔を連想し、みんなが笑顔に包まれるよう願いを込めて飾ってあります」

取材班「子供達の笑顔は本当に素敵ですよね。そして、周りの装飾もとてもマッチしていて居心地がいいですね」

イザベラさん「そうなんです。この装飾は自然に包まれるイメージでデザインしました。本来、人間は自然と共存していましたが、近年は森林伐採などの環境破壊によって、動物だけでなく人類自らの首を絞めているのです。人は自然を愛し尊重しながら共存するのが元来の姿であるはずなので、それを思い出せるように、店内の装飾は木材や竹を使った装飾にこだわりました」

取材班「笑顔と自然、どちらも人間には大切なものですね。それがこのレストランにぎゅっと濃縮されているから、このような素敵な空間が生まれるんですね」

日本に対するイメージを教えてください

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以前のレストランでは日本人が多かったそうですが、日本人に対して何か印象はありますか?

イザベラさん「以前経営していたレストランでは、70%ものお客さんが日本人でした。日本人を満足させるのは難しいのですが、その中で日本人のお客さんは、情熱を注いで作った料理やお店の雰囲気に対し、心から感謝してくれたのです。一生懸命お届けしたものにお礼を言ってくださったその言葉は、本当に暖かく心に染み渡りました。そして、レストランをやる中で日本人の親友にも巡り会うことができたのです。そういうこともあって、このレストランを海外進出する最初の場所は日本だと決めているんですよ。日本もベトナムも、豊かで奥深い文化を持っているところがすごく似ていると思いますしね」

イザベラさんの人生観とは?

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今までいろんな経験をされてきましたが、さらにこれからの夢や目標というのはありますか?

イザベラさん「実現できるかどうかわからないけど、今、私には2つの大きな夢があります。1つ目は、年配の方々が一緒に住らせる大きな家を建てることです。以前アメリカからベトナムに戻って来たときに、ご年配の方々の生活環境がよくないのを目の当たりにし、それをなんとか改善したいと強く思いました。そしてもう一つは、ベトナム全土の文化を凝縮した、人々が一つの場所で文化体験できるような場所と空間を作りたいと考えています。もちろん、どちらの夢を叶えるにしても、多くのの壁を乗り越えなければなりません。夢が大きければ大きいほど、たくさんの困難が待ち受けています。それを全て乗り越えて、ようやく夢を実現させることができますからね」

すごく活動的に動いてらっしゃいますが、その活動のエネルギー源となるもの、人生で一番大切にしていることはありますか?

イザベラさん「実は、いつも頭に置いて意識している文章があるのです。それは、“Give more than take”つまり、自分が受け取るよりも多くのものを人に与えるということです。これを実行できている人になれるよう、常に意識して毎日を過ごしています。その次にいつも考えてることと言ったら、私の娘のことですね!自分の娘を2番目にしちゃったけど、もちろん娘のためなら命をかけてもなんだってしますよ」

日本人へ

最後に、日本人にメッセージをお願いします!

イザベラさん「ベトナムは、豊かな文化がある美しい国です。レストラン「Chao Em」では、このベトナムの美しい文化を、こだわりの空間・安心安全な食材・情熱を込めた料理を通してお届けします。将来は日本の土地で、より多くの日本人にこのベトナム文化のサービスを提供できたらと考えています。日本人のみなさまのご来店を、心よりお待ちしております」

店舗情報

取材の動画

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