みなさんベトナムと言えばコーヒーの印象が強いですよね?この記事ではあまり日本人に知られてないベトナムのお茶の魅力を伝えたいと思います。
Hatvala
住所:2A Đ. Lê Văn Duyệt, Phường 1, Bình Thạnh, Thành phố Hồ Chí Minh
営業時間: 8:00~18:00 (日曜定休)
今回訪れたお店は日本人観光客からも人気のあるお店で、店員さんがとても丁寧に説明してくれます。対応言語は英語、中国語、ベトナム語です。店員さんにお願いしたら目の前でお茶を淹れてくれて、何種類か試飲することができます。茶葉はオーナーさんが実際に現地に訪れて厳選した素材を扱ってるようです。 あと可愛い猫がいます。
ブラックティー
ブラックティーと聞くとあまり聞き馴染がないですが、いわゆる紅茶のことです。今回私が試飲させていただいたのは「Mossy Frog」という銘柄です。ベトナム北部の山岳地帯の豊かな生態系に生息しており世界で最も「奇妙で印象的な」姿をした希少な野生カエルから着想を得て、「モッシー・フロッグ(苔カエル)」と名付けられたそうです。
味は、こんなに後味まで強くて濃厚なブラックティーは初めて!って感じでした。同じ茶葉で5,6回淹れれるそうですが、毎回味が違って楽しめます。
ホワイトティー
日本語では白茶と呼ばれる種類ですがあまり知られてないですよね。ホワイトティーは茶の木から若くて白い産毛に覆われた新芽を摘んで微発酵、そして自然乾燥させて作るお茶です。今回私が試飲させていただいたのは「Floating Cloud」という銘柄です。
海抜1300m〜1400mの高山地帯にある小さな村にある木から細心の注意を払って手作業で摘んでいるそうです。
高地の茶の木は、昼夜の寒暖差が大きいと成長が遅くなり、夜の呼吸が抑えられるため、旨味や香りの成分が蓄積されやすくなるそうです。
実際に現地に訪問した時の資料
味は軽い口当たりなのに深い余韻が口の中で残ってとても美味しかったです。個人的に試飲した中で一番気に入ったのでこのお茶の茶葉を買いました。
ジャスミンウーロン茶
昔からベトナムでは緑茶にジャスミンをブレンドして飲むという文化があるそうで、この種類はHatvalaが独自にウーロン茶とジャスミン茶をブレンドしたお茶です。緑茶ブレンドとは違った個性を持ち、ジャスミン茶の甘味とウーロン茶の渋みが際立ち、杯数を重ねるごとにジャスミンの香りを土台にさまざまな表情が楽しめるそうです。このお茶が日本人観光客から一番人気があるみたいです。
この状態でにおいを嗅がせて貰いました。この時点はウーロンの香りはほとんどせず、強いジャスミンの香りだけでした。
実際飲んでみると、最初の口当たりはジャスミンですが、すぐウーロンの風味を感じて面白い味だなって感じました。
ベトナムといえばコーヒーのイメージが強いかもしれませんが、この記事を通じて、その隣には知られざる奥深いお茶の世界が広がっていることを感じていただけたでしょうか。今回ご紹介した「Hatvala」のような専門店では、個性豊かなベトナム茶を丁寧に試飲し、その魅力を肌で感じることができます。ベトナム訪問の際は、ぜひ一杯の「ベトナム茶」を味わう時間を大切にしてみてください。きっと新しい発見があるはずです!
