ビギナー旅行者必見！ホーチミン旅行で役立つ値段交渉術

幾度となく海外旅行を経験している方も、「ベトナムのぼったくりはひどい」と言います。特に外国人向けの市場は店では、平気で相場の何倍もの値段をふっかけてきて、こちらが押せば大声をあげて威嚇する、そんな理不尽な店員もいるほど。

近年は自治体も重い腰を上げて、ぼったくりをしないように店に通達を出しているらしいです。例えばベンタイン市場は外国人旅行客向けの屋内市場で、現在ではホーチミン旅行のシンボル的存在。そのベンタイン市場は以前まではぼったくりの嵐で、外国人は度々泣かされてきましたが、近年は市場管理者が定価で商品を売る直営雑貨店を市場内に設けたため、旅行客はまずそこで相場を知ることができるようになりました。

しかし、まだまだ値段交渉はどこのお店も必要。

そこで、今回はホーチミン旅行者が知って得する値段交渉術をご紹介します！

値札は気にしない

仮に値札が貼ってあっても、店側としては「これで売れたらラッキー」くらいしにしか思っていないところがほとんど。値段交渉は必ずするようにしましょう。ただし、お店に『FIX PRICE』とあったら、これは『定価』といういみなので、この場合は原則値段交渉はできないと思っていただいてかまいません。

大量購入すれば値引き率もUP！

家族に友人、会社の同僚に上司と、うれしくも？　お土産をたくさん買っていかなければならない旅行者もいます。できればいろんなお店を見て回りたいですが、一つのお店に絞って集中購買してみてはいかがでしょうか。お店側もたくさん買ってくれるお客は贔屓をするので、通常よりも値引き率はアップすることでしょう。

また、この方法のいい点は、通常値段交渉には応じてくれないお洒落な雑貨店であっても、値引きしてくれる可能性が高くなります。ドンコイ通りに建つ（ここは無理だろ）と感じる雑貨店でも、ダメ元で言ってみてください。アオザイを着た美人店員による、素敵な回答をきっと得られることでしょう。

値段交渉は最初が肝心！　ばっさりいこう！

謙虚な日本人は値段交渉においても遠慮しがち。対して値段交渉がうまいのは断トツで中国人。生活の一部に染み込んでいるのがわかります。

例えばＴシャツ一枚の値段が10万ドンと言われた場合、日本人なら「う～ん、ちょっと高いかな……8万ドンにして！」という人が多いでしょう。これが中国人になると、「あんたなにぼってんのよ！　3万ドンにしなさいな！」となります。

しばしば店員と衝突することもありますが、お互い商人魂をぶつけ合うのは旗から見ると非常におもしろいものがあります。もし日本人のように最初に8万ドンを提示してしまうと、言い値で売ってくれても8万ドンで2万ドン（約100円）しか値引きできません。

しかし、中国人のように、最初はばっさりと3万ドンから交渉をはじめれば、お互い歩み寄った結果、5万～7万ドンの間で購入することができるでしょう。5万ドンで購入できたら50%の値引きに成功したということなので、儲けものです。

しかし、実はこれが普通。（こんな額を提示したら悪いかな……）とは決して思わないでください。

簡単なベトナム語で応酬

ベンタイン市場やドンコイ通り、パスター通りといった日本人にメジャーな店では、その多くに日本語が話せるスタッフが常勤しています。ですので、日本語でのやりとりもＯＫ。また、そうでなくとも、電卓を使ってやりとりすることができます。

しかし、ここはベトナム語を知っている体（てい）で交渉に臨んでみるのはいかがでしょうか。

店側は、「おっ、もしかしたらベトナムに住んでいるのかな」とあからさまなぼったくりは避けるかもしれません。

そこで、値段交渉に使える下記単語をちょっと覚えてみてください。もしかしたら交渉が捗るかも。

Mac qua!

高い！

Giam gia duoc khong?

値引きしてくれませんか？

Giam gia di.

値段下げろや

Bot di!

値引きしろや！

相手を楽しませるのも効果的

「お姉さん美人だね！　だからもうちょっと値引いて！」

「おいハンサム。ほっぺにチューしてあげるから半額にまけろや」

こんな感じでフランクな会話で相手を楽しませれば、店員も気分がよくなっていつも以上に値引いてくれることでしょう。

値段交渉もホーチミン旅行の醍醐味の一つ。市場では買い物だけではなく、ここでお伝えした交渉術も実践してみてください。