ベトナムの「お化けの月」と「コーホン争奪」文化体験

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2025年9月10日更新

1. 「お化けの月」とは?

ベトナムでは旧暦7月を「コーホンの月(tháng cô hồn)」と呼びます。民間の信仰によると、この時期は地獄の門が開き、彷徨う霊魂(コーホン)が現世に戻ってくるとされています。

このため、人々は霊を慰めるために供養を行い、平穏と幸運を願います。

ベトナムの「お化けの月」と「コーホン争奪」文化体験

同じ時期に仏教の「盂蘭盆(Vu Lan)」が行われ、祖先や両親への感謝を表す習慣も重なります。つまり、7月は 先祖を敬う心 と 霊を鎮める信仰 が融合した、とても特別な月なのです。

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2. コーホン月に行われる風習

旅先で目にすると驚くような、ユニークな風習がたくさんあります。

コーホン供養(cúng cô hồn)

お粥、果物、お菓子、紙のお金などを家の前に並べ、霊に振る舞います。

紙のお金や紙製品を燃やす

燃やしたものはあの世に届くと信じられています。

放生

魚や鳥を放して徳を積み、家族の平穏を祈ります。

ちょっと怖い禁忌

夜遅くの外出、大きな買い物、笛や鈴の音などは避けたほうがいいと言われています。

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3. 見逃せない!“コーホン争奪”

ベトナムで特に面白いのが「コーホン争奪(giật cô hồn)」と呼ばれる風習です。

供養が終わると、家主はわざとお菓子やお金をまき、近所の人や子どもたちがそれを一斉に奪い合います。これは「霊が喜んで受け取った」ことを象徴し、供養が成功したとされます。

特にホーチミン市のチョロン(中華街)では、この光景を今でも体験できます。賑やかな雰囲気、歓声と笑い声に包まれ、観光客も思わず参加したくなる独特の文化です。

ベトナムの「お化けの月」と「コーホン争奪」文化体験

4. 文化的な意味

信仰的:霊に施しをすることで災いを避け、福を招く。

コミュニティ的:子どもから大人まで参加できる地域の交流行事。

観光的:旅行者にとっては“ここでしか見られない”ユニークな文化体験。

ただし近年は混雑や混乱を避けるため、供養後に食べ物を恵まれない人に寄付するなど、現代的な形に変化しています。

ベトナムの「お化けの月」と「コーホン争奪」文化体験

5. 旅行者へのおすすめ

もし旧暦7月にベトナムを訪れるなら:

ホーチミン市チョロンのコーホン供養を見学

お寺で行われる盂蘭盆(Vu Lan)法要”に参拝

夜市で供え物や紙製品を買ってみる

といった体験がおすすめです。

少し不思議で、どこか人間らしい信仰文化に触れることで、ベトナム旅行はより深く印象に残るものになるでしょう。

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