5年暮らして分かった実体験レビュー
ホーチミンに住んでいると、旅行者の方からよく聞かれる質問があります。
「ダムセンとスオイティエン、どっちがいいですか?」
私はこの疑問に答えるため、実際に2週連続で両方の遊園地を訪れてきました。
ダムセン → 9月13日(日)
スオイティエン → 9月21日(日)
この記事では アクセス方法、料金、見どころ、どんな人におすすめか を、旅行者目線で詳しく紹介します。なお、今回は水上エリアではなく、両方とも「陸エリア」で体験しました。
ダムセン&スオイティエンの基本情報とアクセス方法
1. 「ダムセンパーク」- Dam Sen Park
ホーチミン市内にあり、地元の人々にとって身近な存在のダムセン公園。いわゆる昔ながらの遊園地といった雰囲気で、少し古さを感じるものの、それがかえってノスタルジックな魅力を醸し出しています。
ここは「水のエリア」と「陸のエリア」に分かれていて、絶叫マシンから小さな子ども向けの乗り物まで、幅広いアトラクションが楽しめます。特にウォーターパークは、家族連れに大人気。中心部から車で約45分とアクセスも良く、半日観光にもぴったりです。
アクセスと費用
・ 住所: Đ. Hòa Bình / 3 Đ. Bình Thới, P.3, Q.11, TP.HCM
・ 営業時間: 9:00 – 18:00
・ 移動手段: 中心部からGrab(配車アプリ)を利用しました。片道約150,000VND(約950円)で、45分ほどかかりました。時間帯によって料金は変動します。
ホーチミン中心部から近く、手軽に行けるのが大きなメリット。
テーマパークとしてはコンパクトなので、子ども連れでも疲れすぎずに楽しめます。
2. 「スイティエン公園」- Suoi Tien
ホーチミン郊外にある巨大テーマパーク、スイティエン公園。ここは単なる遊園地ではなく、ベトナムの文化や歴史、そして仏教の思想が至るところにちりばめられたユニークな場所です。
園内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、巨大な龍や亀、鳳凰などのオブジェ。これらはベトナムの神話に登場する「四霊」と呼ばれる聖獣で、それぞれに意味が込められています。
・ 龍(ロン): 力と権威の象徴
・ 麒麟(ラン): 平和と幸運の象徴
・ 亀(クイ): 長寿と不変の象徴
・ 鳳凰(フン): 格式の高さと繁栄の象徴
私が訪れた日はとても暑かったのですが、園内は木々が多く、日差しを遮ってくれるので比較的涼しく過ごせました。ただ、その巨大なスケールには圧倒され、一人で歩いていると少し怖くなるほどでした…!
アクセスと費用
・ 住所: 120 Võ Nguyên Giáp, P. Tăng Nhơn Phú, TP. Thủ Đức
・ 営業時間: 7:30 – 17:00(祝日は開園時間が早まります)
・ 移動手段:
中心部からGrabで片道約200,000VND(約1,250円)、所要時間は約40分でした。
**地下鉄(メトロ)**を利用するのもおすすめです。中心部から10分ほどで、スイティエン駅からは徒歩10分で到着。片道15,000VND(約95円)と、非常に安く移動できます。
スケールの大きさに圧倒されます。文化的な要素が強いので、アトラクション以外にも見どころがたくさんあります。
中心部から少し離れていますが、メトロを使えば安価にアクセスできるのが嬉しいポイントです。
2025年版!最新の入場料とチケット事情
ホーチミンにある2つの人気テーマパーク「ダムセン公園」と「スイティエン公園」。今回は、2025年時点の最新のチケット料金と、私が実際に訪れて分かった、お得に楽しむためのポイントをご紹介します。
ダムセン公園のチケット料金
私はどちらのパークでも窓口で直接チケットを購入しましたが、スムーズに入場したいなら公式サイトでの事前予約がおすすめです。並ぶ時間を短縮できますよ。
【入場料(アトラクションなし)】
・ 大人(1.4m以上):160,000VND
・ 子ども(1m~1.4m):100,000VND
【各種チケット】
・ 単品アトラクションチケット:30,000~50,000VND
・ アイスドームエリア:大人 70,000VND / 子ども 50,000VND
・ フリーパス(入場料+アトラクション+水族館):
大人:300,000VND
子ども:220,000VND
※乗り物や一部のゲーム(射的など)は含まれません。
ダムセン公園では、入場券だけを買って、あとは乗りたいアトラクションのチケットを都度購入する方法を選びました。「本当に全部乗り切れるかな?」と自問し、無駄なく楽しむためにこの方法に。結果として、自分のペースで自由に遊べて大満足でした。
スイティエン公園のチケット料金
スイティエン公園では、より多くの乗り物を楽しむためにコンポーを購入することをおすすめします。単品で買うよりもずっとお得になります。
スイティエンには様々な種類のコンポーがあり、料金は220,000VNDから、全アトラクションが楽しめる790,000VNDのプランまであります。私は、十分な数のアトラクションが含まれていて、なおかつお得感のある330,000VNDのコンポーを選びました。
330,000VNDのコンポーに含まれるアトラクション
・ 入場料(180,000VND)
・ 電車(25,000~40,000VND)
・ スイティエンファーム(無料)
・ ワニ王国&百獣の王の国(20,000~40,000VND)
・ 黄金の宮殿(20,000VND)
・ ジェットコースター(50,000VND)
・ メリーゴーランド / バンパーボート(30,000VND)
・ 空中サイクリング(※私が訪れた日はメンテナンス中で、別のアトラクションに変更されました)
・ フライングボート(15,000~25,000VND)
・ 魔術の城(15,000VND)
・ スノータウン or 魔法の城(30,000~50,000VND)
もしこれらのアトラクションを単品で購入した場合、総額は490,000VND近くになります。そう考えると、コンポーがいかにお得かがよく分かりますね。
ご自身のプランに合わせて、最適なコンポーを選んでみてください。
実際の体験レビュー
ダムセン公園 - 「ぶらぶら歩きながら、景色を眺める」
ダムセンでは、あまりアトラクションには乗りませんでした。 でも、景色を眺めるのは本当に最高だと言わざるを得ません。
公園の中に、可愛らしい小さな動物園があるのには驚きました。 ミニサイズのサオ・カーム・ビエン(サイゴン動植物園)みたいな感じです。
そこには鳥やワニ、シカ、サルなど、さまざまな動物がいます。 特に、ヤギやキリンに餌をあげたり、動物と一緒に写真を撮ったりするような、楽しいアクティビティにも参加できます。
私が気に入ったのは、この動物園がなんと入場無料だということです。 これは本当に、ダムセンの大きな魅力だと思います。
この日、私が唯一選んで乗ったのはモノレールです。 メインゲートから歩いて約5分、右手にモノレール駅が見えます。
このアトラクションは、ダムセン湖、ローマ広場、ナム・トゥ・トゥオン・ウイエン庭園など、公園全体を巡ってくれます。
高いところから、美しい建築物を眺めながら、その後にどこへ歩いて行けばいいか、地図を頭の中で組み立てることができました。
最初にモノレールに乗ることを心からお勧めします。 なぜなら、どこのエリアを観光すべきか、はっきりと把握できるからです。
料金はたったの1人40,000VNDと、充実した景色を堪能できる体験にしては、かなりお得です。
スイティエン公園 - 「たくさんのアトラクションと、たくさんの驚き」
ダムセンとは違って、スイティエンに着いたとき、私は少し戸惑いました。 園内が広すぎて、どこから始めたらいいか分からなかったのです。
幸い、ここには観光用の汽車がありました。 ただ座っているだけでいいんです。 公園を一周してくれ、その間、解説(ベトナム語)をしてくれます。
そのおかげで、それぞれの場所がどこにあるのかをよりよく理解できました。 次にどこへ行くかも簡単に選ぶことができたのです。
たくさんあるアトラクションの中で、私が一番気に入ったのは「ワニ王国 + 動物園」です。 最初に想像していたのとは全く違い、とても清潔でした。 広い池の中には、何百匹もの大きなワニが休んでいます。
一番印象的なのは、ワニ釣りができることです。 釣り竿1本につき、たったの5,000〜20,000VNDです。 餌を投げ込むと、ワニが突然飛びかかってきて食いつくところを目撃できます。 その感覚は本当にドキドキして、「鳥肌もの」でした!
私を一番ドキドキさせたアトラクションは、間違いなくジェットコースターです。
ダムセンのジェットコースターのように激しく回転はしません。 でも、高いところからまっすぐに急降下するだけで、大声で叫んでしまうほどでした。 怖いのに……病みつきになるような感覚です。
また、スイティエンには「願いの木」もありました。
私は大切な家族のために小さな願い事を書き、そこに吊るしました。 この瞬間が、旅をより思い出深いものにしてくれました。 ただ楽しむだけでなく、精神的な意味も感じられたのです。
どちらを選ぶ?
短時間で気軽に行きたい人 → ダムセン
1日中がっつり遊びたい人 → スオイティエン
小さな子ども連れ → ダムセンのウォーターパーク
若者グループ → スオイティエン(絶叫系や映えるスポット多数)
日本人旅行者向けTips
小額紙幣(10,000〜50,000VND)は必須。屋台やゲームに便利。
服装:動きやすい服・靴、帽子必須。スオイティエンは広いため扇子やハンディファンがあると快適。
水分補給:ペットボトル必携。
午前中に訪れる:人が少なく、写真も撮りやすい。
チケットの選び方:ダムセン=入場券+個別課金、スオイティエン=コンボ推奨。
まとめ
ダムセン:近場で気軽に。半日観光やファミリーに最適。
スオイティエン:広大な敷地で丸1日エンタメ体験。若者やアクティブ派におすすめ。
👉 自分のスケジュールと好みに合わせて、ホーチミン滞在中にぴったりの遊園地を選んでみてください。