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 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

by フォン ホーチミン観光情報ガイド編集部
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今ではいろいろなエンターテインメントや新しい遊びがありますが、10〜15年前のベトナムの子どもたちはどんなふうに遊んでいたのでしょうか。

そのころ、私はちょうど5〜10歳くらいの子どもでした。今日は、私の子ども時代の思い出をみなさんに紹介したいと思います。

また、以前の記事でも少し話したように、私はときどき父のふるさとであるクアンチに帰っていたので、都会のニャチャンと田舎のクアンチでの遊びの違いについても話しますね。

ニャチャンの街での遊び

かくれんぼ(Trốn tìm)

この遊びはベトナムだけでなく、世界中で人気があると思います。

家の中に隠れるときもあれば、広い範囲(たとえば近所全体)で遊ぶこともありました。隠れているときのドキドキした気持ちは、今でもよく覚えています。虫を見てびっくりして大声を出したり、お母さんに呼ばれて見つかってしまったりしたこともありました。

ワニゲーム(Cá sấu lên bờ)

このゲームもベトナムではとても有名です。

地面に線を引いて「陸」と「水」を分けます。ワニ役の子が「水」にいて、人間役の子たちは「水」の上を走って一周してから「陸」に戻ります。ワニにつかまるとアウトです。簡単な遊びですが、**5〜7歳くらい**の子どもによく人気でした。

ボードゲーム(Cờ tỷ phú・Cờ cá ngựaなど)

 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

私が一番好きだったのは「Cờ tỷ phú(モノポリーのようなゲーム)」です。中学生や高校生になっても友達やいとことよく遊んでいました。

最初にお金をもらって、サイコロを振って進み、土地を買ったり、運のマスでお金をもらったり失ったりします。誰かが全財産を失うまで遊ぶのがルールですが、だいたい途中で飽きて終わることが多かったです(笑)。

 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

「Cờ cá ngựa(スゴロクのようなゲーム)」も人気でした。サイコロの目で進み、相手のコマを“食べる”とスタートに戻せます。4つのコマ全部がゴールに入ると勝ちです。

凧あげ(Thả diều)

 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

ニャチャンには長いビーチがあり、柔らかい砂の上で凧をあげるのはとても気持ちよかったです。

昔は屋台でたくさんの凧が売られていましたが、今はネットで買う人が増えました。夕日を背に、カラフルな凧が空に舞う光景は本当にきれいで、今でも目に浮かびます。

人形遊び(Chơi búp bê / Gấu bông)

5〜8歳のころ、友達と一緒にぬいぐるみや人形を使ってよく遊びました。

2つの人形だけでも、自分たちでストーリーを作って演じることができました。シナリオは決めず、思いつくままに話を作るのがとても楽しかったです。

学校で裁縫を習い始めてからは、自分で人形の服を作ることもできました。

海で泳ぐ(Bơi ở biển)

ニャチャンの海はとてもきれいで、ほとんど毎日のように弟と一緒に泳いでいました。

泳ぎ方はおじいちゃんおばあちゃんに教わりました。泳ぐたびに少しずつ上手になっていくのがうれしかったです。今はもうしばらく海で泳いでいませんが、次に帰省したらまた泳ぎたいと思います。

クアンチの田舎での遊び

水牛に乗る(Cưỡi trâu)

水牛はベトナムの象徴ともいえる動物です。昔の農業では、田んぼを耕すときに欠かせない存在でした。

 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

初めてクアンチで牛を見たとき、私は5歳くらいで、 水牛の大きな角が少し怖かったのを覚えています。でも、村の子どもたちは小さいころから 水牛に乗って遊んでいました。

最初は怖かったけれど、慣れるととても楽しかったです。 水牛の背中はごつごつしていて、歩くたびに少し揺れます。私は途中でバランスを崩しましたが、幸いおばあちゃんが支えてくれました。

今では農業機械が増えて、 水牛を見ることも少なくなりました。祖父母の家にももう 水牛はいません。

鶏やアヒルと遊ぶ・田んぼで魚をとる

祖父母の家では鶏やアヒルなど、たくさんの動物が飼われていました。私は小さいころ、ひよこを追いかけたり、えさをあげたりするのが大好きでした。

また、田んぼにはカニや貝、小さな魚もたくさんいて、父と一緒に捕まえることもありました。思ったより難しかったけれど、とれたときのうれしさは今でも忘れられません。

村の広場でスポーツをする

田舎の村には、子どもたちが自由に遊べる**大きな広場**があります。

そこではサッカーやバレーボールなど、いろいろなスポーツを思いきり楽しむことができます。とくにお祭りの時期には、試合が開かれてとてもにぎやかでした。時間や料金の心配もなく、みんなが自由に参加できるのがよかったです。

まとめ:昔の遊びの中にある「幸せ」

今の子どもたちはスマートフォンやゲーム機など、たくさんの遊び方を持っています。

でも、昔のように外で走り回って遊ぶ時間は少なくなったかもしれません。

 10〜15年前のベトナムの子どもたちはどうやって遊んでいたの?

私にとって、あのころの遊びはどれもシンプルだけど、本当に楽しくて、家族や友達と過ごしたかけがえのない思い出です。

いつか、そんな昔ながらの遊びをまたみんなでやってみたいなと思います。

この記事を書いた人

フォン ホーチミン観光情報ガイド編集部

はじめまして。
マイ・フォンと申します。
最近、ホーチミン観光情報ガイド編集部でインターン生として働き始めました。日本の文化が好きで、ベトナムの魅力も紹介したいと思っています。

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