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ベンタイン市場とコン・ルア池 (ホーコンルア) が改修完了、2026年ビンゴー(丙午)テトを華やかに迎える
2026年ビンゴー(丙午)テトを前に、ベンタイン市場とコン・ルア池(国際広場)は改修・美観整備を正式に完了し、ホーチミン市中心部に新たな表情をもたらしました。単なる塗装の変更や景観整備にとどまらず、今回の“リニューアル”により、サイゴンを象徴する二つのランドマークは新年を祝う文化的スポットとして再び注目を集めています。
歴史的価値や象徴性、文化的背景を重視する日本人旅行者にとって、これは300年以上の歴史を持つ都市が、過去の記憶を守りながら現代都市として進化する姿を体感できる絶好の機会といえるでしょう。
ベンタイン市場 - 100年以上の歴史を誇るサイゴンの象徴
1912年から1914年にかけて建設されたベンタイン市場は、ホーチミン市で現在も機能している最も歴史ある建築物の一つです。110年以上にわたり、商業の中心地であると同時に、都市の“シンボル”として存在し続けています。その位置づけは、東京駅や東京タワーが東京を象徴する存在であることにも例えられます。
2026年テトを前に行われた改修では、外壁が伝統的な黄色に塗り直され、赤い瓦屋根とのコントラストがより鮮やかになりました。周辺の大通りや広場から見た際の視認性も高まり、建物全体がより明るく印象的な景観を生み出しています。正面広場にはテト仕様のフラワーデコレーションや赤い対句飾りが設置され、休憩用ベンチも整備されました。
南門にある三面時計塔は、観光ガイドやパンフレットでもおなじみの存在ですが、テト期間中は色とりどりの花やアオザイ姿の人々に囲まれ、より一層華やかな雰囲気に包まれます。家族連れや若者グループが記念撮影や動画撮影を楽しむ様子は、新年を迎えるサイゴンの活気そのものです。
市場内部では、ベトナムの特産品、布製品、伝統工芸品、お土産品などが通常通り販売されています。日本人旅行者にとっては、近代都市の中心で今なお息づく伝統市場文化を間近で観察できる、非常に貴重な体験となるでしょう。
コン・ルア池 - 都市の歴史を映すランドマーク
ベンタイン市場からほど近いコン・ルア池(正式名称:国際広場)も、テト2026を前に改修が完了しました。中央の塔は鮮やかな黄色に塗り直され、これまで経年劣化で落ち着いた色合いだった外観が、より明るく現代的な印象へと生まれ変わっています。
高さ約34メートルの五本柱構造は、1960〜70年代の都市建築様式を色濃く残すデザインであり、サイゴンの発展過程を物語る建築的証言ともいえます。構造自体は維持しながら外観を刷新する今回の整備は、保存と近代化のバランスを図る都市政策の一例といえるでしょう。
塔の足元にはテト仕様のフラワーデコレーションが施され、周囲の緑地と調和しながら、コンクリート建築に柔らかな季節感を加えています。夕方になると、若者やカップルがアオザイ姿で写真撮影を楽しむ姿が見られ、都市の中心にありながらも落ち着いた雰囲気が広がります。上空から見ると、半円状のレイアウトと豊かな緑が印象的で、都会の中の憩いの空間となっています。
ホーチミン市中心部で体感するテトの文化
テト(旧正月)は、ベトナムで最も重要な祝祭であり、日本のお正月(お正月・Oshogatsu)に相当します。家族が集まり、伝統衣装を身にまとい、新年を祝う特別な時間です。
この時期、多くの市民が故郷へ帰省するため、市中心部は通常よりやや落ち着いた雰囲気となります。そのため旅行者にとっては、比較的ゆったりと観光や写真撮影を楽しめるタイミングでもあります。
色鮮やかなアオザイ、赤い対句飾り、花々の装飾に彩られたベンタイン市場とコン・ルア池は、都市の歴史と現在、そして祝祭文化が交差する“生きた象徴”といえる存在です。
訪問に適した時間帯と注意点
写真撮影に最適なのは、午前9時以前の柔らかな朝の光、または16時30分以降の穏やかな夕方の時間帯です。建物の色彩やアオザイの美しさがより自然に映えます。
一方で、夜の訪問もおすすめです。ライトアップされた市内中心部は日中とは異なる落ち着いた雰囲気に包まれ、涼しい空気の中でゆっくりと散策を楽しむことができます。
なお、両スポットはいずれもクアック・ティ・チャン広場や国際広場といった交通量の多いエリアに位置しています。道路横断時は十分に注意し、車道での撮影は避け、貴重品管理にも気を配るようにしましょう。
まとめ
2026年テトを前に完了したベンタイン市場とコン・ルア池の改修は、単なる景観整備ではありません。それは、ホーチミン市が歴史的象徴を大切にしながら、次の時代へと歩み続ける姿勢を示す取り組みでもあります。
テトの時期にベトナムを訪れるなら、この二つのランドマークはぜひ足を運びたい場所です。鮮やかな黄色の建物、咲き誇る花々、伝統衣装アオザイに包まれた人々の姿。そのすべてが、サイゴンという都市の歴史、文化、そして新年を迎える喜びを物語っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. テト期間中もベンタイン市場は営業していますか?
A. テト期間中も多くの店舗は営業していますが、一部の店舗では営業時間が短縮される場合があります。訪問前に最新情報を確認することをおすすめします。
Q2. コン・ルア池は夜でも観光できますか?
A. はい、夜でも散策可能です。ライトアップされた雰囲気の中でゆったりと観光できます。ただし、交通量が多いため道路横断時は十分注意してください。
Q3. テト時期のホーチミン中心部は混雑しますか?
A. 多くの市民が帰省するため、中心部は通常よりやや落ち着いた雰囲気になります。観光や写真撮影には比較的適したタイミングといえます。
Q4. 写真撮影におすすめの時間帯は?
A. 午前9時以前、または16時30分以降の時間帯がおすすめです。自然光が柔らかく、建物の色やアオザイが美しく映えます。夜の散策も雰囲気を楽しめます。
