週末特集!カッティエン国立自然公園にバイクで行ってみた
2023年5月15日更新
カッティエン国立公園(Cát Tiên National Park)は、ベトナム南部、ホーチミン市からダラット方面へ150km走ったところにある国立公園です。
今回はそこまでバイクで行ってみた様子と、公園の様子を、レポートします!
カッティエン国立公園って?
面積は約720 キロ平方メートルで、ベトナムに残された低地の熱帯林で最大の面積の1つを保護しています。2001年にはユネスコ「人と生物圏計画(MAB)」に世界で411番目の国際生態保護区に指定され、2005年には国立公園にある「ワニの湿地」が、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されました。国立公園で珍しい野鳥が見られる場所として、バードウォッチングやサイクリングなど自然を満喫できる場所です。また国際生態保護区に指定されており、保護ボランティアや学生なども見受けられます。
公園内はとても広いため、体力に自信のない方には、自転車のレンタルをおすすめします。冷たい水に足をつけたり、森の中を歩いていると大自然のパワーを感じられます。リフレッシュにおすすめの場所です。
カッティエンまでバイクで行ってみた
カッティエン国立公園は、ホーチミン市からダラット方面へ車で約3時間走ったところにあります。
ミエンドンバスターミナルからカッティエン行きのバスが出ていますが、コロナウイルスの影響や、ミエンドンターミナルの移転もあり、運休する事も考えられます。プライベートカーがセオリーかと思います。
しかし、今回私達はバイク二人乗りでカッティエンまでのドライブにチャレンジしてみました。
ホーチミンから正味3時間、休憩を含めて4.5時間くらいの道のり。正直結構過酷です。
ホーチミンから始めの一時間は工業地帯を抜けていくことになります。
トラックがバンバン通り、大気汚染とホコリがすごいので、サングラスか、ゴーグルつきのヘルメット、大気汚染避けのマスクがあったほうが良いです。
その後はだいぶ開けて、緑豊かな道に入っていきます。
何もなくて開放的で、気持ちの良い道です。
標高が高くなっていく分、温度もホーチミンより多少低いのですが、周囲にものが少ない分日差しが強く感じられます。
20~30分おきにロードサイドの街があるので、ガソリン、飲食、売店などの心配はしなくて大丈夫です。
ただしチェーン店は皆無で、冷房がある店も全然見つかりません。コンビニも全然見当たりません。(スーパーがたまーにある程度)
ローカルの売店はたくさんあります。
途中、湖がありました。水上に家(?)があり、かなり東南アジアらしい風景が楽しめました。
ものすごく早く出て、(たとえば5時台出発など)、日が照ってくる10時より前に到着するなら楽だと思います。
私達は7時に出発、ビンズンへの出勤ラッシュをくぐりぬけ、日が照る中の移動になったので、結構過酷でした。
あと、3時間バイクに乗ると、かなりお尻が痛くなるので、こまめな休憩(1時間に1回くらい)がおすすめです。私達はlazadaでお尻にクッションがついたスパッツを買いました。ダイソーなどに売っているクッションでもいいと思います。
それから、日焼け止めか長袖が必須です。同行者は何も塗らないで半袖短パンで運転していたのですが、太ももが真っ赤になって痛いと言っていました……。
カッティエン国立公園の様子
川を挟んだ向こう一体が公園になっており、船で移動します。
船での移動は2,3分です。頻繁に行き来しているので心配はないと思います。
公園の入場料は60,000VNDでした。
公園の営業時間は7時~18時頃です(日の出、日没の時間により変動あり)。公園内はあかりが無く、夜は本当に真っ暗になってしまいます。
私達は、到着日の夜のナイトサファリ、翌日の朝の公園散策をしたので、まず夜の様子をレポートします。
サファリは、ホテルのフロントの人に頼んで予約をしてもらうのがベターです。時間は18:30~とのことでしたが、「18時頃には公園についておいて、置いていかれるかも知れないから」と言われました笑
18時頃に公園入り口に到着し、川を船で渡った後、ここでチケットを購入し、ナイトサファリ用の車が来るのを待ちました。
ちなみにチケットは200,000VNDでした。今回はお客さんが7人集まったので、ちょっと安くなったそうです。2人の時は一人500,000VND、3人以上だと一人360,000VNDになると言われました。
サファリはちょっと高いですがおすすめです!
日本のナイトサファリと違い、普通の軽トラに椅子をくっつけたような車ですが(熊も出るかもと言っていたが、熊が出たらどうなるんだろう……)、中身は本格的。
カッティエンで生まれ育ったというガイドさんが案内してくれました。お客さんは、わたしたちとベトナム人の家族だったのですが、ガイドさんは英語とベトナム語の両方で話してくれました。
ガイドさんがライトをもって、真っ暗の中を動物を探しながらすすみます。
鹿発見。
1時間の中で20回ぐらい、動物を見ることが出来ました。ほとんど鹿ですが、たまにバッファロー、イタチが見られました。リアル・ディズニーランドという感じでかなりわくわくしました。ツアー時間は1時間ぐらいでかなりたっぷり楽しめました。
続いて朝の様子。
私達は7時ごろ行きました。昨日と同じく入場料を払い、船に乗ります。
これ案内なのですが、このマップがかなり見にくく……。表の説明と、裏の地図の数字が一致していなく「??」と思いました。
とりあえず、昨夜のサファリでは左方向に行ったので、今日は右に行くことに。
昨夜のサファリ受付の向かい辺りに自転車レンタルコーナーがありますが、朝早すぎたのか、誰もいなかったので、レンタルを諦めて徒歩で散策しました。
こんなかんじで舗装された道がずっと続くので、歩きやすいです。
鳥、虫、動物の鳴き声がかなり聞こえてきて、本当にいろんな種類の動物がいるんだと感じられます。
また歩道から川べりに行けるポイントが随所にあるので、巨岩に座ったり川に足をつけてひと休みしながらのんびりできます。
小川を渡る道がかなりアスレチックで、緊張しながら渡りました。こうしたところがたまにあるので、ビーチサンダルなどでなく、スポーツサンダルか、トレッキング用の靴でのぞむのがベターです。
私達は6km程度あるいただけですが、ホーチミンの喧騒から離れ、かなりリフレッシュできました。その他、トレッキングツアーやナイトツアーなどもあります。ホームステイやホテルで現地ツアーを探すか、トリップアドバイザーにもいくつかツアーがあるので参考にしてみてください。
カッティエン国立公園・おすすめの持ち物
靴(サンダルじゃないもの。舗装してない道は、ヒルがいるため)
靴下(舗装してない道は、ヒルがいるため)
日焼け止め
長袖、長ズボン(ナイトサファリは寒いため。また、虫よけ、日除けのため)
バードウォッチング目的なら双眼鏡やカメラ・フィールドスコープに三脚など
虫除け
雨具(かっぱ)
(バイクの場合は)ゴーグル、クッション
まとめ
以上、カッティエン国立公園のご紹介でした。
新型コロナウイルスの影響で、遠出がしづらい時期ですが、ホーチミンの喧騒から逃れて自然を味わいたい時に、こちらのスポットはおすすめです!
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