ベトナムのペット事情~ホーチミンで猫を飼ってみた〜

2020年2月19日更新

ベトナムのペット事情~ホーチミンで猫を飼ってみた〜

ホーチミンを観光する人々が驚くことのひとつに、「犬が多い」ということが挙げられます。しかも、大体の犬がつながれていません。

日本ではペットを飼うことは一般的ですし、犬や猫などいろんな選択肢があると思いますが、ベトナムのペット事情は少し異なっています。今回は、ベトナムのペット事情と、私が現在ホーチミンで飼うことになった猫についてお話します。

ホーチミンのペット事情

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ベトナムでは数十年前は、犬や猫は一般的に食用として飼われていました。ペットとして犬が飼われるようになったのは、ここ十数年のことだそうです。それにともない、ベトナム人の間では、犬や猫を食べることに対し抵抗感が高まっているそうです。(まだ犬食、猫食は廃れておらず、ハノイなど北部の年配の方を中心に残ってはいるそうです)。

ペットの種類は、圧倒的に犬が人気で、ついで猫、鳥、魚などが続きます。

犬に対しては、日本と同じく、賢い、忠実などの良いイメージがあるようです。更に最近では、富裕層が、ステータスとして外国の大型犬を飼うこともブームになっているそうです。一番人気はシベリアンハスキーです。ホーチミンに街中にシベリアンハスキーがいると「暑そうだな……大丈夫かな……」と心配になってしまうのですが、確かによく見かけます。ちなみに、先週、サマーカットのハスキーを見かけました。

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犬はこのように最もよく飼われているペットですが、対して猫は、犬ほど人気がありません。猫は、ベトナム語で「貧乏」という言葉と発音が似ているから、などの理由で、昔から悪いイメージが持たれがちだったそうです……昔から家で飼われてはいましたが、ペットとしてより「放し飼いにしてねずみをとらせるもの」という認識で、名前もつけないなど、家畜のような扱いを受けていたそうです。

しかし近年ではペットとして猫を飼うことも広まっています。

急速に経済発展しているベトナムでは、犬カフェ、猫カフェなど、日本のような文化も浸透しつつあります。こちらは、犬カフェ「HACHIKO」で私が撮った写真です。

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この犬カフェは、日本では考えられない密度で犬がひしめいていたのですが、どの犬もとても表情が穏やかで、愛されて飼われている印象がありました。

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ホーチミンのペットの購入方法

ホーチミンでペットを飼いたい場合、「ペットショップで買う」「コミュニティサイトでブリーダーから直接買う」「動物保護団体から譲り受ける」などの方法があります。

ペットショップは、街中でよく見かけるようになっています。ホーチミンのイオンモール・タンフーセラドン店には日系のペットショップがあり、ハスキーや秋田犬などが売られています。

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こちらのペットショップは、犬の生体もグッズも大変充実しており、私もよく行くのですが、猫の生体はまだ見たことがありません。

コミュニティサイトは、「chot tot」という、ベトナム版メルカリのようなサイトがあります。多くの犬猫の引き取り手が募集されていましたが、私はベトナム語が不得手なので断念しました。

動物保護団体は、最近知ったのですが、「A.R.C. Vietnam (Animal Rescue & Care)」という団体が、保護犬や猫の引き取り手を募集しているそうです。

https://www.facebook.com/arcpetsvietnam/

2019年8月、ホーチミンで猫を飼いたいと思い立った私は、ホーチミンのペット通りと呼ばれるle phong hong通りで猫を購入したことがあるのですが、以下でその体験談をお話しします。

ホーチミンのペット通りで猫を買ってみた

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ホーチミンのペット通りと呼ばれるle phong hong通りは、10区、ホテルニッコーサイゴンのちかくにあります。観光客の方はまず行かないエリアだと思います。この通りの、番地で言うと350~400番あたりに、ペットショップがずらっと並んでいる一角があります。(ベトナムでは同業種の店が密集する傾向があり、ここはペットを売る店が10軒近く密集しています)。

並んでいるペットは犬が圧倒的に多く、その次が鳥。猫は、種類も少なめです。

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見ての通り、狭い檻にいろんな猫がいっしょくたにされており、一匹20万ドン(約1000円)程度から売られています。ベトナム人がバイクで乗り付けては、ペット用キャリーバッグですらない大きめの麻袋に犬猫を詰めて、連れて帰っていきます……噂には聞いていたものの、日本のペットショップとはあまりに違う様子に面食らいました……。

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私が気に入った猫はこのグレーの猫で、「ベトナムとイギリスの猫のミックス」と言われ、相場より高い100万ドン(約5000円)で購入しました。(今思うと完全に嘘だと思うのですが、その時は「確かにスコティッシュフォールドみたいな色!」と思ったし、しばらく信じていました……)

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しかしこの猫、家に連れて帰ってから2日後に吐き始め、その後病院に2日入院したのちに死んでしまったのです……飼い始めてから1週間もたたないうちの出来事でした。病院の人いわく、家に来る前から「猫汎白血球減少症」という、感染症にかかっていたそうです。かなり感染力が強く、致死率は80%で、野良猫の死因としてもっとも多い病気の一つとのことでした。ちなみに、病院で会ったベトナム人の人には「その通りの店は良くない。野良猫をつかまえてきて、病気になっても悪い薬を打って、元気なフリをさせて売ってると聞いたことがある」と言われました……。

もしこの記事を読んでいるホーチミン在住者の方で、猫の飼育を検討している方は、この通り以外で購入することをつよくお勧めします。まあ、日本人でこんな通りで猫を飼おうとする人は私しかいないと思いますが……。

病院で引き取った猫

猫を失った悲しみに暮れ、「もうペットはいらない」と思っていた私ですが、一週間もすると、心境が変わってきました。実は、死んだ猫が入院していた際、隣の病室には別な白猫がいたのですが、この白猫も同じ病気にかかり、生還したところだ、ということでした。

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白猫は、元野良猫で、病気だったところを人に拾われたそうですが、拾った人は猫を飼えないため、飼い主を探しているようです。

なんだか縁を感じ、結局私はこの猫を引き取ることにしました。

現在この白猫はとても元気で、7か月になりました。体重も500gから3.5kgにまで成長しました。

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まとめ

以上、ホーチミンのペット事情を、体験談も踏まえてご紹介しました。日本とは大きく異なるペット事情に触れることで、ホーチミンに興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。

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