ベトナム人の飲食文化

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2023年5月16日更新

ベトナムへの旅行者は、何を楽しみにしているのか……。もちろん人それぞれ異なりますが、「食」に関していえば、ある程度共通しているものもあるのではと思います。

「屋台料理の食べ歩き♪」

「現地のベトナム人の生活に溶け込んでローカル食堂で!」

こんなところではないでしょうか。ベトナムの歴史をご存じの方ならば、「西洋風のヴィラでフランス料理を」とお考えの旅行者もいることでしょう。

今回は、ベトナム人の飲食文化に関してご紹介したいと思います!

ベトナム人の朝は屋台からはじまる

ベトナム人は基本朝食は外で食べます。ベトナム人の多くの家庭は共働きで且つ朝が早いので、あまり自宅で料理を作りません。そこで、彼らが毎日朝食をとるのが「屋台飯」です。朝食を抜く方もコーヒーを飲みに立ち寄り、女性はバイン・ミー(ベトナム風サンドウィッチ)、男性はフォーやコムタムスーン(骨付き豚肉飯)を平らげます。日本人は出勤ギリギリまで寝ている方が多い印象ですが、ベトナム人は早起きなので、朝はかなりゆとりを持って時間を過ごしています。

ベトナムの食堂文化

ベトナムではいたるところで個人経営の食堂をみることができます。昼時には多くのベトナム人サラリーマンやOLで賑わうことになります。人気の食堂はブンや皿飯(惣菜を指差しで選ぶ注文方式)です。その理由はなによりも安いから。ベトナム人の平均月収は300~500ドル程度。しかし、近年は年々物価が上昇しています。特にホーチミンの中心部では、毎年10%程度のインフレ率だったころもありました。給料の三分の一は食費にあてるというグルメのベトナム人にとって、食堂は節約できる強い味方。一食100円~150円程度で食べることができます。

ベトナム人にとって屋台とは

旅行者にとっては、屋台はベトナム旅行における楽しみの一つ。屋台料理はレストランでは味わえないB級グルメを楽しむことができます。道端で食べるといった雰囲気も相まって、昨今では屋台は東南アジアの代名詞でもあります。そんな屋台を求めているのは、何も外国人旅行客だけではありません。ベトナム人も若者を中心に毎夜屋台料理を楽しみにしています。屋台料理は一種のベトナミーズサブカルチャーであり、年々その形態や料理の幅も広がっています。

例えば、最近流行っているのが、公園で屋台料理をデリバリーしてもらう形態です。公園のベンチに座っていると、屋台のおばちゃんたちが声をかけてきて、その場で注文することができます。これも数年前まではなかったもの。さらに料理もしかり。

屋台グルメの象徴とも言える「バン・チャン・ヌン」。ライスペーパーを網で焼いて、その上にうずらの卵やひきにく、刻みネギ、マーガリンなどを具としてのせて、二つに折ってできあがる料理。最近はその料理がさらに進化して、ピザ風に仕上がっています。具も海鮮やジャガイモを使って、ソースはチリソースからマヨネーズなどに変わってきています。このように、料理の流行は屋台から生まれ、それをレストランが真似るのがベトナムにおける大きな流れとなります。

ナイトマーケット文化

ナイトマーケットも屋台と同じく、旅行者だけではなくベトナム人も楽しみにしている娯楽スポット。ガイドブックではホーチミン中心部のベンタイン市場周辺のナイトマーケットがよくピックアップされていますが、各エリアに一つは必ずナイトマーケットらしきスポットはあります。ベトナム人はナイトマーケットを重宝していして、旅行先であっても、必ず周辺のナイトマーケットの有無は確認するほど。

ベトナムでお洒落フランス料理を

ベトナムは約100年フランス統治時代を経験しました。フランス領インドシナの象徴でもあり、建築や料理、言葉、習慣など多くのフランス文化はいまでもベトナムに浸透しています。故に、ベトナム人にとってフランス料理はとても身近な存在。フランス系ベトナム人がベトナムでオープンしているフランス料理レストランもありますし、外観がフレンチコロニアルの洒落たレストランも多々見ることができます。旅行者はベトナムとフランスの双方の文化を楽しむことができます。

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