【インタビュー】日本を愛する2人のオーナー「センススパ」

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2023年5月15日更新

【インタビュー】日本を愛する2人のオーナー「センススパ」

ホーチミンの1区にあるマックチブオイ(Mac Thi Buoi)通りは、東西に走るドンコイ通りに対して、縦に横切るドンコイエリアのもう一つのメインストリート。

雑貨店やアパレルショップ、レストランなどが並ぶ一角に建つセンススパ(Sense Spa)は、2014年創業以来日本人を中心とした観光客に支持されている人気のお店。

今回はそのセンスパを経営している、2人の美しきベトナム人女性「ハナ(Hana)」さんと「タオ(Thao)」さんをインタビューしてみました。

二人の女性オーナーが経営する人気スパ

まずは二人のご関係からお尋ねしたいですね

ハナ「私たちとタオは大学で知り合ったのがはじまり。懐かしいねー、もう何年経つんだろ」

タオ「何十年でしょ(笑) 私が一個上の先輩だったんだよねー」

ハナ「大学を卒業してからもか友達関係は続いていて、私たち二人とも日系旅行会社のツアーガイドとして働いていました」

なぜスパをオープンするに至ったんですか?

タオ「ほら、日本人旅行客はみんなスパとかマッサージが大好きでしょ。いつもお客さんにおすすめのお店はどこかって聞かれていたの。そういう質問が多いから、私たちも市内のスパの店舗情報をたくさん調べなきゃいけないでしょ?そうしていくうちに日本人好みのお店が分かって来るから、だったらいっそのこと私たちでスパをやろう!って思ったわけですよ」

でも当時はライバル店もたくさんいたでしょ?

ハナ「うん、当時も今もたくさんいますよね。でも、スパやマッサージ店はたくさんあっても、“日本人向けのスパ”はなかなかないのが現状。だから、日本人客を本位にしたスパをやれば、絶対成功するって自信はありました。あとそれで成功しているスパの経営者からもアドバイスをもらったのも大きかったですね」

日本人向けのスパってどんなの?

ハナ「例えばチップ。日本人はチップの習慣がないから、いくら払えばいいかも、いつ、どのタイミングでわたせばいいかもわからないでしょ?だから私たちのスパでは、全部込みの料金なんです。ほかには接客もそうですね。日本語を話せるスタッフやセラピストをおくのもサービスの一つだし、礼儀正しくするよう社員教育は徹底しています」

タオ「うん、レセプションのスタッフの日本語レベルはかなり大切だと思います。だって、料金やサービスの説明が不十分だったらまずいでしょ。あと、日本人は世界で一番礼儀やマナーを気にする人たちだと思っています。だから、大声を出さない、携帯電話で遊ばないといった基本的だけど多くのスパでは足りていない点にも力を入れているつもり」

日本人はやっぱりそういう印象なんだね

ハナ「私もタオも大学で日本語を専攻していたから、在学中はずっと日本語とか文化、習慣を勉強していました。ユーチューブとかで日本文化を紹介する動画もたくさん見たし、ドラマもね。だから日本人がどういう性格の人たちかは分かっていたし、実際たくさんの日本人と会って話したけど、イメージとそう違いはなかったよね」

タオ「そうねえ。みんないい人。優しくて真面目で。あと時間はきっちり守りますね。これってツアーガイドにとっては一番大事(笑)」

じゃあスパをオープンしてすぐにお客はたくさん来たんだ?

ハナ「えっと、確か最初半年くらいは少なかったかな?」

タオ「うん、たぶんそのくらい。ここってドンコイエリアの真ん中だから家賃がン十万するでしょ?だから毎日何度も帳簿を確認してお客さんの数かぞえてたよね」

ハナ「その内来るっていう自信はあったけど、やっぱり当時は不安だったねえ」

タオ「でもその期間に腐らなかったのは大きいと思います。お客さんがいないときでも、やることはたくさんありますから。例えばスタッフに日本語を教えたり、サービスとは何かを教育したり……」

苦を乗り越えて今があるんですね。一番うれしかったことは?

ハナ「やっぱりお客さんから褒められたときですねえ。“また来るよ!”って本当に来てくれたときは嬉しいなあ」

タオ「旅行中の3日間毎日来てくれた日本人のおじさまもいましたね!」

ハナ「いたいた! あと、“また来年来た時に寄るね”って言ってくれたお客さんがいて、本当に1年後に日本のお菓子のお土産持って来てくれたんだよねえ」

タオ「日本人は約束を守るって本当ね(笑)」

じゃあ、最後に。これからの展望を教えてください

ハナ「いまは日本人の比率は70%くらい。残りは外国人とベトナム人のお客さん。でも、このセンススパは日本人のお客さんのために作ったから、今よりもっと日本人客の比率を増やしたいです」

タオ「理想は80%くらいかな?」

ハナ「90%よ♪」

タオ「そんだけ来てくれたら嬉しいね~」

ハナ「あと、もっとサービスをよくしたいですね。ロビーにパソコンを置いてビジネスセンターにしたり、カフェやツアーデスクを置くのもいいかも」

筆者「夢がありますね!」

ハナ「夢があるからスパを続けられるんですよ」

タオ「♪」

おもてなしを心得たセンススパに訪れて

ドンコイエリアの中心に佇むセンススパは、2014年オープン以来多くの日本人客に支えられているのが分かりました。それも、ハナさんとタオさんの『日本愛』の賜物によるものではないでしょうか。観光や出張でホーチミンにやってきた際は、二人が待っているセンススパへ立ち寄ってみてください

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